- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484142326
作品紹介・あらすじ
パリに行けば、自分が見つかるの?『フィガロジャポン』好評連載に、書き下ろし「わたしはエトランゼ」をあわせて完結。すべての女性に贈る、10人の物語。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
憂鬱な日常の対極にあるパリに憧れる女性達が、
「えいやっ!」と勇気を出し、夢を叶えるフランス旅行へ。
いざ行ってみれば、人種差別があったり街が汚かったりで幻滅することもあるけど、
自分の枠から一歩踏み出した彼女達は幸せそう。
幸せって結局は自分の内側にあるものなんだよね。 -
装丁が好きで、しおりとしてついている青いリボンがパリって感じでおしゃれだなぁと!
パリを、ただ華やかで素敵ってだけではなく、雨ばかりだったり結構ゴミが落ちている、なんて色々な表情が垣間見えたのが面白かった。
『雨ばっかり』みたいに、誰かの一言で見える世界が全く違ったものになるのは共感しました。
様々な言い訳を越えて、飛行機に乗れた人たちが感じることのできる解放感や風が清々しい最後の話に救われた感じがしました。 -
パリに行ったことがないのに、強烈に惹かれている自分と重なった。コロナも落ち着いたから、絶対に行ってやるのだ!
-
行きたいな、とか。
やってみたいな、とか。
そう思うことは日常にあふれているけど、実際そこに向かって自分は行動してる?って、思わせるね。
行こうと思えば行ける。
やろうと思えばやれる。
本気かどうか。
決めるかどうか。 -
憧れのパリになかなか行けていないそれぞれの女性の人生をまとめた小説。
それぞれの悩みや女性ならではの結婚や子どもを持っている。ただ必ずフランスに行くことを憧れているけどなかなか行けずにいる。
最後は最初に出てきたフランス語学院に通うことにした子がフランスで旅行会社で勤めていて8月のバカンス期間でどこも営業していない中で南フランスだゆったり過ごすプランにそれまで出てきた方々が参加する話。
憧れの海外で暮らすことは他の人にとってはよく聞こえるが、実際その国ならではの合わない部分や気になるところは出てくるので結局悩みから逃れることは出来ない。だが、快適に過ごすこともできるということを言っている気がする。
海外に住んでいたからよく分かるが、完璧な生活を送ることができる国は存在しない。
またヨーロッパならではのバカンスをしっかり取る文化は改めて良いなと感じた。
旅行となるとやりたいことを詰め込んでしまって疲れてしまうが、ゆったり何もしないプランも良いなと思った。 -
様々な想いを抱えた女性たちが、パリへ行くという目的をもち、パリへ行き、自分の人生をなんとかリスタートしてみたい。そんな想いが実行できるのはパリではないかと。四苦八苦しながらも生きていく女性の逞しさは美しいと思った。
-
面白かった!ちょっと身につまされる感じ。何もしない為の休暇に行きたいな。