お家賃ですけど

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  • 東京書籍
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487803248

作品紹介・あらすじ

築四十年超、お家賃は大家さんに手渡し。理想の家と愛すべき人たちへの、一方的偏愛・執着日記。

感想・レビュー・書評

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  • 私も大家さんに家賃毎月手渡ししていたことがあるので読んでみた。ら、なんとなんと、私が生まれ育った牛込が舞台で驚くやら懐かしいやら。加寿子さんと亡き母が重なってしまう。

  • 能町さんの加寿子荘での暮らし。
    私ではこう感じたりすることはないだろうなあと思うくらい、能町さんの、人や街やお店に対する感度はあたたかくて、どれも誰も愛おしい気持ちになります。

  • 愛すべき神楽坂の加寿子荘での日々。筆者が男、オーエル、執筆業となんて波乱万丈な半生を送っているのかと思う。エッセイ。

  • 能町さんが今の自分ぐらいの年齢の時のエッセイ。
    その後が気になる。

  • オカマだけどOLやってますと打って変わって女性らしい雰囲気の文章。

    冒頭の見た目の性別が変わってから、以前の借家に引っ越すところが可笑しい。

  • あーいいなあ古い建物
    あこがれしかないな
    でもGはやだ
    隙間のない古い清潔な建物はないものか、、、
    みね子さんの文章だけど独り言っぽく書いているからなんだか新鮮
    ぐるぐるしてるのがおもしろく共感する
    病院の前後の普通の生活が見られるとは思ってもいなかった

  • とにかく表紙の写真がステキ。
    レトロで、とってもノスタルジック。

    加寿子荘。とっても古いアパートだけど、大家さんがよくお掃除をしているようで、写真で見るととても清潔感があって、いい感じ。

    能町さんの事ほとんど知らないけど、なかなか面白い本でした。

  • お住まいの素敵さはもちろんなんだけど、生死に関わることを色々考えさせられた。
    ちょうど今年は病院に通ったり身内の身体のことをすごく考えた1年だったから。

  • ★★★★最近テレビで気になっていた能町さんのエッセイ(かな?自伝かな?)古いけれど大家さんがピカピカに磨き上げている昭和の匂いぷんぷんのアパートでの生活が綴られています。能町さんて、とても理性的で心の温かい人なんだろうな、という事が文章の端々からよくわかります。ご自身のお祖母様や周囲のお年寄りを見る目も優しくて、普通ならちょっと呆けているのでは?と思える言動も(失礼!)能町さんは「なんて可愛い!」と感じるのです。色んな悩みを抱えているのに基本的にいつも冷静でポジティブな目線で周りを見ている所が素敵だなぁ。

  • はじめ趣旨が見えなかったけど、日記でした。最終的には引き込まれた。これだけ自分の思考を丁寧に言葉にできるのもすごいな。
    私って雑に生きてるな、と反省。

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著者プロフィール

北海道出身、茨城県育ち。文章やイラストの仕事のほうが多い漫画家。他称好角家。雑誌やネット媒体でコラムなどの連載多数。2006年、イラストエッセイ『オカマだけどOLやってます。』(竹書房)でデビュー。著書に『くすぶれ!モテない系』(文春文庫)、『ドリカム層とモテない系』(ブックマン社)、『逃北〜つかれた時は北へ逃げます』(文春文庫)、『「能町みね子のときめきデートスポット」略して能スポ』(講談社文庫)、『雑誌の人格 2冊目』(文化出版局)、『うっかり鉄道』(幻冬者文庫)など。『「能町みね子のときめきサッカーうどんサポーター」、略して能スポ』(講談社文庫)がサッカー本大賞2017の大賞を受賞。ラジオやテレビなどでも活躍している。

「2018年 『中野の森BAND』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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