いまなぜ白洲正子なのか

著者 :
  • 東京書籍
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487801923

作品紹介・あらすじ

美の定点観測者、白洲正子を描くはじめての本格的評伝。珠玉の名言とともにたどる、白洲正子の生涯。

感想・レビュー・書評

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  • 白洲正子の名前だけしか知らない状態で読み始めたので、思いの外行動的な人で驚いた。家族に韋駄天お正と呼ばれていたのは納得。
    若い頃の次郎と正子は美男美女でと書いてあったけれど写真は載ってなかったので、もう少し他の本も読んで深掘りできたらと思う。

  • この人は別格だが、幸田文、塩野七星と同じ雰囲気を感じる。
    一本気で意思の強そうな(本人を知らないので「そうな」を付す)女性の文章や伝記は大層痛快。
    しかし、著者のあとがきがいけない。
    白州正子へのノロケにしか読めず、せっかくピリッと効いた本文が台無しではないか?
    もしや、狙ってそうしたか⁈

  • 「文化とは日々の暮らし」という白州正子が遺した言葉に、とても感銘を受ける。今後一層アンテナを広げて、良い物に触れていきたいと思う。
    他にもハッとさせられた名言多数。白州正子の言葉、考え、原理原則に、日々のヒントを得ることが出来た。

  • 白洲正子はとんでもないお金持ちの娘だし、幼いころから本物に囲まれて生きている人である。わたしは庶民のふつうの家で生まれた凡人であるし、長い間自分の心というものと真剣に向き合うということをしてきてこなかった。白洲正子は人一倍、自我意識が強い。本書に書かれているように、バブル崩壊後、多くの人が彼女を求めた。人は彼女に自我意識を強く持つことを教わる。私もその一人だった。

  • 個性的な、夫婦のあり方を学ぶ。

  • 白洲正子は憧れる女性の一人だなあ

  • 好きなことは何でもいいから1つ、井戸を掘るつもりで、とことんやるといいよ
    http://www.touchingword.net/detail.php?id=917

  • 川村二郎は1928年2月7日生まれで存命ならば82歳ですが、残念ながら2008年に80歳で亡くなりました。

  • 自分の信念を貫き通した素敵な女性。
    こういう女性になりたいものです。
    ただし、旧伯爵家の令嬢ですから、世間知らずであることは
    いただけませんけどね。

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著者プロフィール

1941年、東京生まれ。文筆家。慶應義塾大学経済学部卒。『週刊朝日』編集長、朝日新聞編集委員などを歴任。『学はあってもバカはバカ』(ワック)、『王貞治のホームラン人生』(朝日新聞社)、『いまなぜ白洲正子なのか』(新潮文庫)、『夕日になる前に─だから朝日は嫌われる』(かまくら春秋社)、『孤高─国語学者大野晋の生涯』(集英社文庫)、『社会人としての言葉の流儀』(東京書籍)など著書多数。

「2018年 『「浮気」を「不倫」と呼ぶな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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