- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484122328
作品紹介・あらすじ
俳優やAV女優、日本の財界人から世界のトップ企業までもがアカウントを開設し、新たなマーケティング・ツールとして世界的な注目を集める微博。中国人の「本音」が溢れるこのメディアは、揺れ動く中国社会を映し出し、言論統制のあるこの国で巨大な論壇となった。「微博革命」の期待も高まるが、果たして-。歌舞伎町案内人と新浪東京特派員が描き出す、中国最強のメディア「微博」の真実。
感想・レビュー・書評
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微博と中国の今(となっては少し古いかもしれないが)がよくわかる良書。微信登場後さらに変化は加速しているのは間違いなさそう。
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weiboは畝に会社による自主検閲に任されているかのようだが、その背後には当局からの大きなプレッシャーがある。
蒼井そらのWeiboのフォロワーの4割は女性。AV女優から文化人とかたを並べるようになった彼女にサクセスストーリーを見ているのではないか。
東日本大震災の報道を中国では在日中国人のWeiboからの情報を引用して報道していた。 -
テレビのニュースでも、たまに登場する中国版ツイッターの話。中国のテレビは官製メディアだしネットは検閲があるしで、事実を曲げたり遮断したりで、中国の国民に正しい情報が伝わることは少ないのだが、この微博が登場してからは本音を語り合える場になっているという。また微博が自主検閲を行っているため当局からのお取り潰しも無く、当局側からしても国民のガス抜きとして使っており絶妙な関係を保っており生きながらえているという。4億人の中国人が見るメディアということで、世界的に見てもツイッターより影響があるメディアになっている。
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中国の微博の大きな影響力は今後も注視したい。
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2014年1月23日読了。TwitterもFacebookもネットワークが遮断されておりアクセスできない中国において、「中国版ツイッター」とも言われる「微博(ウェイボー)」サービスとそれを利用する現代の中国人たちの実態と、「中国を変える」ことができるか、その実力と展望について。「微博はツイッターとフェイスブックのいいとこどり」との記述もあるが、「微博」というサービス自身が中国人に好まれるよう絶妙にバランスをとって構築されていること、政府やメディアを信用せず噂話を重視しかつ他者の動向に敏感・議論好きな中国人の特性がSNSに向いていること、経済が好転しつつある中道徳性の欠如・消えない汚職・環境の悪さなど書き込むネタがいくらでもあること、これらのことが微博の規模拡大につながったのだろう。温州の高速鉄道事故や「僕のパパは李剛だぞ」事件など、微薄が中国を変えた、といってよい事件もすでに起きている。私もアカウントだけは持っている微博、もっと使い倒してみようか?
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微博の衝撃 李小牧(著)
TwitterやFacebookは,禁止されている中国。
インターネットが 中国にどのような影響をおよぶのか、
それが よくわからないが すべて 禁止してしまったら
中国の人も 怒るだろう。
中国当局の言うことを聞く Twitterがいる。
飯否が 2007年に 開始されたが
2009年7月5日に ウイグル事件が おこることで
つぶやきが寄せられ,当局は 7月8日に 閉鎖した。
その後 2009年8月に 微博がはじまった。
新浪微博(57%)
腾讯微博(QQ;21%)
捜狐微博 網易微博 がある。
2011年7月23日 浙江省の 新幹線事故。
微博で 状況が報道されて 隠すことができなかった。
当局は
報道検閲、世論誘導、ジャーナリストの取材妨害、
拘束したりする。
2011年2月 中国ジャスミン革命が あまりおおきくなかった。
2011年11月 中国政務微博年 とした。
ステルスマケーティング。
日本で言えば サクラ 的なマケーティング。
本来は 禁止されているが 中国では 違うようだ。
雨の日に コンドーム という宣伝の切り口はおもしろい。
2012年企業微博白書
外国の企業 1060 が登録
アメリカ 208 日本 178。
政治的な発言が 23%。
LEIMOモデル。
如何におもしろく伝えるのか?
それが ポイントとなる。 -
『長恨歌』で劉健一さんノートパソコン使って電子メールで情報集めてる。ぜひ微博(ウェイボー)を!
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ウェイボーが中国で日本以上に発言力があることが理解される。日本のツイッターや2チャンネルとは別物であるということが理解される。比較すること自体が間違いである。ウェイボーを日本人もつかうようになるかももしれない。
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あ
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メディア統制が厳しい中国における微博(ウェイボー)の影響力について力説。
巻頭付近に、微博(ウェイボー)がどういう性質のソーシャルメディアなのか簡単ながら説明がある。
残りの大部分(8分の7位?)は、中国において微博(ウェイボー)を誰がどのように活用し、どういう影響があるか、多数の事例で紹介している。