マトリョーシカと消えた死体 (探偵ブロディの事件ファイル)

制作 : 青木 純子 
  • 東京創元社
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本棚登録 : 31
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488010577

作品紹介・あらすじ

長年の夢だったフランス暮らしを始めたジャクソン・ブロディだったが、恋人ジュリアが出演するエディンバラの芸術際《エディンバラ国際フェスティバル》に出かけ、事件に巻き込まれる! 衝突した車のドライバー同士の暴力沙汰に出くわしたかと思えば、若い娘の死体を発見、そして死体消失……。事件はマトリョーシカのように入れ子になっていて、しかも実際に小さなマトリョーシカも登場する、ミステリ度は第一作に比べ格段にアップし、それでいてアトキンソン力(りょく)はそのままの傑作ミステリ。BBCでドラマ化され、DVD化もされている、欧米で評価の高い探偵シリーズ、第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 探偵ブロディシリーズの第2作。今回彼は恋人共にエジンバラにやって来て事件に巻き込まれる。その事件に関わる人々の群像劇なのだが、ブロディ以上に他の面々が面白すぎる。徹底的にネガティブで現実から目を背けて妄想ばかりしてる作家のマーティン。悪徳実業家の妻であるグロリア。何をしてるかよく分からない息子が心配なシングルマザーの警察官ルイーズ。それぞれの饒舌に語られる内面が楽しくて、犯人とかどうでも良くなる。でもしっかり伏線は回収されるしキレイに落ちもつく。マーティンの仰天の過去やラスト一行で明かされるグロリアの本性とか、サービス精神旺盛な作家だなと思う。

  • 人には全て裏面がある。善良な常識人に見えたグロリアとマーティンの意外な正体と過去。母親のルイーズを失望ばかりさせたアーチーの意外な変心。罰せられる罪もあり、まんまと逃れる場合もあり。人生はスラップスティック。

  • エディンバラのフェスティバルを舞台に、複数の登場人物たちが巻き込まれる事件が、やがて収束してくる。

    ちょっと長かった。

  • あらすじ
     探偵小説で有名になったマーティンは、たまたま運転手同士の喧嘩の仲裁になる。地元の不動産王の妻グロリアは、夫がロシア人タチアナと過ごしているときに緊急搬送されたと知る。元探偵マーティンは、恋人の女優についてきたが、観光がてら島で女性の死体を発見する・・・。

    ミステリーというよりは群像劇。本作はシリーズ2作目。1作目は未読なので、主人公の人間関係のつながりはわからなかったが問題なし。作者はもともと文芸作家らしい。謎解きの過程というか、謎になる前の段階での、登場人物一人一人の心情が丁寧に書かれている。それが重たくなくて、むしろ滑稽で、細かいのにすいすい読める。量は上下2段だけど、あっさり読めた。

  • 読んでいる時間は楽しめたが、終わってみると残らないかな。

  • 『探偵ブロディ』シリーズ2作目。
    1作目でもいい味を出していたブロディだが、今作では群像劇ということで存在感はやや薄め。但し他の登場人物もかなり『キャラが濃い』人物ばかりなので、けっこうお腹いっぱいになるw
    最近ではなかなか見なくなった四六判の2段組で、長めではあるが、殆ど長さは感じなかった。謎解きよりもサスペンスに近い味わいも良かった。
    3作目の邦訳も楽しみだ。

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