時計を忘れて森へいこう (クイーンの13)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 107
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488012205

感想・レビュー・書評

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  • こなれた感がない瑞々しい文章と、丁寧な人物造詣による物語が沁みる。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/13436683.html

  • 初光原百合作品。どこか物悲しい雰囲気だけど癒される、笑えるシーンもありながら考えさせられるシーンもある、そんな雰囲気の話でした。時折挿入される()内の翠の台詞が笑えました。

  • 再読。2012年の読み納めにこの本を選びました。
    この作品の中には、優しく暖かい風が吹いています。
    語り手が主人公である高校生の女の子。
    その影響もあってか語り口は少し独特で、高校生の等身大の日記のような感もありますが、光原さんの美しい情景描写と、この物語のキーとなるもう一人の護さんの穏やかな語り口で素敵なお話が紡がれていきます。
    初めて読んだのはまだ学生の頃でしたが、今読んでも色褪せることなく心が洗われるような、美しい森に優しく抱かれるような、そんな爽やかな作品です。

  • この本を読んで、森の描写がとても素敵だったので、清里に行き、夜の森や森林セラピーを体験して森が大好きになり、屋久島にいったり、日帰り登山をはじめたりしました。
    影響されやすい自分でよかったと、この件に関しては心から思っています。

  • 純粋な空気感が心地良い。ところどころで情景が目の前に広がる…森好きには特にオススメ。
    作者もあとがきで語っているとおり、まだ文章が若く、途中、少し疲れる部分も。
    しかし、今後を期待せずにはいられない雰囲気がある。

  • ミステリらしからぬが、ミステリ。
    癒しの時が流れる中、人の痛みと優しさが見え隠れ。

  • 数年前の「このミス」の15,16位くらいに選ばれていて、題名とカバー絵に惹かれれて読んでみたいと思っていた作品です。本屋で何度か探してみても見つからず、近所のブックオフで物色していたときに見つけてしまいました。それでもすぐには読まず、かってから1年くらいたち、ようやく読み出しました。

    清海という架空の土地にある森が舞台の3話からなるミステリーです。ミステリーといっても殺人などは起きません。どこか北村薫さんの『空飛ぶ馬』を思い出させるテイストです。北村さんの作品には時として怖くなるくらいの人の暗部、悪意が顔を出す時がありますが、本作品は一貫して人の悲しみとそれに対する救いが描かれています。

    この本を知ってから読むまでの期間(片想い)が長すぎたせいか、読み終わった感想はなんか物足りないというのが正直な感想です。気持のいい午後に、ちょっと一息入れようとして紅茶を淹れたのはいいけど、お菓子を買い忘れて、なんか口がさびしいのと同じような感じです。


  • 大好きな本。
    護さんがすてき。
    自然解説指導員(レンジャー)になりたくなって、いろいろ調べてみたり。
    あとがきにもあるこの話の舞台に、いつか必ず行ってみたい。
    美しいものにどれだけ出会って、生まれてきた喜びをどれだけ感じられるか。

    “世界はこんなに美しいのだ”

  • もっと早く出合いたかった本です。
    高校生時代とか。不可能ですが。
    私のこれまで生きてきた中で、多分、スイッチの入り方が変わってしまったかも。

  • 2008.06.21. 透明感。光原さんは、きっときれいな心を持ち続けているんだろうな。雰囲気としたら、北村薫さんとかに近いけど、さらに透明感。瑞々しい若葉が、深い森の匂いが満ちてくる。護さんはよいなあ。

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