- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487804627
作品紹介・あらすじ
気分もパフォーマンスもUPする!それが文房具の力。ビジネスシーンを「発想」、「記録」、「整理(スケジュール・書類・机まわり)」、「事務作業」、「ツール」に分け、そのシチュエーションにあった文房具を提案。101アイテムをカラー掲載。文房具活用の「トリセツ」と、目からウロコの「仕事術」が一冊に。
感想・レビュー・書評
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文房具が仕事に生かす術と絡めて紹介。もったいないという気持ちをなくすとうまく行く―ノートはジャンジャン書くことで生かされる。
ステーショナリーハックの著者による文房具好きにはたまらない本。
真似したいこと。いたるところにメモとペンを持つ。
・ニーモシネのメモ帳にロイヒトトゥルム「Pen-loop」という粘着式ペンホルダーを使用し、ラミーピコを挟む。
・お財布に入れるペン「Walkie Pen」
・サイプロダクト「ペンケースH3S」二世帯住宅式ペンケース
・ユルリク「グリーンマーカー」葉っぱの形の付箋。本から飛び出ていても癒される。
・倉敷意匠「fusen」確かに丸型の付箋なら出しゃばらない。
・ビジョンクエスト「ソフトクリップ」「クリアフォルダータグ」クリアフォルダ―を持ち運ぶとき名から書類が落ちないように止める粘着性で再利用可能なもの。紙には着かずプラスティックにつくところがいい。
・エーワン「@markプライオリティータグ」三段階の表示ができる。取りかかり中の仕事とそれ以外が一目でわかる。
・ブラザー「ピータッチ2430PC」
鳩居堂「鳩たより」ヨコ書き一筆書き詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
土橋さんが以前書かれた、「やっぱり欲しい文房具」は、もう何度読み返したかわからない程、大のお気に入りの一冊で、私の本棚のいちばん取り出しやすい段が定位置となっています。
今回の本は、ビジネスシーンをいくつかに分類したシチュエーションごとに、それらにあった文房具を役割ごとに紹介しているもので、中で取り扱われているアイテムは101にのぼるそう。
確かに、本は物語並みにぶ厚いですし、中身はオールカラーで大きめの文具の写真の行進が続き、それらの合間を埋め尽くす文章はぎっしりと。とても、数時間やそこらで読みつくせるものではありません。
今回紹介されている文房具たちは、最近発売された新しいものもふんだんに紹介されているので「最新版・文具辞典」として活用することもできると思います。
以前の「やっぱり欲しい文房具」での登場アイテムの多くが、いまや定番文房具として地位を築き、なじみ深いものとなっている今、今回のこの本で紹介されているアイテムたちも今後また、定番アイテムとして長きに渡り愛されていくんだろうなあと思うと、それもまた楽しみでもあります。
新しめの文房具が次々と紹介される中で、たまに登場する、昔からひっそり存在する、地味~な文房具。そんな子も胸を張って登場していて、新旧取り混ぜて、仕事や趣味活動をもりあげてくれる文房具という存在に、あらためて敬意を表せずにはおれません。
自分の愛用のお気に入り文具が登場すると、わけもなく嬉しいですし、文房具屋さんで見かけて買わずにいたままの文房具の紹介などを読んでしまうと、「ああ、やっぱりいいのかぁ!そうかあ・・・・」と、そわそわしたりしています。
ちなみに、このインパクト特大な書名なんですが、これは、あとがきによると、担当の編集のかたの提案によるものだそうです。この本の企画に込めた思い、熱い編集さんとのそんなやりとりも楽しませてもらいました。文房具って、ひとつひとつはほんとに身近で小さな存在なくせに、日々の生活の中で使うことでこんなに楽しくなるなんて、すごいパワーを秘めているよなあ、とあらためて感心をするとともに、文房具に対して大真面目にこんなことを考えている自分もおかしくて、なんだかとってもなごんでしまいました。
章ごとの合間にはさまるコラムも、「そう、そうなんですよ!」と握手を求めたくなるようなことが言い当ててあり、漠然とふわふわしている思いをすっきり活字化してもらったような、絶対的な爽快感がありました。
それにしても、この本を一冊書かれるの、相当なパワーが要ったのではないかと想像します。冷静なんだけど愛情たっぷりな、詳細ははっきり伝わってくるけど単なる「モノ」の紹介にとどまらない文章たちの、存在感と読みごたえたるや、かなりのものがあります。
自分が書く文章(ああ、文章などと呼べないけれど・・・)なんて、「好き」とか「気に入った」とか「ページが多くてうれしい」とか「色がきれい」とか「素敵な紙」とか・・・なんと客観性のないことか。哀しくなります。
商品の特徴のみならず、どんなシーンで活用しているか、また、使ってどう感じているか・・・と言った”ライブ感たっぷり”な文章は、ひとつひとつじっくり読ませてもらいたい、そんな気にさせられます。一気にばあーっと読みきってしまうなんて、惜しい。
といいつつも、こらえきれず、最後まで目を通しましたが、これからあらためてもう一度、ひとつひとつの文房具の項目をじっくり味わわせてもらうことにします。しばらくは、電車にもこの本を持ち込んで読みふけるだろうなあ~。
帰り道、文房屋さんに寄らないようにしよう。あぶないから。
【2010.6.28 Blogより。】 -
ビジネスシーンを「発想」「記録」「整理」「事務作業」「ツール」に分け、そのシチュエーションにあった文房具を提案。101アイテムをカラーで掲載する。
(2010年)
— 目次 —
はじめに
第1章 発想編
鉛筆/シャープペン/多機能ペン/万年筆/モバイルペン/その他ペン
第2章 記録編
ノート/メモ/付箋/スケッチブック/ノートツール/デジタル化ツール/
手紙ツール
第3章 整理(スケジュール・書類・机)編
マンスリー手帳/ToDoツール/スケジュールファイル/手帳ツール/
ファイリング/ファイルグッズ/書類を寝かせるグッズ/デスク整理/
本・雑誌の整理
第4章 事務作業編
発送ツール/伝言ツール/資料作成ツール
第5章 ツール編
満員電車ツール/ミーティングツール/取材ツール/引き出しツール
コラム
体重測定ならぬ筆圧測定/もったいないという気持ちをなくすと、うまくいく/
パソコンで仕事をしない時間を確保する/
自分のモードを変えてくれる環境づくり/クリップ編
あとがき
問い合わせ先リスト -
本書は文房具コンサルタントである土橋正氏の著作
一応、文房具を使って仕事を効率的にというスタンスではあるがいわゆるハック系を前面においたものではない
ハック系はそこそこなので、ちょっと変わった文房具カタログというのが正しいかもしれない
印象としては、著者の文房具愛が感じられる、熱意あふれる内容でした
【気になった文房具ほか】
・住友スリーエム ポスト・イット強粘着ポップアップノート
・コクヨS&T トライストラムス ハック!ノート
・ぺんてる グラフ1000 0.7
・「アイデアのつくり方」(ジェームス・W・ヤング)
・ぺんてる トラディオ・プラマン
【引用】
・お気に入りのペンやノートを手に仕事をすると、気分も乗って俄然はかどるものです。 (P1)
・万年筆はちょっと特別なときに手にすると思っていると、せっかく手に入れても、結局は使う機会がほとんどなく、もったいないことになってしまう。 (P39)
・紙がもったいないというより、書かないことでアイデアが消えてしまうことの方が、よっぽどもったいないことである。 (P131) -
著者がどのように使っているのかという使用例も知ることができ、本棚に置いておきたい1冊。
クリップが「文房具所有者帰属説」に属さないという理論が納得し、その発想が面白かった。確かに。 -
正直言って、文房具にこだわる人たちの真意が理解できなかったところがある。
ところが、2011年から手帳のあり方を徹底的に見直し、
オリジナルなシステムを作り上げてから、
やや意識が変わってきていたところ。
そのことが、この本でしみじみと納得がいった。
自分のお気に入りの文房具を選ぶにしても、
ライフハックの技を編み出すのにしても、
結局、自分を透明な目で見つめ、
どのようにありたいかを考えることが基本となる。
そして、自分が気持ちいいと思う仕組みを作ること。
そう、この「気持ちいい」がポイントなのだ。
さて、この本を読んで、
試してみたいと思った文房具たちを列挙しておこう。
・手帳用シャープペンシル
・ペンクリップS(オーセンテック)
・はりトルPRO(サンスター文具)
・むすぼーくん(まつもと合成)
・ピータッチ2430PC(ブラザー工業)
・メタルブックレスト(ハイタイド)
メタルブックレストは、松山の東急ハンズで売っていた。
買えればよかったのにな〜。 -
著者の文房具の本は実用的でもあり非常に役立ちます
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20190209 下京図書館
2010年の本なので、内容はちょっと古い。デジタルガジェットだけでは物足りない文房具好きは、こういう本を手にとって、あ、これ一度使ってみよう、と思うもの。
スケジュール帳はマンスリータイプを勧めている。1ヶ月同じページを何度も見返すことで、そのビジュアルがだんだんと頭の中に絵として記憶されていき、スケジュール管理がしやすくなる、と書いている。ここには共感する。 -
筆記具、ノートなどの用途別に文具を紹介。高価な文具が多い目で見て楽しめる。ノック式の万年筆なんて初めて知った。メモの常備仕方が一番参考になったか。
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文房具が好きだ。機能と美しさを兼ね備えている。使いもしないのについ買ってしまうものもある。そんな文房具の数々が紹介されている本。