敏腕ロビイストが駆使する 人を意のままに動かす心理学

著者 : フォルカー・キッツ 畔上司

• CCCメディアハウス (2014年10月30日発売)

作品紹介・あらすじ

人は誰もがまったく同じ考え方をする。その点こそがロビイストのパワーの正体なのである。有能なロビイストだけが活用している心理術。

感想・レビュー・書評

[otioikaさんの感想 · 2016年6月13日]

　著者のフォルカー・キッツ氏は糸を意のままに動かす敏腕ロビイスト…だというが、書かれている内容にいまいち目新しさを感じない。翻訳の問題かもしれないが、文章がやや回りくどい感もある。一番の発見は「ロビイストも普通の人とたいして変わらない」ということぐらいだろうか。社内政治に長けた日本のサラリーマンもドイツではロビイストとして通用しそうだ。
　内容自体が間違っているとは思わないので、興味のある人は読んでもいいと思うが、エッセンスだけさっと読みたければ４章だけ読むといいだろう。
　ブクログだけでなくアマゾンにもコメントがないが、この本、ドイツでは売れているんだろうか？