- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487803538
感想・レビュー・書評
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文章メインですが、漫画やイラストを交えながら、宗教なんて自分には関係ないし…って言う人でも取っ付きやすいように解説してくれる本です。
仏教だけではなく、イスラム教やキリスト教など、日本人には馴染みがなくて(まず宗教に馴染みがないけど)遠い存在の宗教も、解りやすく教えてくれます。専門用語も多数出てきますが、それ自体がそれほど大事ではなく、全体を大雑把に把握するにはこれで十分ではないかと私は思いました。
漫画から見える宗教感なども、かなり面白く解説してくれているので、読みやすい目次から読むのでも十分楽しめますし、飽きにくいかなと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読者それぞれが、自分にとっての宗教はどう位置づけられるのか、やんわりと考えるきっかけになるような本。著者は、宗教的感性について、少しエッセイ的に、少し学問的に捉えながら、宗教というものを対象化していく。
「宗教とは○○であ~る」と肩肘をはらず、「宗教性の源泉は「だだいま」と「おかえり」にある」、「昨日と同じ今日を感謝する価値感」、「人類は死を発見したことで、生を発見した」といった体で語られる現代的な宗教論。読みやすく、それでいて、心が柔軟になる。読むクスリ的な本ともいえる。もちろん、効果は人によって異なる。 -
浄土真宗本願寺派の僧であり、宗教学者でもある著者の
「宗教の入門書」。神道、仏教、キリスト教、イスラーム、
それぞれの考え方や信仰の形を漫画などを切り口に紹介して
いる。宗教というものになじみが無く、これから勉強して
みようかと思っている人の入り口としては良書に仕上がって
いると思う。ジャンプに代表される熱い少年漫画と
プロテスタントが結びつけられて語られているのは新しい
発見であり面白かった。ただあくまでも入門書であるので
それ以上の期待はしないで読むこと(笑)。そこから興味を
持てた方向に次の本を探せばいいと思う。 -
(2011/9/11読了)そもそも宗教ってなんだ、必要なんか、キリスト教・イスラム教・仏教・神道の概観。小難しい研究書ではなく、語り口調。
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10/02/21。宗教を使う。