目でみることば

制作 : 山出 高士 
  • 東京書籍
3.91
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本棚登録 : 306
レビュー : 56
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487807871

作品紹介・あらすじ

「高飛車」から「くわばらくわばら」まで40の言葉の由来を写真に撮った。

感想・レビュー・書評

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  • これ面白いです!

    一度は聞いたことがる言葉の「意味」が載っていて
    その実際の写真も掲載、さらに豆知識もあり
    小難しくもないし、2ページで一つの「言葉」が
    説明されていて、読んでてあきない。
    見て楽しい。

    へぇーへぇ~、そうだったんだ!と脳に皺が増える。

    「独活(うど)の大木」「瓜二つ」「折り紙付き」「とどのつまり」など
    40の言葉の由来が分かります(*・▽・*)
    日本語って面白い。

  • 2013年発表。


    「高飛車」「おしどり夫婦」「分水嶺」から「くわばらくわばら」「図星」まで、40の言葉の由来を本当に撮ってみた、撮りに行った。
    言葉と歴史の雑学満載の、ばかばかしくも壮大な写真集。
    (Amazonより)




    言葉一つ一つの
    由来「そのもの」の
    写真を載せたような辞書が
    現在ないこと、

    普段普通に使ってる言葉でも
    実物を見たことがないことって意外に多いこと、

    そんな理由から
    この本の企画を
    ふと思いついたという
    著者のおかべさん。



    例えば「試金石」って
    石を見たことがある人は
    実際何人いるんやろ?


    あうんの呼吸の
    「阿吽」とは?


    「あこぎな奴よのぉ〜」
    と時代劇でもよく使う(笑)
    「阿漕」に隠された真実とは?


    「引っ張りだこ」が
    ホンマにおるって
    知ってましたか?


    互角の語源となっている
    角が生えた牛
    見てみたくないですか?


    岐阜県の美濃市にあった
    うだつが上がらないの「うだつ」。



    などなど、
    何の気なしに手にした本やったけど、
    いや、これが
    意外と面白い(^_^)v


    イメージってコワいですよね(笑)

    言葉から勝手に思い浮かべてたものと
    実際のものは
    似ても似つかない形だったりして(笑)


    ページをめくり写真を見るたびに
    普段使っている言葉に隠された
    真の姿に仰天し、

    まさに目からウロコの
    新しい発見に膝を打ち、

    誰もが
    言葉ってスゴいと
    ドキドキを感じるハズ(笑)♪
    (へぇ〜ボタンがあれば連打しちゃうに違いない!)



    日本全国津々浦々
    わざわざカメラマンを連れて
    綺麗な写真にこだわり
    実物を撮りに行ったというだけに
    写真そのものに説得力があって
    見入ってしまうし、


    写真を見ることで
    言葉を絵としてイメージできるので
    知り得た意味を忘れないし、


    目で見て
    そして言葉を読むことで
    より深い理解にも繋がります。



    読書家だからこそ分かる
    言葉の大事さや奥深さ。


    ブクログユーザーの皆さんなら
    ビビビと反応して食指が動くであろう
    真面目でおバカな写真集です(笑)

  • レビューなんぞ載せてしまうのが、もったいないくらい面白い。
    こういう本が読みたかったんだな、私は。
    写真集なのだが、ひと味もふた味も違う。
    日常的に使っている言葉の由来を、まず写真で載せ、次ページでは簡潔で優しい
    テキストで紹介してくれている。
    日本語の深い魅力を改めて発見。
    そして、ひとつずつの言葉の奥にある歴史や文化をしみじみと想像してみたり。

    初めに登場する「あこぎ」からして、目からウロコ。
    「阿漕(あこぎ)」と左に載っていて、右に美しい海辺が。
    どうしてこれで正解が導き出せるものか。
    しかし、次ページにはちゃんと分かりやすい説明がある。
    そして、「う~ん、そうだったのか!」となる。
    この、そこはかとないユーモアを漂わせた知的な文章と美しい写真で、
    次から次へと「自分が何も知らずに生きている」ことを思い知ることになるのだ(笑)。

    「几帳面」「差し金」「折り紙付き」「勝負服」「試金石」「引っ張りだこ」・・
    全部で40の言葉が紹介されている。
    そうそう「灯台もと暗し」の「灯台」は、海にある灯台ではないってこと、ご存知でしたか?

    時折登場するコラムも楽しく、「撮りたくても撮れなかったもの」が語られる。
    シリーズで出ているらしいので、続編に期待。

    広い意味での「雑学」に入るのだろうし、本で読まずともネットで検索しようと
    思えば誰でも簡単に出来てしまうのかもしれない。
    それでもあえて手間暇をかけて画像を載せ、文章で語ってくれたというこの仕事に
    深い敬意を込めて、再読&再読。
    この一冊で家族や友人との話の糸口になったりもするんだろうな。
    そして、こういうことを知ることで、人生は豊かになったりもするのだろう。

    • 淳水堂さん
      nejidonさん

      コメントありがとうございます!
      みなさんのレビューで高評価だったので借りてみたんです。
      子供たちはあまり興味を...
      nejidonさん

      コメントありがとうございます!
      みなさんのレビューで高評価だったので借りてみたんです。
      子供たちはあまり興味を示さず、私のお楽しみとなりました。
      こういうのって大人になってからの方が楽しめるのかもしれませんね。

      続編も楽しみです(^0^)
      2015/11/23
  •  ベーゴマの”ベー”って何?
     おしどり夫婦って本当に仲良し?

    色々な言葉の元となった姿を写真に撮って説明した写真本。

    写真で見ると確かに分かり易いですね。
    灯台の元は本当に暗かったことがくっきり分かるし、
    馬の口輪がアップで見ると本当に窮屈そうで、たしかにこれを取ったら”羽目を外し”たくなるよなあとか、
    表紙の”引っ張りだこ”で、干したこを作る様子、として微笑ましいと思っていたら「古来では刑罰である磔の異名」とも描かれていて、ちょっと”うわあ”な気分にもなったり。

    台所を”お勝手”というのが、「昔は女性が自由に使えるのが台所だけだったから」という説明に歴史を感じたり、
    蓼食う虫も好き好き の蓼で「鮎蓼を作ったらおいしかった!」というが、私は蓼を食したことがないのでネットで作り方を調べてみたり。
    山から流れた水が日本海と太平洋に注ぐものに分かれる”分水嶺”の写真は、ちょっと感動だった。
    贔屓というのが”重いものを背負うのが好きな亀に似た中国の伝説の生き物”とは全く知りませんでした。
    良い男の語源である”イナセ”は出世魚で、オボコ⇒スバシリ⇒イナ⇒ボラ⇒トドとなるんだが、”イナセな男”が行きつくと”トドのつまり”になっちゃう…というのは妙に物寂しさも。(初心な娘さんを”オボコ”というのは偶然?もしこれが語源なら、オボコな子供がイナセに成長しトドのつまりに…ってますます物悲しい/笑)

    言葉には色々説があるということで、自分の認識と違ったものもありました。
    まじない?言葉の”くわばらくわばら”は、菅原道真の領土の桑原で、「ここはあなたの領地だから雷落とさないでね」かと思っていたのだが、他にも「雷神を井戸に閉じ込めた」とか諸説あるんですね。
    ”阿漕”とは「河を渡すときに高額を要求する船頭の名前」だとむかし聞いた覚えがあるのでそうだと思ってました。芥川龍之介「偸盗」にも阿漕という女性が出てくるので、この名前は女性名なのか男性名なのか?と疑問だったんです。しかしどうやら言葉の語源としては”阿漕ヶ浦”だということで。長年の勘違いが解消(ーOー;)

    作者とカメラマンが実に楽しそうで、
    瓜二つっていうから胡瓜を切ってみたけどそんなにそっくりじゃないじゃん!とか、
    ”試金石”を通販購入したら7350円だった!とか、
    ”頭隠して尻隠さず”の写真を撮る為に、雉が草むらに頭だけ突っ込むのを待ったぞ!とか、
    愉しみつつ拘りつつで実に楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
    続編も出ているようですが、本編解説でカメラマンが「”目白押し”のために(鳥の)メジロが並んでいる所を写真に撮りたかったけれど撮れなかった」「海峡と外海の”瀬戸際”が撮れなかった」などと書いていますが、メジロの並んだ写真や、水の分かれ目は撮れたのかな?

    • nejidonさん
      淳水堂さん、お久しぶりです(^^♪
      楽しまれた様子が伝わってきて、にこにこしながら読ませていただきました。
      続編もございますので、よろし...
      淳水堂さん、お久しぶりです(^^♪
      楽しまれた様子が伝わってきて、にこにこしながら読ませていただきました。
      続編もございますので、よろしければどうぞ(笑)
      こういう手間暇かけた本というのは、滋味があふれててていいですよね。
      2015/11/21
    • nejidonさん
      再びお邪魔します。
      ↑「て」が多くなってしまいました。
      失礼しました。
      再びお邪魔します。
      ↑「て」が多くなってしまいました。
      失礼しました。
      2015/11/21
  • 面白い企画だな。
    なかには、「へえ、そうなんだ」と思えるものも。

  • 阿漕、几帳面が実在する。
    意外と知らない
    表紙は引っ張りだこ

    勝負服は競馬から
    図星は弓の的
    勝手口も弓道から。
    羽目を外すは馬の「はみ」

    贔屓は、碑文の下の亀みたいなやつ
    目白押しの撮影は難しい
    互角は一頭の牛の左右の角がほぼ等しいから。

    うだつは建物説を採用。

  • 2018/02/04読了

  • ぱらぱらめくるととても楽しい。
    図書館で借りたが、本棚に並べておきたい本。

  • 29年度  6-1  6-3
    5分

  • おかべたかしさん(写真:山出高士さん)の「目でみることば」2013.2発行です。阿漕、互角、図星など40の言葉の由来を写真で紹介し、解説を加えたものです。写真付きで言葉を覚えると、親しみは倍加し、言葉自体の懐も広がりますね。知らなかったり、勘違いしてた言葉もあり楽しく学ぶことができました。「うだつが上がらない」「折り紙付き」「几帳面」「金字塔」灯台下暮し」「とどのつまり」「引っ張りだこ」などがエントリーしています。

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著者プロフィール

1972 年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務後、作家・ライターとして活動。
著書に『目でみることば』『似ていることば』『似ている英語』『目でみる漢字』(東京書籍)、『基礎教養 日本史の英雄』(扶桑社)、『風雲児たちガイドブック解体新書』(リイド社)などがある。個人ブログ「おかべたかしの編集記」。

「2018年 『くらべる世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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