幸福論

  • 東海教育研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784486031307

作品紹介・あらすじ

地べたを這いながら辺境への往還を続ける探険家・関野吉晴と写真家・長倉洋海は、深い旅の実感からそこに答えを探ろうと語り合う。稀代の旅人が体験から紡ぎ出した根元的な「幸福論」。

感想・レビュー・書評

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  • 幸福というものを改めて考えさせてくれる
    いろいろな旅をした人だからこそ
    語ることの出来る対談集。

    これを読むと人生の見方が変わってきます。
    私達がやっていることは
    その土地のあるべき姿を
    壊してしまうことだ…

    それは一種のエゴだということ。
    反省させられました。
    よく考えれば、そうですものね。
    私達が良かれと思ってやっていること…
    それは必ずしもよいものではないんだなと
    実感しました。

  • 毎回こういう本を読むと、頭の中がキチンと整理される。背中のあたりがしゃんとする。写真家の長倉洋海さんは数々の紛争地域で多くの命を写真に収めてきた。そしてグレートジャーニーでお馴染み。医師であり冒険家の関野吉晴さん。ふたりは違うフィールドで活躍されているけど根っこの部分ではちゃんとツナガッテイル。本当の幸せというものを探すこと。人間が自然と共存していく宿命を理解していくこと。それは尊いこと。。

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著者プロフィール

1947年東京都墨田区生まれ。一橋大学在学中に同大探検部を創設、71年アマゾン全域踏査隊長としてアマゾン川全域を下る。82年横浜市立大学医学部卒業、医師となり南米に通いつづける。
93年から、アフリカに誕生した人類がユーラシア大陸を経てアメリカ大陸に拡散した約5万300キロの行程を逆ルートでたどる〈グレートジャーニー〉をはじめる。南米最南端ナバリーノ島をカヤックで出発、足かけ10年の旅は、2002年にタンザニア・ラエトリでゴールを迎えた。
2002年、武蔵野美術大学教授(教養文化研究室、文化人類学)に着任。翌年より〈新グレートジャーニー 日本列島にやって来た人々〉を開始。シベリア経由、稚内までの〈北方ルート〉、ヒマラヤからインドシナを経由、朝鮮半島から対馬までの〈南方ルート〉終え、09年からインドネシア・スラウェシ島から石垣島まで、足かけ三年の航海〈海のルート〉を11年に終了した。

「2013年 『海のグレートジャーニーと若者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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