アイデアのつくり方

制作 : 竹内 均  今井 茂雄 
  • CCCメディアハウス
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本棚登録 : 6204
レビュー : 777
  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484881041

感想・レビュー・書評

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  • 数年前に職場で受講した企画発想力研修でも紹介されたし、アイディアや発想力養成のための本でもよく名前を目にする本書。
    序文や解説を除いたら50ページ程度、しかしその中に「アイデアのつくり方」が簡潔明瞭に記されています。
    まさに秘伝の書のような趣。

    よく引用されるのは「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせである」という文章ですが、それを生み出すための5ステップもとても重要。
    資料を読んだり材料を集めたあと、自分の中で材料を咀嚼し、こねくりまわしてみる。
    そのあと一旦考えるのをやめて、自分の中で材料たちが化学反応を起こすのを待つ。
    この一旦寝かせるというのが重要なのですね。
    自分の中でいろんなものと交じり合い、いい具合に発酵したアイディアは、意識していないときに突如としておりてくる。
    「ユーリカ!」は待ってるだけではダメ。
    ちゃんと材料は集めておくべし。
    それから、最後にさらりと書かれている「言葉」が大切というのも忘れないようにせねば。

    本書を読んだら、これまで読んだお仕事関係の本に書かれていたことがつながったように感じました。
    それだけ本書の内容がベーシックかつ核心を捉えているということなのだろうな、と思いつつ読了。

  • 人生の50冊 ベスト3

    短い本が秘めている大きな可能性。
    発想法に関する本はたくさんあるが、
    この本の焼き直しか、
    二番煎じだと言えるほどパワフル。

    アイディア=既存 + 既存 の組み合わせ
    組み合わせの多様性がアイディアのオリジナリティを生み出す。
    メッセージはシンプル。

    ただし、これも実践の書であり、
    読んだ後に実行しなければ、読まなかったのと同じ。

    パソコンやネットのパワーを手に入れた人類ならば、
    この本の指摘するアイディア倉庫は
    この当時よりも簡単に創れるはずだが、どうだろうか?

    実践したものだけが、アイディアを生み出すことができる。

  • この本は、今まで読んだ本の中で最も衝撃的で、一生手元に置いておきたい本の一冊となった。

  • (1)概要
    この本は、アイデアを作成するための原理・方法を示すものです。

    この本は、「私たちには生来アイデアを作り出す才能がある」(P25)ことを前提としています。そのため、その才能を伸ばすにはどんな方法があるのかが本著の主眼となっています。

    才能を伸ばすには以下の2点が重要(P26)
    ⇒アイデアの源泉にある原理
    ⇒アイデアを作り出される方法

    (2)原理(P27~31)
    ①アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである。
    ②既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きいこと。

    (3)方法(P32~62)
    アイデア作成には、常に事物の関連性を見つけ出すことが重要であることを心に留めて、その心を使う技術を用います。5つの段階を経てアイデアが作成されると本著は述べています。
    ①資料(特殊資料・一般的資料)を収集する。
    ⇒特殊資料とは、製品と消費者に関する資料
    ⇒一般的資料とは、人生とこの世の種々様々な出来事についての資料(∴この資料が必要な理由は、アイデア作成には既存の事物の関連性が重要となるため、事物を多く知っておく必要があるため)
    ②資料を咀嚼する。
    収集した資料に触れて、事物間の関係性を考えてみる。
    ③資料の組み合わせを行う。
    問題を完全に放棄しても何でもいいから自分の想像力や感情を刺激するものに心を移す。
    ④アイデアの誕生
    ⑤アイデアを具体化し、展開させる。

    (4)感想
    本著で著者の述べていますが、上記方法を知ったところで、実践するには一定以上の努力が必要となるので、本著を読んだことですぐにアイデアが生まれてくるという本ではありません。
    しかし、私のように特定の分野の知識・情報ばかりに触れている方にとっては、「一般的資料」として今、世の中で起きていることについての知識・新しい分野の知識に触れていなければ、アイデアは作成することができないことを示す本としてとても刺激的なものだと感じました。
    自分の分野ばかりに逃げ込まないで、様々な情報に触れなければならないと強く感じさせてくれた本著は私にとっては、好きな本の一つです。

  • すごく簡潔に、でも必要なことはすべて書かれてある。
    超ロングセラーなのもうなずける、良書。

    アイデアとは、既存のものの組み合わせである。
    この考え方はもうばっちり刷り込まれました。

    手元に置いておいて何度でも読み返したくなる、
    教科書のような本です。

  • とても簡潔にまとまった良書。真に本質をとらえた論述というのはシンプルになるというものを体現していると思う。
    「アイデアは既存の要素の組み合わせ」という前提は、デイル・ドーテンの「仕事は楽しいかね」で述べられた一説を思い出させる。
    自分はデザイン思考やイノベーションマネジメントを学ぶ中で、自分自身のキャリア形成などの論述などにも触れながら、自分自身が社会に対して新しい価値を作り出していくために「洞察、考察、行動」の3段階が必要なのだと考えるようになった。
    これは、デザイン思考的な観察だけでなく、「イノベーション思考の本棚」にあったように例えばドラッカーなどの著名な人物がどのようにして世界の行く末を垣間見ていたのかという所に通じる。ドラッカーは、その生涯の中で経済学だけでなく歴史や美術など自身の専門とは別の勉強を行っていたという。そういった分野の垣根を越えた知識(情報)の習得は、そのあとの考察のベースとなるものである。また洞察における読書や勉強、新聞やニュースを読むなどの行為はすべて情報を取得しているにすぎず、そこから自分としてどのような考察を行うのか、というところが自分の「知識」となる要所であり、そのあとの行動、つまり実際的なアウトプットの前段となると考えている。
    本書は、まさにそのような私の洞察に沿う形でさらに視点を加える形で簡潔にその原理をまとめているように感じた。まさに「一生私を離さない本」であると思う。

  • 一時間で読めて、一生私を離さない本になりました。

  • すでに自分でもやってることでしたが、名著とされるまで一般的なことだと思わず嬉しいです。

  • 広告業界で大活躍した著者の、アイディア出しのエッセンス大公開~!本文はたった50ページ程度やけど、水増し一切なしのえらく中身の詰まった濃縮還元な本。

    他のアイディア本はこの派生ちゃうか?てくらいの普遍的な内容。初版1965年なので、みんなどこかでこの本参考にしとるんやろね w アイディアは既存の引き出しの組み合わせで生まれるもんなので、大事なのは良く学び、良く遊べ!で、あとは自分の脳を信じて熟成させましょう、と。

    ちなみに、個人的にアイディア降って来る率が一番高いのは、風呂場でアタマ洗ってる時(-_-)

  • 原書が書かれたのは50年前ですが、今読んでも新鮮さを失わないのはそれだけ内容が本質を突いているからだと思います。

    誰でも欲しいと思っているアイデアの生み方を5ステップで記録しています。読んでみるとごく当たり前のことではありますが、今まで何かアイデアを生もうとした際に、第一段階ですらしっかりやったかと言われますとお恥ずかしい限りです。

    この方法を提示した所でほとんどの人が出来ないと思うと作者も書いていますが、せめて作者の期待をいい意味で裏切れるよう努力していきたいと思います。

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