そらみみ植物園

著者 :
  • 東京書籍
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本棚登録 : 442
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487808083

作品紹介・あらすじ

おそるべき才能をもった植物、秘境・ソコトラ島の植物、ムラムラくる植物、そして──愛を語る植物……。<br><br>世界中にいる摩訶不思議な植物たちを、その裏側にあるいちいちおもしろいストーリーとイラストで紹介します。<br>著者は、寝ても覚めても植物のことばかり考えているプラントハンター・清順。<br>2011年3月には「情熱大陸」にも取り上げられた話題の人物です。<br>彼が世界中を旅して出会った何千、何万もの植物の中からよりすぐりの約60点を独断と偏見でピックアップ。<br>植物の話が、そらみみのように聞こえ、ふと気づくとあなたの心のなかにも植物園ができるような……そんなイメージの植物エッセイです。

感想・レビュー・書評

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  • 自ら動くことができない植物が、昆虫や動物の力を使って繁殖活動をするのが面白い。
    特に興味を惹かれたのが、その名も「ライオンゴロシ」
    かぎ爪のような形をしていて、ライオンの体毛に引っ掛り、
    最終的には上顎と下顎を縫い合わせるように食い込む。
    ライオンは獲物を食べることができずに飢え死にし、その死肉を肥料に繁殖するらしい。
    種の存続を企む植物の遺伝子、恐るべし。

  • 前作の方が好きかな。
    イラストと解説。
    著者の書き方が万人受けはしないので好き嫌いが分かれそう。
    ちょっと珍しい植物たちをいくつかのジャンルにまとめているんだけど、そのまとまりがイマイチ。

  • 面白い!植物を新しい切り口で紹介しています。スクエアサイズの装丁やデザイン性も高くていい。軽い読み物としても楽しめました。

  • 西畠清順というプラントハンターがいる。
    世界各地を珍しい植物を探して旅をしている。

    マダガスカルのタビビトノキ。
    ボトルツリーは代々木ビレッジのシンボルツリーになっている。
    モロッコのアルガンツリーに登り、ヤギのように実を食べ枝の棘で痛い思いをしたり。

    フウセンカズラはアメリカが原産国なのを知った。

    日本のひまわるは全ての方向に向かって丸く花が咲く。
    珍しい植物と、冒険に満ちた、楽しい図鑑。

  • ホテルのライブラリーにあった。ちょうどいい。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 世界で二番目に尻に似ている多肉植物、自殺するヤシ、史上初の経済バブル崩壊を招いた球根、自ら温室になった高山植物、羊に一日100回も交尾させた媚薬草…。世界中にいるさまざまな植物を、その裏側にあるいちいちおもしろい物語とともに図録で紹介。植物を愛するすべての人と、植物に興味のないすべての人へ。
    (2013年)
    — 目次 —
    おそるべき才能をもった植物
    イラっとする植物
    記録より記憶に残る植物
    秘境・ソコトラ島の植物
    マジで!?な植物
    残念な植物
    ムラムラくる植物
    愛を語る植物
    世界を変えた植物

  • 本当に植物が好きでたまらないんだなあと伝わる。
    見ていて面白いし、これをきっかけに知って調べた植物が沢山ありました。
    つまらない下ネタ多めなので減点

  • さすが植物ハンター、世界中をダイナミックにハントしているだけあって、面白い植物がいろいろ出てくる。

  • プラントハンター西畠清順さん著。西畠さん視点の植物についての説明が興味深く楽しい。絵も味があって好きです。

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著者プロフィール

1980年生まれ。明治元年より150年続く、花と植木の卸問屋「株式会社花宇」の5代目。日本全国・世界数十カ国を旅し、収集・生産している植物は数千種類。日々集める植物素材で、いけばな・フラワーデザイン・室内緑化・ランドスケープなど国内はもとより海外からのプロジェクトも含め年間2000件を超える案件に応えている。2012年1月ひとの心に植物を植える活動である、“そら植物園”をスタート。様々な個人・企業・団体と植物を使ったプロジェクトを多数進行中。著書に『プラントハンター』(小社)、『そらみみ植物園』(東京書籍)

「2015年 『教えてくれたのは、植物でした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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