グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ
- CCCメディアハウス (2011年12月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (632ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484111162
感想・レビュー・書評
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技術の説明もおかしなところがなくて、ちゃんと理解して書いてるのがよくわかる素晴らしいノンフィクション。同時代の物語を堪能した。
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まさしくGoogleの決定本。
前半は広告の仕組みやアイデアがこれでもかと紹介され、うっとおしいくらいですが、後半のリストラや中国撤退の一部始終に代表されるGoogleの苦悩は目を見張る面白さ。
エピローグのGoogleが直面する「追われる立場から追う立場」も大変興味深いです。 -
ググル先生の伝記って感じの本だね。面白かった。そして、ググル先生強力すぎる。
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分厚くて読み終えるのに時間がかかったけど、読んで良かった。
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「もし」を語ってもどうしようもないけれど、GoogleがもしAdsenseを開発しなかったら、こんなに資金に恵まれることもなく。こんなにサービスを打ち出しまくることもできなかったと思う。
資金は置いておいても、社員のポテンシャルの高さがすごい。
新しいことを始めるときに、当然問題が発生する。でもGoogleのエンジニアらは次々と解決策を生み出す。
新入社員であっても、責任のある仕事を任され、見事にこなしていく。「まっさらなまま入社して、何年もかけて会社が仕立てあげていく」というイメージとは遠い。
社員が流動的に職場を移っていく文化も新鮮だった。
こんなふうに、単に「Googleの歴史」ではなく、働き方まで垣間見ることができるのが、insideからGoogleを書き上げたこの本の功績だと感じる。 -
いままでに出たGoogle本のなかでは一番面白いんじゃないかな。インナーからの取材ってとこがかなりポイント高い。ダブルクリックの買収とか、なぜスカイプを買収しなかったのかなど、Googleの考え方がよくわかる。まあこれだけデカクなってもそのアイデンティティを強烈に人に感じさせられる企業は稀だよね。著者の引き続きのインナー取材をお願いしたい。
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ブックナビに参加。今日はビジネス本が多いテーブルでしたが、他の方が紹介された中で読んでみたい本がいくつかありました。今日も発見の多い回でした。
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グーグルに関する書籍は数多あるが、本書ほどグーグルの起業当初から現在まで、かつ内部まで取材した本はないと思う。
600ページもの大著であるが、途中途中やや退屈。それは、事実に則して話をしているので、淡々と事実を述べている部分が本書の性格上どうしても記載せざるを得ないからである。
さて、グーグルに関して言えば他の書籍を何冊か読めばそれほど新しい事項はないと思う(逆に、この手の書籍を読んでいなければ本書1冊でOKというわけ)。
グーグルは会社自体がエンジニア(グーグラー)主導であり、経済性よりも新規性クールさに重きを置く会社である。
グーグルの素晴らしい点は検索エンジンのアイデアではなく(実際に、同時期に中国人も同じようなアイデアを発見していたらしい)、検索に加え、アドワーズ広告としてビジネスとして昇華させたことではないだろうか。
本書は著者がグーグルの経営内部までインタビューを実施し、リアリティのある言葉でグーグルを取材した結果を詳しく記している。
「グーグルについて」知るには良い1冊である。