北京から来た男 下

制作 : 柳沢 由実子 
  • 東京創元社
3.67
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本棚登録 : 107
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488010317

作品紹介・あらすじ

殺人現場で見つけた手記。それは1860年代のアメリカで書かれたものだった。中国、アメリカ、スウェーデン、現代の予言者マンケルによるミステリを超えた金字塔的大作。

感想・レビュー・書評

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  • スウェーデンの小さな村で住人のほとんどが惨殺されるという事件が起こる。
    それは遺族の一人である裁判官のビルギッタを世界の反対側へと導く。

    このご時世に読んでしまってうーん。
    作者の人種差別への怒りは分かるんだけど、それにしても大陸とアフリカへの思い入れが強いなぁと。
    今ひとつ過去の出来事と現代が繋がっていないように感じたのは、作者の怒りに任せた筆のせいかと。
    そして上巻の人物紹介を見た時のがっかりは結局がっかりのままだった。

  • 小説としては中国の農民の苦難の歴史など深く説明があり、興味深いが、ミステリーとしては今ひとつ。動機も結末もぱっとしない。事件自体が派手なだけに残念。

  • スウェーデンの田舎で村のほとんどの住民が惨殺された。その村とつながりのある女性裁判官が主人公。その事件と意外なつながりがあるのが中国。一方で主人公の夫婦の危機が書かれ、他方で悲惨な運命をたどる19世紀の中国人について描写される。ひとつひとつは面白いのだが、あまりに話が壮大すぎてまとまりがなく感じる。人物の会話もどうも作り物めいていて不自然に感じてしまう。決してつまらないわけではないけど、マンケルは私には合わないのかも。

  • どちらかといえば重い、偏ったこの内容でぐいぐい読ます力量はさすがマンケル。
    一般受けはせんと思うけど。

  • ・・・
    そして、一頭のオオカミでその物語は終わった。

    壮大な世界史のほんのⅠページでも歴史は大きい、怖い。

    へニング・マンケル氏逝去に捧ぐ。合掌。

  • 現在の世界状況を照らし合わせて読むことのできる小説だった。優れた作家には、予言者的能力があるのかも。でも事件が法的に裁けずに終わるってすっきりしないね。ブリギッタが助かったのって本当に僥倖。

  • 私の評価基準
    ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版
    ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも
    ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ
    ☆☆ 普通 時間があれば
    ☆ つまらない もしくは趣味が合わない

    2015.2.7読了

    上巻に合わせて記載

  • 途中の「ご先祖さま」の話が長く、それはそれで面白いのですが、そのことと現代の惨殺の結びつきはちょっと弱いように感じられました。
    が、上下間通じて、面白かったです。

  • 上巻は読みごたえがあり下巻はちょっと失速。中国に関しては隣国の自分も知らないで済ましている歴史を教えてくれる。スウェーデン、中国、ジンバブエ世界をかけめぐるスケールはすごいが現実味は少ない。彼女のバックを盗んだのは誰で目的は?結局よくわからない。

  • 世評の高さもうなずける、文句なしの大作。こういう素材で、このリーダビリティはすごい。わたしがミステリに求めるのは、こういうものではないけれども。

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