アイデアはどこからやってくるのか 考具 基礎編

著者 :
  • CCCメディアハウス
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484172040

作品紹介・あらすじ

大手広告会社に勤務する著者が、考えるための基礎力を紹介。その豊富な経験を活かした実践的なテクニックを全48項目でわかりやすく、まとめました。このたった一冊にアイデア発想の基礎が!
本書は発想の基礎編。「考具」を読む前に読んでおくべきサブテキスト。

感想・レビュー・書評

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  • アイデアとその周辺にある概念の関係性(企画、既存の要素)がわかりやすい。全体的に要素を分解して抽象から具体へと説明が進む。個人的に理解しやすくて置いていかれることもない。
    特に、アイデアが企画になるときにイメージする、わがまま→思いやり、というワードが頭に残る。
    なんとなく、明日からアイデアが出せそう、企画にできそう、と思わせられる。

  • 語りかけるような文体で読みやすいものの、実際やるのはかなりヘビーな内容。
    一般向けと言うよりは企画職向けの心構えのような書物かも。

  • 基礎編、となっているが、自分にとってはこっちの方がより重要。
    「アイデアをいかに生み出していくか。」を考えていく上で、この1冊があれば必要にして十分。
    「アイデアとは何か」という疑問に対する回答が、極めて的を得ている。

  • アイデアをだす、出し続ける、20個中1あるかないか…プロの人が普段から取り組んでいるのだから、私は努力が足りないと思った。
    しかも企画に通りそうな案を出そうと躍起になって。なんの捻りもない、一般人が思いつく物がやっとこ出てくる状況。この本を読んで納得しました。
    さぁこれから。

  • 絶版となったアイデアパーソン入門の復刊ということらしい。絶版となったものは多分読んでいて、この本から色々と得たことが多かったので懐かしく読んでみた。

    多分基本は前と変わらずで、著者の言っていることは同感というか、当時アイデア出しってなんだというレベルで読んでいたので、10年以上は経っていてやはり基本は変わらないということに心が震えた。

    Q&Aも追加されたのが多分今回の復刊の特徴。ただ、ワークショップなのか、質問が「正解を求める」ようなものが多く、本書の徒手空拳、トレーニング的な視点とはずれるのでややミスマッチ感は否めなかった。全く駄目ではないが、Q&Aを書くなら著者の話をふんだんにいれて、今も変わってないとする考えを載せたほうがいいという感じ。

    一方で、メタ認知してみると、本書によって、たとえば「たぐる」と書かれているものをどうやれるか。ほるとか、しるとか、おさえるとか、4つくらいあるけどこれはあとがきにもあるけど結局トレーニングしないといけないわけで。さらにいえば、参加者の指摘としてある「スポーツくらい時間がかかる」というので、一般認知が「簡単に出せる」というのを修正するのには意義があるともいえる。そんな簡単に身につくなら、アイデアに誰も困らないという突っ込みをしつつ。

    読み物としてもいいし、じゃあアイデア出してみようということでコツとしてどちらかといえば「やってみる」「すぐ通らなくてもいい」というアイデア的自己啓発としては最適だと感じる。一方でアイデア出しのノウハウなんてあるのか、そのやり方はあるのかというと、著者なりのやり方はあるわけで、その通りなんだけど、これをアイデア初心者がやるとしたら結構きついのだろうとも思った。だからワークショップがあるというか。

    でも、ワークショップをやるなり、独学でやるなり、なんにせよ、練習をしてないと出せないという点で、本書の主張も改めてその通りと思った。やってないと出せないのはその通り。また簡単に身につくものではないのもその通りというわけで。

    アイデアパーソンという概念が分からない人もいるかもしれないが、アイデアを出して何かしらやっていきたい、とふわっと思った方にはおすすめしたいところ。

  • 書いてあること全てが新鮮でした
    他の書籍も読んでみます

  • ブレインストーミングから、企画までの工程について、概念を提示。

    アイデアの出し方、自分の経験をいかにして生かすかなど。

  • 読む前はアイデアって突然降ってくるようなモノだと思っていた。

    けれども意識と行動を変えれば引き出すことができて、湧いてくる仕組みができるモノだと学びました。

    もっと1日の生活でアンテナを張ろうと意識してみます。
    アイデアが欲しいならまずは動く。

  • アイデアについて、方法論にとどまらない考察が素晴らしい。

  • 20170401 新人研修とか、次のステップへの取り掛かりに本の内容を使ってみたら良いかも。頭の使い方にも通じる内容なので、老人の脳トレにもありだと思います。

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著者プロフィール

加藤 昌治:
作家/広告会社勤務
大阪府出身。千葉県立千葉髙等学校卒。1994年大手広告会社入社。情報環境の改善を通じてクライアントのブランド価値を高めることをミッションとし、マーケティングとマネジメントの両面から課題解決を実現する情報戦略・企画の立案、実施を担当。著書に『考具』(CCCメディアハウス、2003年)、『発想法の使い方』(日経文庫、2015年)、『チームで考える「アイデア会議」考具応用編』(CCCメディアハウス、2017年)、『アイデアはどこからやってくるのか 考具基礎編』(CCCメディアハウス、2017年)、ナビゲーターを務めた『アイデア・バイブル』(ダイヤモンド社、2012年)がある。

「2021年 『仕事人生あんちょこ辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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