フルサトをつくる: 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方

著者 :
  • 東京書籍
3.55
  • (15)
  • (22)
  • (28)
  • (9)
  • (1)
本棚登録 : 357
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487808120

作品紹介・あらすじ

暮らしの拠点は1か所でなくてもいい。
都会か田舎か、定住か移住かという二者択一を超えて、「当たり前」を生きられるもう一つの本拠地、“フルサト”をつくろう!
多拠点居住で、「生きる」、「楽しむ」を自給する暮らし方の実践レポート。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • これから田舎の移住を考えていて何かしたい人や、仲間と共同で何かしたい人にオススメです。
    著者の方達が共通していることは、自分たちが楽しめる事をやっているということ。
    それは一人では中々難しく、パートナーだったり理解し合える仲間がいてこそ。人と人とのコミュニティ力が問われます。ただ発起人である伊藤さんの考えと行動力に魅かれます。
    お金も大事。家族も大事。仲間も大事。地球も大事。全てがバランス良く保てる方法がこの本には一つの方法として書かれています。

  • フルサトつくろう
    以下のURLで一部読めます

    『フルサトをつくる』目次と「はじめに」を公開します - phaの日記
    http://pha.hateblo.jp/entry/2014/04/27/224041

  • 【No.221】「東京はいつもにぎやかで、情報の流れるスピードがとても速い。それは面白いところでもあるんだけど、何もせずにぼにゃりしていると置いて行かれてしまうような感じもしてしまって、東京にいるとなんかつい気が焦って休みたいときでも心からのんびりできないところがあった」「現代社会の日常は情報が多過ぎて埋もれがちだし、一度決めそこねるとだんだん忘れられていくというのが世の常である」

  • 移住本、キラキラしたものが多すぎませんか?
    都市部でクリエイティブな仕事をしていた人が地方(かなりの田舎)に移住して地域を変えるようなステキな起業をしました!的な。
    それに比べるとずっと参考になる1冊だと思います。実際には完全移住ではなく都市部と地方の2拠点維持が前提になっていますが、移住の考え方として現実的な内容。

  • 読みながら「何かすぐ取りかかれることはないか⁈」とワクワクしました。
    身近なところから何か探したい、動きたい。

  • 『ナリワイをつくる』(東京書籍)の伊藤洋志と、『ニートの歩き方』(技術評論社)のphaが協力して、和歌山の熊野にある古い家屋を改装し、田舎に生活の拠点を作った経緯とその意義が語られています。

    田舎と都会の両方に足場を置くことで、経済至上主義的な発想から自由な生き方をめざすという著者たちのチャレンジする姿に共感を抱きました。

  •  将来の不安のために保険の加入や貯蓄に励む?35年ローンで都会に小さな家を買う?どれも現実的に捉えられなかった。世の中の「常識」を猜疑的な目でしか見られなかった。家を買う人は、35年後の未来を見据えてるのかな…と思うと単純に「すごい」と思ってしまう(でも6千万で23区内に家買って、2年で離婚した友人♂もいるわけで…)。
     そんなわたしにとって、「フルサト」をつくろうという提案は、世の中の常識より数倍「常識的」に思える。住むところと、食べるものに困らなければ、収入は少なくとも35年の住宅ローンを抱えて欲にまみれるよりずっと満足度の高い生活をできそうだ。本を閉じた後、早くもわたしのフルサトを見つけに行きたくてうずうずしている。
     著者のおふたりは和歌山県の熊野にフルサトをつくり、都会と行き来しながら生活しているそう。そこには廃校になった小学校を利用してパン屋をやる人、ブックカフェをつくった若者も周囲にいるという。過疎地だから、田舎特有のしがらみもなく、若者が文化を1からつくる基盤がある。これは、国や自治体がやる町おこし、地域おこしのようなものより遥かに柔軟性もあるし可能性のある話だと思う。
     本屋を開きたい、40代でスナックのママになりたい、なんていつも思ってるのだけど、フルサトをつくれば夢物語ではない。本もいいけど、足を使っていろいろ調べてみよう。

  • 都会生まれ、都会育ちで帰れる田舎を持たない人たちが、いざとなったら静かに過ごせる場所「フルサト」をつくる。都会か田舎かではなく、ゆるやかにいい所取りをする感覚の話だ。都市と田舎の交流をつくったり、田舎にカフェのような文化的要素を増やしたり、楽しく田舎と関わっている様子が分かる。

    フルサトの条件とは、心身ともに健やかに生活が送れる、動物的なペースや感覚で暮らせる、自力で食べ物が調達できる余地があるなど、都市的マネー経済から離れられる要素が多いこと。似た事例として、農閑期に行く湯治場、北欧のサマーハウス、ロシアのダーチャなどを挙げている。

    終盤はフルサトを作ることの思想的意義。歴史的に見ても価値観の転換期であるし、価値観刷新することで様々な展開がありえることが分かる。

    フルサトでの仕事は第一に面白いからであり、さらに他者との関係をつくるためであり、ついでに生活の糧を得ると言う順番である。
    家計の考え方は「年収いくら?」ではなく「自給力どのくらい?」だ。
    田舎だと必要なものは自分たちで作っていくことが多い。手間がかかるが小規模で質が追求できるというのが、これからの時代のポイントとなるだろう。こうした暮らしのを通じて、身体感覚も変わってきたという。

  • 限界集落では畑付きで家賃数千円の物件がある

    まずは、「田舎暮らし支援」や「地域おこし」のイベントに参加してみる
    「田舎暮らし」「農業体験」「Iターン」「移住」で検索する

    フルサトを選ぶのに重要なポイント
    ・人
    ・環境
    ・交通
    「人」とは、安心できる人間関係ネットワーク。
    「環境」とは、川釣りや畑作りなど田舎特有のことができること。温泉や海などのコンテンツも。
    「交通」は、都会からの行きやすさ。

    格安物件は不動産屋でなく、口コミで探すしかない。行政やNPOが空き家をサイトで公開していることもある。

    【物件のチェックポイント】
    柱や梁が著しく痛んでないか
    窓や建具がちゃんと残ってるか(素人では作れないから)
    床の土台部分が腐ってないか
    雨漏りしてないか
    トイレや風呂は無事か(水回りはお金がかかる)
    キッチンの状態(収納付きは湿気がたまりやすい。天板と脚をつけて、シンクの下の空間は空けておく)

    【修繕DIYの勘所】
    ・まずやってみる
    2時間だけネットで調べて実行
    ・1,2人でやらない
    ・電動工具はよく練習してから
    ・ある程度は諦める
    第1期と第2期にわけて考える。
    ・ボロボロなら壊して、小屋を作る
    小屋をたくさん作って、寝室小屋・書斎小屋・居間小屋と使い分ける。1年に1軒ペースで作る。長期スパン手間考えると、材料がタダで手に入る確率が上がる。世の中には廃棄物が多い。木造のシェルターベッドに壁床天井を板張りする。床張り協会の実習で体得できる。

    喫茶図書館→自転車も貸す→集まる若者向けに駄菓子屋→ネットで見れる講義動画で学校なのができるかも

  • 生活拠点の分散を主張。

全38件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ナリワイ

「2016年 『日本のクリエイティブ・クラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

フルサトをつくる: 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方のその他の作品

伊藤洋志の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐々木 圭一
古市 憲寿
有効な右矢印 無効な右矢印

フルサトをつくる: 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方を本棚に登録しているひと

ツイートする