探偵ブロディの事件ファイル

制作 : 青木 純子 
  • 東京創元社
3.32
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本棚登録 : 64
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488010379

作品紹介・あらすじ

バツイチ探偵ブロディの扱う失踪、殺人、浮気調査は、アトキンソンの手にかかると、ただならぬ気配。『世界が終わるわけではなく』で読者の心を掴んだ著者によるミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 人の世は善悪の2面ですっきりと評定できるものではない。皆それぞれかかわりあって、重なり合って、そこへ少しの掛け違いや、気の抜いた判断や、過度の思いやりが加わって混沌たる状況になる。それでも日々をやり過ごすことが現在を生きる者にできる、愛する者への志。

  • フランスへの移住を夢見る探偵ブロディが手がける3つの事件。
    一つは30年以上前に消えた幼女の捜索。もう一つは10年前に少女を殺した犯人を探すこと。最後の一つは夫を殺した罪を償った姉を見つけること。

    前作の雰囲気を微かにまとわせつつ、全く違うジャンルのミステリを物した作者に拍手。
    ミステリでありながら、捜査より関係者の描写に筆を尽くし事件を描く手法は面白かった。
    人間関係に厚く覆われて隠された真相が露わになるのは、ちょっと辛い。

  • あまり面白くなかった

  • 何と言うか実に感想を述べにくい話だ。過去に起きたいくつかの事件を探偵が調査するのだが、真相が解明されたものもあれば分からないままのもある(読者には分かるようになってるが)。でもそういう部分はこの話のメインではない。
    悲惨な事件に否応なく打撃を受けた人たちは、それでもその後も生きていかねばならない。深刻ぶることなく自分なりの生き方を見つけるしかない。時にそのもがきようが滑稽でも本人は切実だ。ユニークだけどリアリティーのある物語。

  • 先にドラマを見てしまっていたので、どの事件がどうなるかわかってしまっていたのがとっても残念。
    いわゆる謎解きの犯人はお前だ! というのではなく(ほとんど過去に起きた事件でもあるし)、その事件をめぐる人々のドラマといった感じ。
    いくつかの事件がゆるやかにつながっていて、それをほのめかす程度にまとめているところに好感が持てた。
    続編のドラマはまだ見ていないので、早く続きが翻訳出版されるといいな。ジャクソンの姉の事件はまだ解決していないみたいだし。

  • 悲しい事件と事件の周りの人たちの苦しみ。
    それなのにちょっとシニカル。

  • ストーカー、DV、我が子への性的虐待、女性には辛いことばかりだ。人生のリセットを夢見てしまう、『火車』のヒロインみたいに。共感できたのは、アメリアとキャロライン。新しい人生に踏み出してほしいものだ。ジャクソンが引き受けた事件が繋がっているなんて、ご都合主義っぽいが、人の繋がりとはそうしたものか。

  • どこかの書評で面白そうだと思い、図書館にオンラインで予約して借りてきた。借りてびっくり、これは以前に英語版ペーパーバックで読んだ"Case Histories"の翻訳ではないか。題名が全く違うのでわからなかった。確かペーパーバックの読後感はあまり芳しくなかったので、この翻訳は読む前に星二つで終わり。残念でした。

  • 『世界が終わるわけではなく』のアトキンソンによるミステリ!

    バツイチ探偵ブロディの扱う失踪、殺人、猫捜し等々は、アトキンソンの手にかかると、ただならぬ気配。
    『世界が終わるわけではなく』で読者の心を掴んだ著者によるミステリ。 

  • 前に出た『世界が終わるわけではなく』は奇想溢れる短編集だったが、こちらは長編ミステリ。前作のイメージが強かったので、同じ創元から出ている『探偵術マニュアル』のようなファンタジー要素のある内容なのかと思っていたが、ハードボイルド寄りの探偵小説だった。

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