トム・ピーターズの起死回生

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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484981093

作品紹介・あらすじ

経営危機を突破する究極のイノベーション。世界23カ国、約400回の経営セミナーの集大成。

感想・レビュー・書評

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  • 1990年代の本であるが、内容は全く色合わせていないと思う。時々読み返して、自分や今の仕事内容を見直すのに活かしたい。

  • ・勇気・やる気の出る本。
    ・色々なアイデアが詰まっている。
    ・やらなきゃ、始まらない。

  • 知人の薦めで読んだトム・ピータースのビジネス本。内容は面白かったけれど、自分の仕事にはあまり関係無かった。

  • 「世界中の働く人のすべてが、来世紀にむけて、
    自己改造を迫られている。
    現状に満足している企業など一つもない。
    いまほど、イノベーションが求められている時代はない。」

    ○距離は死んだ。
    距離が死んで、本当の競争が生まれる。
    結局のところ、コストを減らし続けて、
    成長を続けることはできない。
    思考回路に革命が起こる。

       売上高    株式時価総額
    コカコーラ 180億ドル 1150億ドル
    メルク     170億ドル     780億ドル 
    マイクロソフト  60億ドル     710億ドル
    インテル    160億ドル     620億ドル
    ディズニー   190億ドル     420億ドル
    フォード   1370億ドル     430億ドル
    GM     1690億ドル     420億ドル

    昨日よりほんのちょっとよいことをするために、
    働く時間を費やせば、
    まったく新しい発想で物事を考える時間がなくなってしまう。

    「進化はどうでもいい。革命を考えろ」
    リチャード・サリバン          

    ○やるんだったら、破壊。
    相乗効果は罠であり、幻想である。
    「なぜこれほど相乗効果がもてはやされるのか、
    私にはわからない。」
    出井伸之

    買収とは読んで字のごとし、
    すでにあるものを買い取ることだ。
    重要なことは、市場を創造することだ。
    この二つはちがう。

    ○さっさと忘れちまえ
    意外や、意外、忘れることは
    学ぶことより遙かに難しい。
    新しいことを学べば、
    古いことは自然と頭からでていくと思いがちだが、
    そうではない。

    「みずからを時代遅れにしなければ、
    競争相手にそうされる。」
    それぞれのいいところをすばやくブレンドすることだ。

    「同じことを考えるヤツが二人いたら、
    そのうち一人をクビにしろ。
    同じヤツが二人いて何になる。」ジュエリー・クラウス

    ○ミケランジェロ
    どんな仕事でも、事業にできるか?
    できるとも、やる気と想像力さえあれば。

    顧客の15%は、技術的な質の問題で離れていった。
    顧客の15%は、価格に不満があって離れていった。
    顧客の70%は、取引先のイメージ、感じ、匂い、
    肌触りを嫌って離れていった。

    「変革をリードする」の中で、
    「信頼を生み出すものは、結局のところ、
    後に従うものにたいするリーダーの敬意の表明だ。」

    「遠心力に対抗できる力は一つしかない。
    それは、信頼だ。」ジム・オトゥール

    信頼ーそれは、タッチ。(ふれ合い)

    「人間の可能性のあくなき開拓者でありたい。」ベンジャミン・ザンダー 

    私にはできない。
    私の地位では、どうにもならないんだ。
    自分は無力だと思うなら、
    間違いなく、あなたは無力だ。
    →本当にやりたければ、「説得」しなくてはならない。

    仕事を選ぶとき、会社を選ぶときに、
    自分に何ができるか、問いかけてみた方がいい。
    今懸命につくっているものが、
    将来自慢できるものになるだろうか?
     
    「私は自分の神話をひきづって歩く」オーソン・ウエルズ
    あなたというブランドを築き上げ、それを維持する。

    「人生は、思い切った冒険をするか、
    何もしないか、そのどちらしかない。」
    ヘレン・ケラー

    「あなたを通じて行動に転換される活力、
    生命の躍動、組成力というものがある。
    そして、あなたという人間はつねに一人だけなので、
    その表現は人とちがうものになる。
    そして、あなたがその表現をさえぎれば、
    それはいかなる媒体もとうらずに、消えていく。
    あなたがあるべきことは、
    どううまく表現するかでもなければ、
    自分の表現と他人の表現を比べることでもない。
    大切なのは、自分らしさを一途に守ることだ。」 
    マーサ・グレアム(舞踏家)

    ○すべての価値はプロのサービスから。
    「あらゆる成長は、知的サービスから来る。」

    *現在進行中のプロジェクトが
    一目でわかる一覧表を作成する。

    *週1回、プロジェクトレビューを実施する。
    進捗状況と結果が全員に分かるようにしておく。

    *あらゆるプロジェクトに点数をつける。
    おもしろさ、緊急度、将来性

    *プロジェクトの「ポートフォリオ」
    の質がそのまま人生の質になる。

    *「魚を与えれば1日食える。
    魚のつり方を教えれば1生食える。」

    いやになるほど複雑な問題に取り組み、
    もつれた糸をあっという間にほぐしてしまう
    アプローチを売り物にしている。
    快刀乱麻を断つアプローチを開発すれば、
    あとは笑いが止まらなくなる。

    会社をもっとよいところにするにはどうすればいいか、
    それをいえないような人間は、会社に要らない。

    世間をあっといわせる仕事、
    身も心もしびれるような仕事をやる気がないなら、
    毎朝わざわざベットから這い出す必要はない。

    ○中間管理職は、絶滅。
    「必要な経営資源は保有する。
    (つまり、社員を雇い、
    それを社内に待機させておく)、
    それが過ぎ去りし日々の論理だった。
    しかし、今は違う。
    全部自前で揃えれば、必ず競争に負ける。
    世界中のどこであろうと、会社の人間であろうと
    なかろうと、最高の経営資源に直ちに
    アクセスできるようにする。
    それが新しい論理だ。

    直販と直送が増える。交流コストは急速に低下する。
    摩擦は減り、取引コストは下がり、組織は瓦解する。

    ○システムこそ生命;システムは美にあり。
    美しいシステム、優雅なシステム、
    明確なシステム、簡潔なシステム。

    5%がテクノロジー。
    95%が心と姿勢。
    とどのつまりが、人間対人間のゲームなのだ。

    ○ありふれ化の波 
    「どれもこれもにたりよったり。」
    「いろいろなものがよくなっているかもしれないが、
    同時に、みんな似通ってきている。」
    ポール・ゴールドバーガー

    「ドメインでは、家具を売りません。夢を売るのです。」

    ○衆に抜きんでろ。どうすれば、断然、目立てるか?;ブランド
    ブランド・イメージ=記憶、感動体験、演出できる。

    ○クレージーを求めるクレージー
    「人が成し遂げた最高のものにふれ、
    その最高のものを自分の仕事に取り入れよう。」
    スティーブ・ジョブス

    「1,知識は変わる。資質は変わらない。
     2,探していない人を見つけることはできない。
     3,人を評価する最善の方法は、仕事ぶりを観察すること。
     4,応募してこない人を雇うことはできない。」
    ピーター・カーボネラ

    「情熱・柔軟性・元気」

    ハワード・ガードナー
    論理数学的能力 (論理が得意) IQ
    言語能力    (言葉が得意)
    空間認識能力  (絵画が得意) 違う角度から世界を見る能力
    音感能力    (音楽が得意)
    身体感覚能力  (運動が得意)
    人間関係形成能力(人間関係が得意) ビル・クリントン
    自己観察能力  (自分の感情分析が得意) 汝自身をしれ。

    「他人の才能を心から喜ぶ」
    「私たちはみな、急速に減価していく資産である。」
    「勇気をもって、空想にふける。」
      
    ○支配者は女。
    「男と女では、買い物をする理由が違う。
    男はただ取り引きしたいとおもい、
    女は関係をつくりあげることに関心がある。」
    フェイス・ポップコーン

    「オリンピックのほとんどの競技で、
    男性は、勝者と敗者を見届けるまで、
    テレビの前を離れようとしない。
    女性は、選手がどういう人か、
    どうやってオリンピックに出場できたか、
    そのためにどんな犠牲を払ったかを知りたがる。
    女性は一体感を求めており、
    その渇望は女性の心に深く根を下ろしている。」 
    ディック・エバーソン NBCスポーツ社長

    ○大きな差がつくのは、いつも小さなこと。
    デザインで勝負は、きまる。
    「15年前は価格競争だった。
    今は品質競争で、これからはデザイン競争になる。」
    ロバート・ヘイズ ハーバード・ビジネススクール教授

    「ソニーでは、競争相手のすべての製品がいずれ、
    基本的に、技術も、値段も、性能も、
    機能も同じになると想定している。
    市場で、よその製品に差をつけられるのは、
    デザインしかない。」
    大賀典雄

    あなたは技術で勝負しているつもりでも
    お客さんはデザインで選んでいる。

    ○燃え上がるには、狂気、熱狂、病的執着、叫びが必要。
    感動的サービスに優るイノベーションはない。
    「どの家庭も、必要なものはもうみんなそろっています。
    なにかを買ってもらおうと思うなら、
    サービス、サービスしかありません。」

  • この本を読んだとき、「エクセレント・カンパニー」の著者であるということを信じられなかった。

    ビジネスは「知」でなく、「心」であるという冒頭から、
    まさに一気通貫した芯のある内容。

    「組織、愛社精神なんてくそくらえ」
    そんな内容が本書に随所入っている。
    なんとも情熱的でクレイジーなんだ!

    非常に時代を感じる本であるが、奥底にある根幹は今でも絶対に通用するもの。
    精神論とかあまり好きじゃないが、
    この本の内容はすっと腑に落ちるものがある。

    マッキンゼーのコンサルタントであり、かの有名な「エクセレント・カンパニー」の著者であるからからもしれない。
    でもでも、そんなこと以上に彼の考え方にはすっきりさとシンプルさを兼ね揃えている。

    何度読んでも面白い。個人的名著の一つ。

  • 学生時代、ベンチャーで社長をしていた友達から勧めてもらった一冊。これを読んで、情熱がさらに溢れ出てきた。

    1998年に書いていると感動したと同時に、いろんな固定概念をスッキリと覆してくれた。
    その中でも一つ、、「距離は死んだ」
    これからのビジネスは、隣にいようが、地球の裏側にいようが関係ない。ネットワークの発達でどこからでも商売できる。一つの突出した長所を持った商品で、大きなチャンスを生める。
    ビジネスを考えない方がもったいない。
    そう考えさせてくれる。

  • 【読む目的】

    ビジネスの世界における起死回生とは?

    【読んだ感想】

    写真が多くて楽しく読めます。そして、著者の熱いメッセージがビンビン伝わってきます。ビジネスの世界で生き残っていくためのヒントがあふれています。

    「心を燃やし、けたたましく生きろ!」

    読んでいるだけでやる気が出てくる本です。

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