グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ

制作 : 仲達志  池村千秋 
  • CCCメディアハウス
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レビュー : 107
  • Amazon.co.jp ・本 (632ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484111162

感想・レビュー・書評

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  • 読み応えのある楽しい本だった。  Googleの黎明期から現在に至るまでの歴史が描かれている。 かつてマイクロソフトやアップルがガレージから始まったのと同じ様にGoogleもハーバードの学生寮から始まった企業だったんだ。   カリスマ的な創業者の強くゆるぎない意思とポリシーがここまで会社を大きくしてきたのは、この3社に共通項だし、 アメリカの企業、起業文化の典型的なモデルだと思う。 まだまだアメリカの優秀な企業化精神は世界を変えてゆくドライビングフォースが健在だと感じた。
    かつて日本にもこのような会社はあったと記憶しているが今はもう影も無い。

    しかし、Googleもここまでの成長の過程では、常に失敗を繰り返し、数多くの企業買収を行い、世の批判にさらされて長く苦しんでいたことも初めて理解できた。 しかし、創業者の強い理念があったからこそ そうれでもこうして生き残りさらに強くなってきたのだろう。

    しかし、起業して10年が過ぎ、感度が鈍り始めているという事実にもなるほどと思った。 チャンスがあったにもかかわらず、情報検索に没頭し続けるあまり、ソーシャルネットワークの重大性を見逃し、FACEBOOKに道を
    ゆずってしまったのは、最大の失敗であったと言う。 大企業病にならず、いつまでも、起業精神をたもって世界最先端の企業であり続けて欲しいと感じた。

    世界でもっともコンピューターを製造している企業でもある。 巨大なデーターセンターが世界各地で稼動している事実。

    サーゲイブリン、エリックシュミット、ラリーペイジ、、忘れたくない名前になった。

  • 超大作。読むのは大変だがGoogleについて多くのことを知ることができた。

  • ついに読了!600ページ超ということでなんかうだうだしてたら読むのに2,3週間かかってましたw
    書評を書くのはめんどすぎるので、振り返りも兼ねて線を引いたとこだけめもっときます!(線が引けない状況で読んだ部分も多いのでそのへんは割愛。ああ絶対これ読み直さなきゃ・・・)


    ▼グーグルが目指す世界について

    ・非公式な社是である「邪悪になるな(Don't Be Evil)」からもわかるように、グーグルは道徳的に正しく有りたいと常に公言してきた。だが同社のテクノロジーがもたらす結果がプライバシーと人権を侵害する可能性については、完全に盲点になっているようだった。 ユーザーに奉仕するために計画していた巨大な人工知能による知識集積活動が私たちの生活や生き方そのものに予測不可能な結果をもたらすという矛盾が表面化しつつあった。

    ・ラリー・ペイジの言葉「よりよい世界をつくるためには、発明以外にも多くのことに手を染める必要がある」

    ・セルゲイブリン「グーグルには人間と同じくらい賢くなってほしい。ユーザーが質問を思いつくのと同時に答えが帰ってくるのが理想だ」

    ・検索結果に対するゆーざーの行動を逐一トラッキングすることで検索エンジンの改善ポイントを見つける

    ・ユーザーが単語のスペルを間違えた後で検索をやり直すプロセスを分析することでグーグルは独自のスペルチェッカーを開発


    ▼グーグルの企業文化について

    ・モンテッソーリ教育の影響
    ⇛前提を疑う
    ⇛自分で試す、考える

    ・規律は自由な環境で習得されなくてはならない。規律を学んだ個人とは、まるで不自由なヒトのように口をとざすことを強制されたり、全身が麻痺したヒトのように自ら動く意思を封じられた人間のことではない。そうした個人は規律を施されたのではなく破壊されたのだ。規律を知る個人とは完全に自らの意思にしたがって行動できる人間に事である

    ・人材の採用ではその人に関する情報はすべて参考にする

    ・グーグルの社訓をまとめたキャンベルは、会長を務めていたインテュイットでは社員を何人か集めて、会社の内外で共有できる企業理念や価値観をまとめさせた(事業が先、理念が後 なとこがポイント)


    ▼グーグルのビジネスについて

    ・スピードがあがれば利用頻度が増えることがあきらかになっている

    ・コストを話題にしない。投資回収率も論じない。人材確保の可能性とユーザーにとってのメリットを考える(中国進出)

    ・中国の市場調査に1年かけた

    ▼今後

    ・facebookに抜かれてから、一般企業のような企業文化が出始めてきた

  •  グーグルの創業からアドセンス等の収益モデルの確立、クラウドビジネスの展開、アンドロイドのローンチ、中国撤退問題、フェイスブックの追撃に至るまで、豊富なエピソードを盛り込んだ良書。特に中国撤退
    問題を巡る第6章は特に興味深いものがあった。過去の類書のエピソードなども盛り込み、決定版的な書物になっている。一読をお薦めしたい。

  • もはや、日常生活になくてなは始まらないGoogle。
    あまりにも大きく、広範囲な事業・サービスのために雲をも掴むような会社であるが、本書以上にその創世から今日までの内情を詳しく述べた本はない。

    Appleの製品開発秘話とスティーブ・ジョブズの物語のような、「モノ」としての実感が身近なモノで感じないため、いまひとつサービス中心のGoogle物語は身近なもに感じられない面もあるが、本書は膨大なグーグラー達へのインタビューを元にスリリングなこの会社の野望を明らかにしていく。
    630ページに及ぶ大著だが、ありとあらゆる領域に広がっていくGoogleのサービスを巡るストーリーは読者を飽きさせない。

    「真の意味での失敗はひとつしかなく、それは野心的な課題に挑戦しないことだった。」
    「彼らの目標は、膨大な量のデータを集め、自動学習アルゴリズムによってそれらを処理し、人類全体の脳を補強するコンピュータのような「知性」を開発することだった。」
    「彼は言った。「僕たちはグーグルがみんなにとって、脳の3番目の大脳半球のような存在になってほしいと考えている」」
    「結局のところグーグルは、成功へのいちばんの近道は世間一般の常識では不可能とされていることを実現してしまうことだという前提で創立された会社なのだ。それは、史上空前の技術的飛躍が起きている現代においてまさに理想的な前提だった。「『不可能』の地平線がみるみるうちに遠ざかっていくのは本当にすごいことだ」とスランは言う。」
    「大きなインパクトを与える仕事に取り組む人が少なすぎるように思う」と彼は言った。「みんなが失敗を恐れて野心的なことに手を出そうとしないからだ。それに技術的な解決策、とりわけコンピュータにどれだけの力があるか、皆、理解していない」

  • #009 グーグル ネット覇者の真実
    どこかのブログでオススメされたので勢いで買って、全600ページのすーぱーボリュームにびくびくしながら読み始めてみると・・・ちょう面白い!創設からビジネルモデルが組み上がるまでのスピード感、手に汗握る数々の挑戦、そしてfacebookの出現による追われる立場から追う立場への苦境。映画や小説よりよほど引き込まれるドキュメンタリーでした。著者はグーグル社内で初めて内部事情を詳しく取材されることを許可されたジャーナリストだそうで、創業者2名の名前だけが注目されがちな中で、サービスを開発した社内の数々の天才たちにもしっかり焦点が合っており、それがリアリティをよりいっそう際立たせている。実はこの手のグーグルドキュメンタリーは初めて読んだので他の作品と比較はできないのだが、それをさっ引いてもオススメの一冊。誰か映画化しないかな。

  • キーワード
    ★アルゴリズム
    ★邪悪にならない
    ★トロイカ体制
    ★モンテッソーリ教育
    ★技術革新、自由
    ★オフィスの自由さ
    ★大胆不敵

    内容が濃いです。

  • Google がもがき苦しみながらも疾走し続ける様子を克明に描いたルポルタージュです。

  • ずっしり重たい600ページ超

    リュックに入っていても背中から存在を感知できるし

    長時間読んだ後もまだまだ残りがあることに安心できる

    そんな数週間を過ごすことができた作品

    グーグルについて,すごく内側から,説明・記述してくれます.

    -my bookdarts-
    「サポートがないことが気に入らなかったり、誰かと直接話をしたいと思うこともあるかもしれない。だからと言って利用をやめたりする?より優れた製品をつくり出している限り、サポートは差別化にはならない」

  • 600ページ強もあるのでかなりのボリュームがある。
    しかし内容はかなりおもしろいため途中で飽きることはなかった。
    創業者のペイジ、ブリンを含め登場人物も多く、Googleのサービスがどのように開始され、どのような考えで提供されているのかが具体的かつ詳細にわかる。「Google秘録」がこの本の要約に感じるくらいであった。
    ただし、テーマごとに章立てされているためページを進めたときに時間が前後することがあり、慣れるまで少しとまどった。個人的には6章の中国関連がおもしろかった。
    Google+も開始され、追う立場としてどのように展開するか今後も楽しみである。

  • googleの創業からの歴史が一冊でわかる本。厚くて、コンピュータ用語たっぷりで難しかったが、あれだけのチャレンジングな企業も、大企業病的な症状に陥ったことにも驚いた。
    最近は、巨大になりすぎて国際問題や訴訟問題などで大変そうだが、検索、広告、クラウド、携帯市場で次々に成功していて、次の動きが楽しみ。

  • メチャメチャ面白かった。やはりベンチャーなら、世界や社会に変革をもたらすことを仕事にしないとね!

  • 他のグーグル本が検索と広告ぐらいしか扱っていないのに対し、ブックサーチやアンドロイド、中国問題と幅広く、大部のわりにはすんなり読める。

    グーグルの成功は、ともすればページランクに帰されることも多いが、検索アルゴリズム自体も日々改善を続けていることや、並列化、冗長性を十分にとり、最初からスケーラビリティについてよく考えられていたことなどがよく分かる。よく話題になる20%ルールについても、完全な失敗というのはめったになく、何かしら残るので無駄ではない、という考えが根底にあるようだ。

    製品自体が優れていればサポートがないことは差別化にならないというやや独善的な信念、最近では中国問題でややミソをつけたことに加え、グーグルの強みの根源であったマシン主導でアルゴリズムを絶対視する文化というものが、主観を重視するSNS革命の時代を乗り切れるのか、興味は尽きない。

    ・ホットドッグという検索語がきたばあい、それが煮えた犬でないことは予めホットドッグという単語が野球場などと同じ文脈で使われることを学習しているため正しい検索結果を返すことができる

  • Google秘録に匹敵するGoogle本。
    Googleに個人情報取られても、政府が国民総背番号制を引いても、実質的な問題は起こらない我が身としては、Googleが多少邪悪だったとしても困らないが、アウン=サンなら困るだろう。難しい問題である。

  • 「原書は、米アマゾン担当者が選ぶ2011年ビジネス部門の第1位!」(アマゾン)
    ついにベールを脱ぐGoogleの裏側!
    2011年で最高のノンフィクション!
    Google社員も驚愕する脅威の技術進歩と際限なく増殖し続けるデータはどこへ向かうのか!

  • 今や知らない人いないであろうインターネットの巨人Googleの設立から今までを丁寧に描いた一冊。

    その成功の原因の一つは優秀な人材の獲得。
    この本で書かれているように創始者のラリー、サリゲイの二人は共に優秀で非常に魅力的な人物である。(問題もあるが)
    それに惹かれてさらに優秀な人材が集まっていく。
    またGoogleが解決しようとする問題は常にハードルが高い。
    つまり一流の人間が取り組むにふさわしい問題をGoogleが提供しているのも重要だろう。

    もう一つは徹底した理想主義。
    今ある技術にとらわれず、こうあるべきというのを常に考えそれを実現するために努力していく。
    Googleが世に送り出した技術も常にこの考えのもとに生み出されている。

    最近ではfacebook等SNSの台頭でその地位が危ぶまれていると言われるが、今後も魅力的なサービス、魔法のようなテクノロジーを生み出していってほしい。

  • データを偏重し、物事を論理的にすすめるカルチャーのGoogle。検索分野、広告分野での成功の後、クラウドへの進出、モバイル業界への介入、アンドロイドの買収、そして、グローバル化する中で国内外の政府との攻防、それでも未来を見続けて次に進もうとする無邪気さ。サーゲイとラリーという二人はほんとに本物なんだなとわかる。
    ソーシャル系ではうまく波に乗れていないが、
    ”アルゴリズムを絶対視するグーグルの遺伝子は、ソーシャルネットワーク革命にうまく適応できないのではないかという見方を退けた”
    とまだまだ強気。
    この先、インターネットの覇者として、なにをしかけてくるのか、本当に楽しみ。

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