- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487812042
感想・レビュー・書評
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コンピュータの基礎が歴史から学べる本。知っていて損はないんじゃないかと思います。
数学的な細かいところはざっくり理解ですが、それでもなぜ2進数が重要なのか等々、ベースとなる知識が得られます。対話形式で読みやすいので、ITに触れる機会が多い方は読んだ方がいい1冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
めちゃくちゃ面白い。ストーリーは人間と妖精との対話形式によって進められる。妖精が部分的に人間の技術をもらい妖精界の時間を進める。しかしそれでも妖精界は人間界の技術に届いていないことが分かり、再び人間界の技術をもらいに来る、という流れ。『東京リベンジャーズ』や『数学ガール』を彷彿させる。数字の表記法、電気を使った計算、プログラミング――今となっては当たり前の技術だが、コンピュータがなかった時代を振り返ると本当に少しずつ前進していったんだなと。現代における量子コンピュータも確実に一歩一歩進んでいる状況なのだろう。融合領域的な話にも関わらずきちんと丁寧に書かれている。「プラスα」では、シャノンの原論文にも触れていたりと、専門外かつ古い論文は読むのが相当に大変だったのではないだろうか。遊び心を大切にしつつも誠実に学問に向き合っていると思う。完成度も高い。大変素晴らしい本だと思った。
《メモ》
①ブールによって「真と偽」は「1と0」に割り当てられ、シャノンは「1と0」を「リレーのスイッチの開閉(電流のオンオフ)」という意味を与えた。このようにして「二進法で表された数」を電気を使って計算するというアイディアが生まれた。
②プログラミング言語で書かれたプログラムを1と0からなるプログラム(機械語)に翻訳する作業をコンパイルという。
③昔は真空管を使って計算していたが今では半導体を使っている。半導体はコンピュータを小さくし、消費電力も少なくし、計算も速くした。
④声は我々が声帯を震わせて起こした振動。この振動が空気の圧力を変化させる。空気の圧力の変化は波(音波)として我々の耳に伝わる。声だけでなく音についても同様。
⑤メインメモリの情報は電気信号だが、補助記憶装置の情報は磁力や光で記録されている。したがって、補助記憶装置の情報を使うときは電気信号に変換する必要があるため情報の読み出しや書き込みに時間がかかる。 -
メモ:買う
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コンピュータの仕組みとプログラミングについて対話型で説明している。個人的に対話型の本が苦手(余計な情報が多くて集中できない)なので自分には向かなかった。本より動画を好む人には対話型が受け入れやすいのかもしれない。イラスト調のやさしげな装丁だが子ども向けではなかった。
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わかりやすく、楽しく、かつ基礎がしっかりと体得できる良書。