天命

著者 :
  • 東京書籍
3.62
  • (5)
  • (3)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 58
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487800711

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  五木寛之さんはファンで、健康論やエッセイは楽しく読んでますが、宗教に関するものは苦手です。「天命」、2005.9発行。道徳は「目に見える世界」、宗教は「目に見えない世界」とか、難しいです。この本で参考になったのは、ボケを防ぐ方法(音読と計算)と免疫力のためにはあまり清潔にしないことでしたw。

  • 「死」をテーマにした五木寛之の体験記。筆者は幼い時、自分の善良な母親が、戦後の混乱の犠牲者となり、真っ先に死ぬという経験をした。「善き者は逝く」つまり「優しい人は生き延びられない」のが現実だと言う。

  • 09/4 ★★★

  • 誰もが一度は考えたことがあるであろう「死ぬ」ということ。
    そして、「生きる」ということ。

    若い頃と段々「死」を意識する年になってきた今とでは、考え方も違って当然だけれど、生きざまが、死に様に繋がると思う。
    昔から悪行を働いてきたものに「あの人はろくな死に方をしない」とか「畳の上では死ねないよ」とか言われた。

    コロッと死ねたらいいなとは誰でも思うことだろう。
    やはり全うに生きて全うな死に方をしたいものだ・・・
    と思う。

    この本を読んでなんとなくそんなことを考えた。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

五木寛之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×