お金持ちの教科書

著者 :
  • CCCメディアハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484142012

作品紹介・あらすじ

住む場所、移動手段、友達の選び方、見栄の張り方…多くのお金持ちと交流し、自らも富裕層の仲間入りを果たした著者が見出した「お金持ちの真理」とは?お金持ちになりやすいタイプや、絶対的な儲けのテクニックなどない。しかし、お金持ちに特有の「思考パターン」や「行動原理」は存在する。お金持ちのように考え、行動することが、お金持ちへの近道となる。

感想・レビュー・書評

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  • お金持ちと一般市民の定義を明確にしたうえで、
    意識や行動の仕方として何処が違うかを説明している。
    個人的には3,000万以上の金融資産(固定資産ではない)を
    持っている人がお金持ちにあたるのかと思っていたが、
    本書では、上記以外にも固定資産を持っている人も対象にしていた。

    ただ、自己保有の固定資産(マンション等)だけの金持ちでは、
    それほど贅沢な暮らしが出来るとは言いがたいそうで、
    かつ残念ながら日本の金持ちの半分以上はこれに当たる。

    自分も投資については積極的にアプローチしているものの、
    まだまだお金持ちの領域には入り込めていないので、
    (元手が少ないので)
    お金持ちになって自由な時間を得るためにも、
    本業以外の投資活動は継続して元手を増やしたいと思う。

    【勉強になったこと】
    ・お金持ちの定義は金融資産1億円。
     何故なら利回り3.5%で350万/年を得ることになり、
     働かなくても食べていくことが可能となるから。

    ・お金持ちは全て自分のせいにする。
     他人のせいにするようではお金持ちにはなれない。

    ・お金持ちは感謝ではなく、相手にお礼を送る。

    ・会食は有益な情報を得る手段。
     そのための費用を惜しんではいけない。

    ・お金持ちは合理的に物事を考えている。
     必要だから購入するというのが一般的な金持ちの考え方。

    ・マックやファミレスで仕事をすると金持ちにはなれない。

    ・お金持ちになるためには、常にお金の話をすること。
     お金の話を嫌う人は、そもそもお金儲けが分かっていない。
     嫌う人がいれば、今後話さなければよいだけの話。

    ・お金持ちになりたいのであれば都心に住むべし。
     移動時間の無駄である。読書の時間が得られるというが、
     逆に移動時間があるがゆえに必要無い本も読んでしまう。

    ・運も実力の内

    ・投資については残念ながら成功パターンが無い。
     やったもの(つまりは経験したもの)だけにしか、
     投資ノウハウは溜まらない。
     自分なりの成功パターンを見つけることに貪欲になること。

  • ITコンサル、資産運用アドバイスを通じて200人の富裕層にインタビューしたらしい。以下、気付きメモ。

    ・資産3億、年収3000万円がお金持ちとそうでない人を区分する1つの目安
    ・お金持ちにとって食事や飲み会代金は投資
    ・お金持ちは相手に感謝はせず、礼をする
    ・お金持ちの感謝は、才能、健康、環境など
    ・結果のすべては自分のせいと思える
    ・お金持ちは混雑が嫌い
    ・飛行機はビジネスクラス=コストパフォーマンスが高いから
    ・お金持ちは数字に強い人が多い
    ・郊外より都心に済む方が圧倒的に有利
    ・使う側の目線を持っている
    ・マイルールを持つ、生み出す、創りだす
    ・自分の目で確かめる
    ・お金持ち脳は30代前半で決まる
    ・お金の制約が取り払われた時、自分が本当に何を望んでいたのかがわかる
    ・お金で幸せは買えないが、不幸を減らすことはできる

  • お金持ちの人が書いたのではないのがなんだか残念だったけど、
    読み物として、これからちょっと動き出してみようという時には役に立つかも

  • チェック項目7箇所。戦後は国家総動員体制が解かれたが、大企業を中心にその慣行は残っており、最近までそれが続いていた、これが終身雇用の正体である、体力がない中小企業はそれを継続することは不可能であり、結局のところ恵まれた大企業の社員だけが終身雇用という特権を保持することになったのである。急にお金持ちになる人は、たいがいニッチな分野で活躍している人なので、転落も早いのだ。勉強エリート君は基本的に「まじめ」である、先生や親から勉強すればいい生活ができると教えられると、まっしぐらに努力する、しかし、長年の受験勉強に耐えて入った一流企業の給料では思ったほどお金持ちにはなれない、一方で、中卒だが商売で成功した人は若くしてベンツに乗り、ロレックスの時計をしている。お金持ちになれる人は、他人の行動が引き起こした事態や、自分自身の環境などもすべて自分のせいと考えることができる、自分が病気でダウンして損失を出した場合でも、病気になった自分がすべて悪いのである、病気になったときの対応策を構築していなかったのは、ほかならぬ自分自身だからだ。「新しいことは自分も含めて知識がないので、あれこれ考えても意味がありません。何かを人から持ちかけられたときには、その中身ではなく、その人だけをみます。とにかく会って、じっくり話をして、その人がどんな人物か見極めるのでうs。極論をいうと、話の中身はほとんど考えません」。「『電車の車内は書斎だ!』なんて言っていましたが、まるで間違いであることに気づきました。今は会社から10分で家に着きます。すると、買う本の量が見る見る減ってきました。つまり今までは、必要のない本まで大量に買い込んでいたわけです。時間に余裕ができると、かえって無駄な時間が非常に気になるようになりました。結果的に、仕事の効率が上昇したのです」。お金持ちになるためには、人と違うことにチャンレンジする必要がある、うまくいくとわかっていて誰にでもできるようなことなど、ふつうは存在しない、仮に存在していたとしても、皆が争って実行するので、そのチャンスはすぐに消えてなくなってしまうはずだ。

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    お金持ち

  • ・今の会社がダメになってもこれをすれば(戻れば)生活くらいはできるという割り切りも大事。

    ・金持ちの入口は資産1億から

    ・金持ちの分岐点は資産3億で収入3000万

    ・食材も通販を使えば安い

    ・金持ち、怖い人は無意識に対人関係で上になるのでありがとうをよく言う事によりギャップで評判をあげる。立場が下の人間がこのギャップを使うのは逆効果。外見はバカにできない

    ・食事代をケチらない、おごる。飲み会の8割は無駄になるがその後会う価値がないと分かるのは大きな収穫

    ・バス電車を使わずタクシーにするのはカゼなどの感染を防ぐのと痴漢に間違われないのと車内で仕事ができる

    ・ビジネスクラスが1番コスパが良い

    ・つまらぬ者でも外見を飾れば立派に見える

    ・共感からは何も生まれない。自分にない物を持ってる人、レベルの高い人、高め合える人と付き合う

    ・金持ちになりたかったら都心に住んですぐ人に会えるようにする

    ・時給700円なら1時間家でゴロ寝してテレビを見るという行為に700円払えるか?と考える。

    ・悩んでウジウジしてる1時間に700円を払えるか?

    ・社員に「自分は○○の事業を展開して会社に○億の利益をもたらしたい。実現したら自分は○○円報酬が欲しい」と目標を持たせる

    ・余は生まれながらにして将軍である

    ・競争力をつけるには競争するしかない
    ・金儲け能力をつけるには金儲けするしかない

    ・仕組みに興味を持て
    (仕組み本買い漁る)

    ・金儲けの話を露骨に嫌がる人は金を持ってないので分かりやすく判断でき有益な人ではない

    ・説教する年配者は金がないので無視しろ

    ・金持ちは説教などしない

    ・年配者には事実関係だけ聞き今も変わってない普遍的な事を探す

    ・月一で高級店で体験する

    ・経費は感覚が麻痺するから使うな

    ・何度も聞く話には巨大なマーケットやニーズがある

    ・何度も聞く話は真理であるが聞き慣れて行動できないから成功しない

  • 読む価値はない。

    なぜかと言うと筆者が思う金持ち像や、金持ちになる人の行動パターンを記したものだからだ。
    データの記載は一切なく、あくまで筆者の行動圏内の金持ちのパターンや意見をまとめたものである。

  • お金持ちの入口  一億

    資産ベース 3億
    年収ベース 3000万

  • YOUTUBEの両学長の推薦書だったので読んだが非常に良かった。
    真新しいことはないが、よくお金持ちの思考として各所で切り出しで言われていることがまとまっている感じ。

    大枠、考え方は本書を押さえておけばOKなうえ、非常に読みやすい。
    デートの割り勘に合理性がないとか、お金持ちがタクシーやビジネスクラスを利用するのはなぜかとか、身近な例が色々出てきて、理解しやすい。

    投資対効果とか合理性とかに基づいてお金持ちは判断するが、身近な例だとどうか、という感じ。

  • 結局、金持ちになれば幸せって訳でもなく、その立場その立場でのプレッシャーや金を無くす不安などもある。自分は小金持ち位がいいなと思った話。散々、金持ちになるにはの話しといて、最後の章が小金持ちになるための話で現実的でわろた。

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著者プロフィール

経済評論家。仙台市生まれ。1993年東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在、「ニューズウィーク(日本版本誌)」「現代ビジネス」など多くの媒体で連載を持つほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターを務める。著書に『新富裕層の研究』(祥伝社新書)、『戦争の値段』(祥伝社黄金文庫)、『貧乏国ニッポン』(幻冬舎新書)、『縮小ニッポンの再興戦略』(マガジンハウス新書)など多数。

「2022年 『スタグフレーションーー生活を直撃する経済危機』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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