グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ

制作 : 仲達志  池村千秋 
  • CCCメディアハウス
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レビュー : 107
  • Amazon.co.jp ・本 (632ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484111162

感想・レビュー・書評

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  • 2013/11/12読了。
    Googleって得体の知れない会社だな、とずっと思ってきた。本書でだいたいの思考原理が分かった。
    この会社の振る舞いが邪悪かどうか、というのが本書のテーマでもあり現代社会のテーマの一つでもあると思う。邪悪かどうかは分からなかったが、結局人間のやることだな、というのは分かった。
    この先、この会社が自分の始めたことで「まさかこんな結果になるとは思いもしなかった」逆に「なぜこうならなかったのか理解できない」と自分で驚く局面は普通にあるだろうな、と。
    シンギュラリティ到達の瞬間はそこに含まれないことを祈りたい。

  • 600ページ超の大作。だが噂や憶測は皆無で、事実を基にしたGoogleの成長と混沌が描かれている。隠蔽主義のGoogleをよくぞここまで調べ上げたなというのが率直な感想。「クラウド」「ビッグデータ」がBuzzwordとして持て囃され、どこか上滑りな印象を受けるのは、その言葉を生み出したGoogle文化にあるのかもしれない。彼らは日々増えるデータと悪戦苦闘しながら、必然性の中でクラウド(Google流だとクラスターですね)やビッグデータという仕組みを生み出してきた。その本質を理解しない日本企業が真似ても上滑りに感じるわけだ。「常識を疑う」「既成にとらわれない」、そして徹底的に考える、その新しい組織体のGoogleがどういう方向に進むのか、YahooやMicrosoftのようにその巨艦が政治や制度に足元をすくわれて輝きを失ってしまうのか、再びペイジ氏がCEOとなったGoogleから今後も目が離せない。

  • 一般的に非常に洗練された企業に見えるgoogleを泥臭くと言うか、人間臭く描く事に成功している。あのgoogleも色々な壁に突き当たり、もがき苦しんでいるのかと思うと、googleに対する親しみもわくし、見方も変わってくる。googleはfacebookに追いかけられていると言うが、全くそんな事はないと思う。ネットを通じて真理というか、厳然とした世界を目指せば良い訳で、所詮学生の出会い系サイトに動じる必要はないはずなのに、オロオロしてしまう所が人間臭い。今の日本の状況を見ると、確かに優秀な若者が起業したりしているが、googleの本質は金儲けではなく、より崇高な物を目指している事を考えると、まだまだセコイというか、目指している物のレベルが低いと言わざる得ない。

  • グーグルという会社を内部に近い立場から克明に記録したドキュメンタリ.
    感じた点は以下の2つ.

    ・会社が大きくなることによるジレンマをグーグルも例に漏れず抱えてきている.
    ・創業者が会社を経営している限り集めた情報を邪悪な目的にはつかわないのでは,と(今のところ)感じる.その点では個人情報を収集することで便利なサービスを出すことには賛成.ただ,2人がgoogleを去った後がとても怖い.

  • 「もし」を語ってもどうしようもないけれど、GoogleがもしAdsenseを開発しなかったら、こんなに資金に恵まれることもなく。こんなにサービスを打ち出しまくることもできなかったと思う。

    資金は置いておいても、社員のポテンシャルの高さがすごい。
    新しいことを始めるときに、当然問題が発生する。でもGoogleのエンジニアらは次々と解決策を生み出す。
    新入社員であっても、責任のある仕事を任され、見事にこなしていく。「まっさらなまま入社して、何年もかけて会社が仕立てあげていく」というイメージとは遠い。
    社員が流動的に職場を移っていく文化も新鮮だった。

    こんなふうに、単に「Googleの歴史」ではなく、働き方まで垣間見ることができるのが、insideからGoogleを書き上げたこの本の功績だと感じる。

  • 面白かったが、長い。600ページover
    ペイジとブリンの人となりが分かったようだった。

  • モンテッソーリ教育

  • グーグルという企業を知ると、理想に突き進むための困難に対する勇気をもらえる

  • モンテッソーリ教育(子どもの自主性を尊重する教育法)の申し子である二人の若き天才が、「世界をよりよくする」という高い理想と、「邪悪になるな」という強力な理念、それに「アルゴリズム至上主義」ともいうべき徹底した合理的・論理的思考をベースに、同様の価値観をもつ天才集団を形成し、優れた検索エンジンと画期的なネット広告モデルの開発により、業界の覇者に上り詰めるまでのサクセスストーリーが前半。

    後半は一転して「追われる立場」となった彼らが、その崇高な理想や理念への拘りがゆえに、中国参入の失敗や相次ぐプライバシー問題、反トラスト法訴訟に見舞われ、ついにはソーシャルネットワークサービスにおいてフェイスブックの後塵を拝するという致命的なミスを犯す姿が、インサイダーの視点から赤裸々に語られる。

    興味深いのは、グーグル自身が「邪悪か否か」というグレーゾーンや、オープン戦略と秘密主義のジレンマ、あるいは「世界中のあらゆる情報を見える化する」という理想とプライバシー問題で糾弾されるという現実とのギャップ、さらには組織の肥大化に伴う「グーグルらしさ」の希薄化といった問題に悩む姿。戦う土俵の次元は違えども、経営の根本が二律背反の解決であることに変わりはない。ただ、ここまで高いレベルで戦い続ける企業は、世界でグーグルしかいない。

  • やっと読み終わった(笑)
    何度か読みかけて、そして挫折して・・・
    インサイダーというだけあって、本当に深いところまで切り込んでいる(のだと思う)。
    何年後かに更に貴重な存在になっているであろう。

    2回目
    確かに・・・

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