人間における自由 改訳 (現代社会科学叢書)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488006563

感想・レビュー・書評

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  • 部分的に気になったパートのみを拾い読み。

    手段と目的に関しての示唆を少し。

    目的は手段を聖化するというのは多くの宗教法人並びに企業において観察できるとことであり、

    また自分自身の中にも多い当たる節がちらほら。

    単純に目的の遂行のために、その過程の時間が疎外されてならぬは確かなことで。

    農耕における仕事の進め方のようなものを一度読まないと判然とせぬ論点だなとのもやもやが残る。

  • 2009/12/15大学図書館で借りる
    2009/

    本書では、倫理の問題、すなわち、人間に自己と自己の可能性とを実現させる、規範と価値との問題を論じている。

    目次
    第一章:問題
    第二章:人道主義的倫理、人生の術についての応用科学
    1.人道主義的倫理対権威主義的倫理
    2.主観主義的倫理対客観主義的倫理
    3.人間の科学
    4.人道主義的倫理学の伝統
    5.倫理学と精神分析学
    第三章:人間の本性と性格
    1.人間の実態
    2.パースナリティ
    第四章:人道主義的倫理の諸問題
    1.利己主義、自愛、自己関心
    2.良心、自己自身を呼びもどすもの
    3.快楽と幸福
    4.性格特性としての信仰
    5.人間における道徳的能力
    6.絶対主義的倫理対相対主義的倫理、普遍主義的倫理対社会内在的
    倫理
    第五章:今日の道徳問題

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著者プロフィール

ドイツの社会心理学者、精神分析家。1900年、フランクフルト生まれ。ユダヤ教正教派の両親のもとに育ち、ハイデルベルク大学で社会学、心理学、哲学を学ぶ。ナチスが政権を掌握した後、スイス・ジュネーブに移り、1934年にはアメリカへ移住。1941年に発表した代表作『自由からの逃走』は、いまや社会学の古典として長く読まれ続けている。その後も『愛するということ』(1956年)、『悪について』(1964年)などを次々と刊行する。1980年、80歳の誕生日を目前にスイス・ムラルトの自宅で死去。

「2022年 『今を生きる思想 エーリッヒ・フロム 孤独を恐れず自由に生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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