生きててもいいかしら?: 生と死をめぐる対話

  • 東京書籍
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487802197

感想・レビュー・書評

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  • 禅問答のようなそうでもないような?

    ランディさんの本は語りに切れがある感じがとても好きなんだけども、こちらはなんだかぐるぐると同じところを回っているような、、、、

    言いたいことがわからなくなってました。

    それが生きるということ。

    ってまとめたらそうなんだろうなぁ。

    対談してるお坊さんが、とにかく怠け者で片付けもできなくて、朝も起きられないし、ダラダラしたいわーだめだわーってお坊さんになりました。

    って言う人なんだけど。未だにそうだがとても偉いお坊さんだそうで。笑

    でも。読んでたら、身の回りのことあんまりうまくこなせてないし、だらしないし、楽してぇーってってなってるのわかるのに、このお坊さんの言う一言に頭とか心ではなく、魂っちゅーもんがあるとしたら、そこは反応してる気がする、

    そんな不思議な感覚を味わいながら読んでました。

    すごい。ホントに。会ってみたいと、ふと思ったそんな一冊でした。

  • 田口ランディ&板橋興宗、「生きててもいいかしら?」(生と死をめぐる対話)、2008.6発行です。哲学的なランディさんのツッコミに海軍兵学校・東北大学卒で僧侶の板橋師が粛々と応えつつも時にボケをかましてる・・・、そんな風景が浮かびました(^-^)ランディさん曰く、「あたりまえ」をつかまえようとして始まった対談、行き着いたのは「ありのまま」だったと。人間の幸せは「あたりまえ」であり、あたりまえを感じるためには「ありのまま」でよいと。う~~~む、やはり難しい話でした(^-^)<面白かったです>

  • 印象に残った言葉

    いま以外に命はない
    死にたくないから生きる
    愚痴を愚痴らない
    考えてもしかたないことは考えないようにしたほうがいい
    これで満足だ、と自分に言い聞かせたら、それは足るを知るとは別のもの

  • 良いこともいっぱい書いてあって・・・
    すらすら読めて、難しいことも書いてないけど、こころが立ち止まったまま動けない。

  • 田口さんが突きつめていくのに対し板橋さんがのらりくらりかわしていく感じ。凡人にはなかなか悟りの境地に至りそうにない。けど、肩の力を抜いてもいいのかもと少し気持ちが楽になる感じもあるかな。

  • たまたま出逢って読んだ本。でもその時に、いや私の中でずっと
    渇望していた言葉が沢山つまった本だった。

    田口ランディの純粋な「生と死」への疑問に対して、板橋興宗氏は
    淡々と、時に面白可笑しく説いていく。そのやり取りが、また
    リズミカルで心地よい。

    驚いたのが、『いま生きている現実以外に事実は無いことを知ること。』
    という部分。ごもっとも、と思いつつ、そこにそれ以外の何かに意味を
    持たせたいのが人情と言うもの。
    でも読み進めて行くうちに、「(神経や精神が)研ぎすまされる」とは
    どういうことを意味するのか、仏教でいう「悟り」とはどういうこと
    なのかが少しだけ、分かった気がした。


    以下、抜粋文章。特に3つめの文章が印象的。『疑いがあるから「信じる」
    と言うのだ』というのは、なるほど、と大きく頷いてしまった。


    『幸せとは、求めることがないことです。
    求めることがなくなると、人は、満足したか、悟ったかのいずれか。
    そこになって初めて、幸せって何か、分かるのかな?』


    『幸せを求めるなら、幸せも不幸せも求めないところにいかないと。
    求めようとすると、得られない。
    遠ざかってしまうと、縁がなくなってしまう。
    ちょうどいい距離、というのが難しい。』


    『疑いというものがあるから、信じなければならないのです。
    信じなければならないものほど、それは「事実」ではない、ということです。
    信じきれれば疑問はない。事実だけです。
    信じようとすることほど、信じることから離れてしまう。
    力んでしまうと、いろんなことが歪んでくる。
    そういうことかもしれない。』


    『不幸のど真ん中にいると、あんがい他人が思うほど悲しくないものですよね。
    不幸に見せられる人は、まだまだ余裕がある。
    本当に不幸な人は、そんな余裕なんてないだろうし、
    次元が違う場所にいて頑張ることになる。』


    『死にたくないという生き方と、死んでもいいという生き方は、
    見た感じからして、きっと違ってくるだろう。』


    『人間というのは、弱さを絆にするんですよ。
    ですから、弱いことを認めて集まっている人たちは、
    集まりとしてはじつはとても強いんです。
    絆は、いろいろなものがある。
    強くするものもあれば、弱くしてしまうものもある。
    ただ、自分の根本が変わらないと、絆は、うまく活かせない場合もある。』

  • 今までの田口さんの切り口とはまた違っていて面白かったです。
    あぁもっと緩くていいのか。
    緩く生きて、受け入れていけばいいのか。
    って何だか素直に思えたんですよね。

    まぁそこまで行くにはもっともっと時間がかかりそうですが。。。

  • 時々死にたくなることもある。でもまぁ生きていればいいこともあるだろう。

  • 最近気になるのは、煩悩。

    シベリア鉄道からの景色の話が自分と重なった。

    「どんな言葉でもいいから唱えて、頭にの思いをのぼらせないこと。
     しゃくにさわって、バカヤロウという、そこまでは誰でも命の反応。そこからどうするか。
     手をつけないで、1つになる。
      ・・渋柿が甘柿になる・・ 」

  • 読めば読むほどよくわからない、何のために生きるのかということ(笑)
    対談のお相手、板橋興宗さんは現在福井県越前市の御誕生寺住職さん
    曹洞宗管長というとても偉い地位から御誕生寺住職さんへ望んでなられたという
    はぐらかされてイラッとする素のランディさんが面白い!
    ってかランディさんがつい意地悪になる位にはぐらかしてるんだけど
    本人ははぐらかしてるのではなく言葉で答えられないんじゃないかなと思う
    でもそれじゃ文字にならない=本にならないからねぇ

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著者プロフィール

作家。

「2015年 『講座スピリチュアル学 第4巻 スピリチュアリティと環境』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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