図書館司書と不死の猫

制作 : 玉木 亨 
  • 東京創元社
3.09
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本棚登録 : 272
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488010898

作品紹介・あらすじ

愛妻を亡くし、ケンブリッジの図書館を定年退職したばかりのわたしのもとへ、ある日一通の奇妙なメールが届く。添付されていたフォルダにはなんと、人間の言葉をあやつる猫が語る血も凍るような半生がおさめられていた! わたしはその話にすっかり魅了され、真偽を確かめようと調査にのりだすが……。ミステリ、ホラー、文学への愛とユーモアがたっぷり詰めこまれた不思議でブラックな物語。

感想・レビュー・書評

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  • 怖いのは苦手ですが、、、気になる。

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    図書館を定年退職したばかりの男に送られてきた奇妙なメール。その添付ファイルには、人間の言葉を話す猫が語る血も凍るような半生がおさめられていた! 不思議でブラックな物語。
    http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488010898

  • 私のジャンルからは外れるのだけれど、娘が装画を担当させて貰った関係で読んでみることにしました。
    よく言えばハリー・クレッシングの『料理人』と同系列の「奇妙な味」の小説ですね。ミステリーというほど論理的でも無く、ホラーというほど怖くない。ジョイスの『ねじの回転』などの作品がチョコチョコ顔を出す事から、教養小説的な要素もありそうなのですが、こちらに知識が無さ過ぎて良く判りませんでした。
    重層的な構造で、最初はどこに向かうのか判り難かったのですが、途中からは一気に読了。「不死の猫」という伝統的要素とE-mail、デジタルツールを使った現代的なやり取りのギャップがなんか可笑しい。
    猫好き、本好きの人が手を出しそうなタイトルですが、猫に関しては可愛げが無くて邪悪な感じなのでどうですかね。

  • こんなネコがいたら怖い。

  • 個人的にこの本はホラー小説というよりも奇妙系オカルト風味幻想小説な感じだった。なのでとりあえずジャンルは幻想で……。
    あんまり怖い感じはしないけれど清く正しいオカルトの系列。
    タイトルに図書館司書とあるけれど正しくは「元」図書館司書の話。ロジャーという喋る猫と彼を追うキャプテンという猫に人生を狂わされた人間たちの話。
    メールのやりとりとか台本風とか、色々工夫はあるもののあんまり物語に抑揚がない感じで面白いのか面白くなかったのかさっぱりわからん感じだった。肝心なところもなんとなくぼやけているような感じがした。もうちょいこう、もうちょいなんかしてくれたらこれはホラーだ!ってなりそうなところがさらーっと流されるのでホラーか……?みたいな印象になる。
    オチもなんかこう、ああ……。みたいな感じだった。読みやすくてさらさらいけるけれど、物凄く面白いかと言われると個人的にはうーん。

    タイトルから猫好きが手に取るやつだけれども猫への愛憎渦巻く邪悪な雰囲気がむんむんなのでハートフル猫を求めてはいけないやつ。この作品の猫は賢くて巧妙だけれどもどうしようもなく邪悪です。
    人の顔の上にどかりと乗って窒息を狙ったり首にゴロゴロふみふみして窒息を狙うような猫に、「こいつはわたしを殺そうとしている……!」と思う猫飼いの覚えのある感じを使ったのは上手いと思った。
    あと装丁がかわいくていいですね。目を引く赤と猫はすごくかわいい。

  • ホラー

  • ぞわぞわするシーンが、たくさんあって、正直うぅ。ってなる感じは否めなかったけど、どうなるのか、どうなっちゃうのか、すっごく気になって、一気読み。
    続編も、翻訳してほしいです。

  • 様々な人間と恐ろしい2匹の猫が織りなす、少し不気味な小説です。
    極めて現実的な世界観に対して、超自然的な存在の猫がスパイスとなっています。
    物語は淡々とした進みで、読みやすい一冊。

  • 題名からほんわかファンジーを想像していたら、とんだホラーだった。主人公がじりじり追いつめられる描写がすごくリアルで怖い…。
    猫は常に我々人間の命を狙っている…笑

  • ブラックでユニークなファンタジー。(すこしだけホラー)

    わたしもアレック同様、ロジャーが井戸からひょっこり出てくる気がしてならない。

    かわいい猫を期待してる人にはオススメしません。
    ブラックユーモアを楽しめる人にはオススメ。

  • 猫とミステリが好きなら是非オススメ。
    物語は人間の言葉を話す猫と妻が行方不明になった男の対話から始まる。
    猫に九生有りとは言われるが、この言葉を超えどのように不死になったかが語られる。
    そして猫の師匠が主人公に迫ってくるのはサスペンスのようでスリリング。追い詰められた二人がメールでやりとりする状況は現代的で面白い。

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著者プロフィール

リン・トラス(Lynne Truss)
1955年、キングストン・アポン・テムズ生まれのイギリスの作家、ジャーナリスト。BBCラジオのパーソナリティなども務める。ラジオ劇、小説、子供向け文法ガイドなど多くの作品がある。2003年刊行の『パンクなパンダのパンクチュエーション』は、諧謔味のある文法書としてイギリスとアメリカそれぞれで100万部超のベストセラーなり、日本でも翻訳された。2冊目の翻訳書『図書館司書と不死の猫』が5月11日に刊行される。

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