アイデアのつくり方

制作 : 竹内 均  今井 茂雄 
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レビュー : 788
  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484881041

感想・レビュー・書評

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  •  アイデアの作り方に関する、基本にして奥義。
     本文は、わずか51頁分しかない。しかも、アイデアの作られる全過程ないし方法はたったこれだけ。

    《第一 資料集め――諸君の当面の課題のための資料と一般的知識の貯蔵をたえず豊富にすることから生まれる資料と。
    第二 諸君の心の中でこれらの資料に手を加えること。
    第三 孵化段階。そこでは諸君は意識の外で何かが自分で組み合わせの仕事をやるのにまかせる。
    第四 アイデアの実際上の誕生。<ユーレカ! 分かった! 見つけた!>という段階。そして
    第五 現実の有用性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、展開させる段階。》(54-55頁)

     資料を収集し、分析と検討を加えた後、一度「寝かせる」ために忘れ、あるときひらめいたらそれを形にする。シンプルすぎるくらいシンプルな定式である。
     だが、あらゆる分野でのひらめき・発想というのはほとんどこの過程を経る。言われればその通りなんだけど、これをキッチリできない人も多いのは確か。その意味で「基本にして奥義」。

     すぐ読める本だが、その内容は骨太で本質を突いている。発想法本では引用や言及されることが多い「古典」なので、一読しておくことをオススメする。

  • 分かっているようで分かっていなかったアイデアの作り方。
    この本に書いてあるとおり、普段なにか新しいものを考え出そうとする時に資料の収集は怠りがちである。
    大切なことを改めて気づかせてくれる一冊。

  • 一時間もあれば読んでしまえるが、渉外あなたの心を捉えて離さない本。
    全人間はスペキュラトゥール(新しい組み合わせの可能性につねに夢中になっている)とランチエ(鴨にされる人)の2タイプに分けられるとのこと。今の自分は型にはまった、着実にものごとをやる、想像力に乏しい、保守的な人間で、先にいった投機的な人々によって操られる側の人やなぁ笑でも投機的になりたいとはおもう。
    アイデア作成の基礎となる一般的原理について大切なこと二つ。1つはアイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外のなにものでもないということ。2つは既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性をみつけ出す才能に依存するところが大きいということ。これは単純に自分が好きになったり尊敬したりする人ってそういうのが上手いから気になった。いわゆる例えがうまいってこれやとおもう。具体を抽象化してまた具体化せんと例えれんとおもうんよねー。はー、社会科学勉強して鍛えよ!笑
    特殊資料の概念は大変興味深い!一人のタクシー運転手を独自の人物にするまで研究ってそんなことしてたら1日ずっとおもろいやん笑 一般的資料はまさに好奇心どころか好奇体かな、歩く好奇心レベルの人間なりたいなー、ならなくちゃー。それらがアイデアを産み出す新しい組み合わせにつながるんやってとこを忘れずにね。
    五つの技術は実践には骨が折れそうやからまた必要を感じたときに読み直そうかな。

  • 夢の中でコードの正解が分かるとか、課題が解決しているとか、会社に入ったときによく先輩から何かが降りてくる瞬間の話を聞いた。
    その時はいまいちピンとこなかったけど、この本はその瞬間を明文化して平易に解説している。
    この本を読んでから、私にもその瞬間が訪れたことを自覚することが何回かあった。それは将に、本当に真剣にそのことを考えて、そのあと何か別のことをしていた時だった。

    ただし、逆に言うとアイデアは考える人の下にしかやってこない。
    これは単純かつ真実だ。

  • この短い本にエッセンスを凝縮したところがすごい。

    技術を学ぶ習得する際に学ぶべきは、原理と方法。

    〈アイディアの作られる過程〉
    1、資料集めー当面の課題のための資料と一般的知識の貯蔵を絶えず豊富にすることから産まれる資料と。
    2、心の中で資料に手を加える
    3、孵化段階。意識の外で何かが自分でも組み合わせの仕事をやるに任せる。
    4、アイディアの実際上の誕生。
    5、現実の有用性に合致させるために最終的にアイディアを具体化し、展開させる段階。

    〈デカルトの知的な仕事をする場合に守るべき規則〉
    「明証」注意して即断と偏見をさけることである。
    「分析」自分お研究しようとする問題を、できる限り多くのしかもその問題をもっともよく解決するのに必要なだけの数の小さい部分に分ける。
    「総合」自分の思想をある順序に従って導くのがよい。最も単純で最も容易なものから始めて、次々と階段を上るようにして、複雑なものの認識へと進がよい。それ自体としてはお互いに何の順序もないものでも、ある考えに基づいて順序正しく配列するがよい。
    「枚挙」何お見落としもなかったと確信できるくらいに完全な枚挙と、全体にわたる再吟味をしなければならない。

    ある問題についての本を書くには、その問題に関係した話を約100個集める。一冊あたりは原稿用紙300枚。一つの話題あたり原稿用紙3枚。この断片を蓄積する。

  • 図書館で借りてきて、読みました。解説を読んで、前半部分が理解できました。本を読んだだけではダメですね。実践すべし!

  • 広告業界で有名な本ということで、読んでみました。
    1時間もかからず読み終えることができました。

    大学時代にゼミの指導教官から同じことを言われましたが、すっかり失念していました・・・。
    二度と忘れないように簡単にまとめておきます。

    この本で定義しているアイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである。

    良いアイデアを生み出すためのステップとしては、

    1:関連資料を集める
    2:頭の中で組み合わせを考える
    3:一回頭の中から忘れる
    4:アイデアをつかまえる準備をしておく
    5:アイデアをブラッシュアップする

    となる。

    一番、難しいの関連資料の集め方。
    「サービスの強み」「類似・競合サービス」「ターゲットユーザ」を抑えることが重要。
    言葉にするととても簡単だけど、意外とできていないような気がします。
    忘れないようにしたいと思います。

  • 資料をあつめる→咀嚼する→感性を刺激する

    そういえばコピーライターのマキジュンさんが、
    思いつかなくて思いつかなくて電車のホームで突然思いついたって
    言っていたことを思い出しました。

    アイデアは降ってくるわけではないけれど、
    集めた情報・咀嚼した情報をずっと頭の片隅に置いておくことで
    組み合わさって生まれるのだと。

  • 数十ページの薄さでありながら、筆者の思考が体系化、言語化されており、この本の存在自体が筆者の主張の1つである“原理と方法を知れ”に十分な説得力を持たせている。
    そしてこの本で紹介されているのは原理と、その方法の1部、または読者が方法を見つけ出すための手がかりであり、これを実際に実行しようとしなければこの本を読んだ意味はないのだと思う。そして実行にはかなりの鍛錬が必要とも思う。

  • すぐ読めるけど基本的でとても大事なことが書かれている。

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