【超口語訳】 方丈記

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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487807024

作品紹介・あらすじ

地震、台風、飢饉、戦乱、政治的混迷…。今日の世によく似た激動の時代に生きて、長明さんは何を悟ったか。超わかりやすい現代口語訳でよみがえる、無常観の教え→今を生きるヒント。

感想・レビュー・書評

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  • 高校に入って最初の古文の授業で扱ったのが、方丈記だった。古文が嫌だったのは、そもそも自分の言語学習能力が低かったせいなのだが、当時は内容のつまらなさのせいにしていた。ところが、その後ずっと「行く河の流れは絶えずして…」のフレーズを記憶していて、しんどい時には方丈記に助けられた。この超口語訳と原文を再読しながら、実は、長明の生き方に共感するところが多い自分に気づいた。800年前から読み継がれているということは、同じように共感する人たちが、どの時代にも多くいたということだろう。現代風に言えばミニマリストの生き方。これからも方丈記は多くの人を助けることだろう。

  • 戦乱、地震、台風、飢饉、政治的混迷…。今日の世に似た激動の時代に長明さんは何を思ったか。傷ついた魂を救済する無常観の教えが、今現代によみがえる。

  • 方丈記がとても親しみやすく感じました。

  • 戦乱、地震、台風、飢饉、政治的混迷…。今日の世に似た激動の時代に、鴨長明は何を思ったか。傷ついた魂を救済する無常観の教えを、口語訳でわかりやすく紹介する。


    第1段 流れゆく河、移りゆく時代、変わりゆく人
    第2段 打ち続く「災害」と「人災」の果てに長明さんが見たもの
    第3段 人間はどこに住めばいい?
    第4段 長明さんが遁世するまで、そして隠棲生活
    第5段 自然の暮らしは味わい深い。だけど…
    第6段 それでも心は求めてしまう

  • 【配置場所】特集コーナー【請求記号】914.42||H【資料ID】91122279

  • 無常観。この世界に「永遠」や「絶対」はありえない。震災を経験したのでよく分かります。

  • 口語訳と原文のみを読み進めたので星は3つ。
    また機会があれば別の訳本を読んでみたいと思う。

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著者プロフィール

平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。建暦2(1212)年に成立した『方丈記』は和漢混淆文による文芸の祖、日本の三大随筆の一つとして名高い。下鴨神社の正禰宜の子として生まれるが、出家して京都郊外の日野に閑居し、『方丈記』を執筆。著作に『無名抄』『発心集』などがある。

「2022年 『超約版 方丈記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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