アイデアのつくり方

制作 : 竹内 均  今井 茂雄 
  • CCCメディアハウス
3.84
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本棚登録 : 5437
レビュー : 706
  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484881041

作品紹介・あらすじ

60分で読めるけれど一生あなたを離さない本。《アイデアをどうやって手に入れるか》という質問への解答がここにある。

感想・レビュー・書評

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  •  アイデアの作り方に関する、基本にして奥義。
     本文は、わずか51頁分しかない。しかも、アイデアの作られる全過程ないし方法はたったこれだけ。

    《第一 資料集め――諸君の当面の課題のための資料と一般的知識の貯蔵をたえず豊富にすることから生まれる資料と。
    第二 諸君の心の中でこれらの資料に手を加えること。
    第三 孵化段階。そこでは諸君は意識の外で何かが自分で組み合わせの仕事をやるのにまかせる。
    第四 アイデアの実際上の誕生。<ユーレカ! 分かった! 見つけた!>という段階。そして
    第五 現実の有用性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、展開させる段階。》(54-55頁)

     資料を収集し、分析と検討を加えた後、一度「寝かせる」ために忘れ、あるときひらめいたらそれを形にする。シンプルすぎるくらいシンプルな定式である。
     だが、あらゆる分野でのひらめき・発想というのはほとんどこの過程を経る。言われればその通りなんだけど、これをキッチリできない人も多いのは確か。その意味で「基本にして奥義」。

     すぐ読める本だが、その内容は骨太で本質を突いている。発想法本では引用や言及されることが多い「古典」なので、一読しておくことをオススメする。

  • 数年前に職場で受講した企画発想力研修でも紹介されたし、アイディアや発想力養成のための本でもよく名前を目にする本書。
    序文や解説を除いたら50ページ程度、しかしその中に「アイデアのつくり方」が簡潔明瞭に記されています。
    まさに秘伝の書のような趣。

    よく引用されるのは「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせである」という文章ですが、それを生み出すための5ステップもとても重要。
    資料を読んだり材料を集めたあと、自分の中で材料を咀嚼し、こねくりまわしてみる。
    そのあと一旦考えるのをやめて、自分の中で材料たちが化学反応を起こすのを待つ。
    この一旦寝かせるというのが重要なのですね。
    自分の中でいろんなものと交じり合い、いい具合に発酵したアイディアは、意識していないときに突如としておりてくる。
    「ユーリカ!」は待ってるだけではダメ。
    ちゃんと材料は集めておくべし。
    それから、最後にさらりと書かれている「言葉」が大切というのも忘れないようにせねば。

    本書を読んだら、これまで読んだお仕事関係の本に書かれていたことがつながったように感じました。
    それだけ本書の内容がベーシックかつ核心を捉えているということなのだろうな、と思いつつ読了。

  • 人生の50冊 ベスト3

    短い本が秘めている大きな可能性。
    発想法に関する本はたくさんあるが、
    この本の焼き直しか、
    二番煎じだと言えるほどパワフル。

    アイディア=既存 + 既存 の組み合わせ
    組み合わせの多様性がアイディアのオリジナリティを生み出す。
    メッセージはシンプル。

    ただし、これも実践の書であり、
    読んだ後に実行しなければ、読まなかったのと同じ。

    パソコンやネットのパワーを手に入れた人類ならば、
    この本の指摘するアイディア倉庫は
    この当時よりも簡単に創れるはずだが、どうだろうか?

    実践したものだけが、アイディアを生み出すことができる。

  • アイデア考案法をシンプルにまとめた書籍。
    少し翻訳がわかりにくい部分はあるが、ポイントだけがまとめられているので、すぐに読める。

  • タイトルの通り、アイデアの作り方。
    同じ方面の名著系まとめででもよくおすすめ1位や、
    必読書に指定されていたりする。
    昨日、古本屋で買ってそのまま車の中で読了。

    新書サイズで、ハードカバーがついてちょっとそれより大きめ。
    解説・訳者あとがきを抜いたら本編が62ページ、
    新品で買っても800円でそれから半額、
    思っていたよりだいぶコンパクトな本だったので、
    この手の本はちょっと食傷気味だったけど、
    つまみ程度でいけるかなと購入。

    中身だけど、個人的には
    スペキュラトゥール(投機的・思索的)のくだり(P21)と
    翌朝の冷えびえとした夜明けのくだり(P52)が好きだ。

  • この本は、今まで読んだ本の中で最も衝撃的で、一生手元に置いておきたい本の一冊となった。

  • 分かっているようで分かっていなかったアイデアの作り方。
    この本に書いてあるとおり、普段なにか新しいものを考え出そうとする時に資料の収集は怠りがちである。
    大切なことを改めて気づかせてくれる一冊。

  • (1)概要
    この本は、アイデアを作成するための原理・方法を示すものです。

    この本は、「私たちには生来アイデアを作り出す才能がある」(P25)ことを前提としています。そのため、その才能を伸ばすにはどんな方法があるのかが本著の主眼となっています。

    才能を伸ばすには以下の2点が重要(P26)
    ⇒アイデアの源泉にある原理
    ⇒アイデアを作り出される方法

    (2)原理(P27~31)
    ①アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである。
    ②既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きいこと。

    (3)方法(P32~62)
    アイデア作成には、常に事物の関連性を見つけ出すことが重要であることを心に留めて、その心を使う技術を用います。5つの段階を経てアイデアが作成されると本著は述べています。
    ①資料(特殊資料・一般的資料)を収集する。
    ⇒特殊資料とは、製品と消費者に関する資料
    ⇒一般的資料とは、人生とこの世の種々様々な出来事についての資料(∴この資料が必要な理由は、アイデア作成には既存の事物の関連性が重要となるため、事物を多く知っておく必要があるため)
    ②資料を咀嚼する。
    収集した資料に触れて、事物間の関係性を考えてみる。
    ③資料の組み合わせを行う。
    問題を完全に放棄しても何でもいいから自分の想像力や感情を刺激するものに心を移す。
    ④アイデアの誕生
    ⑤アイデアを具体化し、展開させる。

    (4)感想
    本著で著者の述べていますが、上記方法を知ったところで、実践するには一定以上の努力が必要となるので、本著を読んだことですぐにアイデアが生まれてくるという本ではありません。
    しかし、私のように特定の分野の知識・情報ばかりに触れている方にとっては、「一般的資料」として今、世の中で起きていることについての知識・新しい分野の知識に触れていなければ、アイデアは作成することができないことを示す本としてとても刺激的なものだと感じました。
    自分の分野ばかりに逃げ込まないで、様々な情報に触れなければならないと強く感じさせてくれた本著は私にとっては、好きな本の一つです。

  • アイディアを生み出すための方法を5つのステップで説明した古典。
    デザイン学ぶ人におすすめされているのを多く見てたので以前から興味があった。

    解説などを除くと50ページ程度しかなく、全部含めても1時間かからず読み終えたが、その薄さで必要なことは概ね記述されている。

    アイディアが既存のものの新しい組み合わせから生まれることは現代では周知の事実となっているが、それを意識的階層・無意識的階層に分類して考えるということはしたことがなかったし、実際のアウトプットをどの段階で行うべきか、ということも考えなかったので有意義ではあった。

    アイディアのひらめきと創造プロセスに関してわり合点がいき、これまで自分が体感したがうまく言語化できてなかったことを読めた、という感じ。別に広告マンではないので、そういう点を確認できただけで満足ではある。

  • 知り合いから頂いた本。
    書店に置いてあったら、見落としてしまいそうなほど小さな本で、こうやって手渡しで頂けなかったら出会うのはずいぶん先だったかもしれません。

    「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」と、始まって、アイデアが作られる過程を非常にコンパクトに要約しています。

    アイディアという言葉はどこか魔法の産物のようですが、よくよく分解してみると、実は、2つの何かの組み合わせ。
    この言葉に、どこか気持ちが軽くなりました。新しいものを作ることに、ちょうど疲れていた時だったからです。
    その関連性を見たり、書きとめたり、その一連の流れは、私が大学でやってきた社会学ととても似たところがあります。

    私なりにちょっと頑張れるかもしれない、そんな期待を後押ししてくれました。
    また困ったときに開いてみようと思います。

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