偽装通貨

著者 :
  • 東京書籍
3.02
  • (2)
  • (5)
  • (28)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 97
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487801954

作品紹介・あらすじ

ネットマネーは無法地帯だ! 取材をすすめるフリーアナウンサーの前に現れた謎の男が目論む新手のビジネスとは? 急速に進展する「電子マネー」社会に警鐘を鳴らす経済エンタメ小説,堂々登場。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 企業が発行する「ポイント」、無法地帯である電子マネーを活用して一獲千金を狙う主人公、取材をすすめるジャーナリスト。2008年刊行の作品であるが、古さを感じさせず面白かった。
    (図書館)

  • インターネットとポイントの法整備前の抜け穴を利用したマネーロンダリング、海外持ち出しについての話。

  • 仮想通貨(ビットコイン等)が一般化しつつある現在だが、古さを感じさせない

  • 企業などが発行するポイントカードのポイントや、航空会社のマイルが普及した現代でそのポイントやマイルが換金されることで通貨と同等のものになってきているということを題材にした経済ミステリー。
    設定や着眼点は面白かったが、ラストはちょっと尻切れトンボ的な感じがした。

  • 経済小説としては重厚さに欠けるが、ポイントシステムに視点を置いた小説は初めてで、興味深かった。現実にもポイントを換金できるポイントカードはあるのかな?

  • ポイント換金などのスキームは面白かった。

  • 終盤までは偽装通貨についての知識など充分に興味深く読んでいたのだけど、途中からふとこの話はどう流れていくのかと思わないではなかった。怪しげな人物や伏線は最初から匂ってはいたものの、まさかの展開。最後のバタバタはどうも片手間仕事?かもしれないな。

  • ○新潟県出身で、時事通信で記者をしていた相場氏の著作。
    ○電子マネー、ショッピングポイントといった、擬似通貨について、法整備の不備を突きつつ、周囲に渦巻く利害関係に鋭く切り込んだ作品。
    ○テーマ設定が斬新で、他の作品同様、フィクション・ノンフィクションの間が極めて近く、著者の徹底した取材の痕跡を伺わせる。
    ○複数の業界の内部情報についても丁寧に書かれており、とても興味深く、引き込まれる。一方、登場人物の場面展開が頻繁に行われるため、臨場感はあるものの、読んでいて少々疲れる。
    ○複線の張り方がちょっと見え見えな感じがするのがやや残念。

  • 要素を詰め込みすぎだから、面白そうなのに散漫な印象。地震、電子マネー、中国の兵器、暴力団。絞って深堀してください。

  • 銀行、サラ金、テレビ局、アナウンサー、将棋クラブ、近代○クザ、秘密兵器、ドラえ○ん、様々な要素が絡み合って、面白かったです。
    家族を養う為に選んだ再就職先、親族の無理解、津波、法律の穴、悪であっても、裁かれない悪、妙にリアルでやるせないです。

    この妙なリアルさが相場さんの持ち味ですかね。
    参考文献に「ハチワン○イバー」が入っていて嬉しかったです。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1967年、新潟県生まれ。専門学校卒業後、時事通信社へ。経済部記者を務める。2005年『デフォルト 債務不履行』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー。『震える牛』がベストセラーに。『血の轍』『ガラパゴス(上・下)』『不発弾』『トップリーグ』他、映像化作品多数。主な著書に『ファンクション7』『偽金 フェイクマネー』『復讐の血』『共震』『アンダークラス』『Exit イグジット』『レッドネック』『マンモスの抜け殻』『覇王の轍』がある。

「2023年 『心眼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

相場英雄の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
池井戸 潤
黒木 亮
長岡 弘樹
池井戸 潤
長岡 哲生
池井戸 潤
冲方 丁
今野 敏
池井戸 潤
垣根 涼介
相場 英雄
米澤 穂信
池井戸 潤
東野 圭吾
東野 圭吾
幸田 真音
高野 和明
今野 敏
東野 圭吾
黒木 亮
東野 圭吾
近藤 史恵
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×