タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 1849
レビュー : 430
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488012281

感想・レビュー・書評

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  • 「グレーテルのかまど」のタルトタタンが食べたくて仕方がない。
    けど、自分では作れず、またこの本を読んで食べたくなってる。

    最初の2編の登場人物に共感できず、フランス料理の横文字も、ああ困ったなと読み進める。
    ああよかった、3作目からはホッとする。オッソ・イラティなんてわかる!わかるー!せつないわー!と奥さん側の気持ちに。

    それにしても美味しそう。
    フランス料理って結婚式くらいでしか食べる機会もなくて、どちらかというと苦手。
    でもこの本の料理は香ってくる。美味しそう。甘いものそんなに好きじゃないけれど、デセールまでガッツリたべたい。
    近くにないの?こういうお店ー!と悶える。
    なによりヴァン・ショーをお願いしたい。一日の締めに。

    カウンターが7席、テーブルが5つ。
    従業員は4人のビストロ・パ・マル。
    突然あらわれるお客さんの陰りにフンワリと応えるミフネシェフ。
    若かりし志村さんの消えたフェーブの謎が可愛い。
    平目のバターソースにシャトー・マルゴー。試したくなるね。

    • vilureefさん
      こんにちは。

      >「グレーテルのかまど」のタルトタタン
      これ、美味しそうでしたね(*^_^*)
      おばあちゃんのレシピがお孫さんにしっ...
      こんにちは。

      >「グレーテルのかまど」のタルトタタン
      これ、美味しそうでしたね(*^_^*)
      おばあちゃんのレシピがお孫さんにしっかりと受け継がれているのが素敵でした。
      いつか食べに行きたいです。

      2014/08/28
    • shuwachoさん
      しっかり受け継がれてましたねー。
      とても素敵でした。
      物語があるタルト・タタンでした。
      砂糖もバターも恐ろしい量でしたが、あれは一度食...
      しっかり受け継がれてましたねー。
      とても素敵でした。
      物語があるタルト・タタンでした。
      砂糖もバターも恐ろしい量でしたが、あれは一度食べなくてはいけないですね^^。
      2014/08/29
  • ビストロを舞台とする連作短編集。シェフが探偵役をつとめるシリーズです。最初のほうの作品は、解決して終わり、という感じだったのですが、あとのほうの作品は、解決して、なおかつ登場人物のその後の人生に思いを馳せることができ、読み応え十分でした。フランス料理をよく知っていればもちろん楽しめると思いますが(とくにカスレのことなど)、知らなくても十分面白かったです。

  • 従業員4人のこじんまりとしたフランス料理店「ビストロ・パ・マル」。ひとときの癒やしを求めてやってくる人の日常の謎をシェフ三舟が解決するシリーズ。
    近藤さんの清掃員キリコシリーズと同じく、読み終わった後ほっこりする。ちょっとした謎を料理を通じて解決するのだが、料理がいちいち美味しそうで…つい先日、沖縄が舞台の本を読んで沖縄料理が食べたくなったが、勿論今回はフランス料理が食べたくなった!
    こういう、料理がメインというか、料理を大切に書いてある本は大好きだ。

  • タイトルを聞いただけで、読みたくなってしまった本。
    目次のデザインがフレンチのメニューになっているのがかわいらしい。

    ミステリーとしてはちょっと弱めかなぁと思うけれど、とにかくお店の雰囲気と出てくるお料理、お菓子がおいしそうなので、決してお腹が空いているときに読んではいけません。

    素数の詰め合わせチョコが出てくる「割り切れないチョコレート」、ちょっと小川洋子さんの「博士の愛した数式」を思い出したりして、好きでした。

    細かいけれど、お店の名物メニューのヴァン・ショー(ホットワイン)が、1話めだけデュラレックスのカップでふるまわれているのに、2話めからはグラスに変わっているのが、ずっと気になってます。。。何か意味があるのかなぁ?

  • (2014/11/14読了)
    ほっこりする連作短編集。美味しそうなお料理も想像をかきたてます。登場人物のキャラもそれぞれ濃く、そんな中で語り手の青年を一番普通な設定にしたのは、くどくなりすぎず最後まで楽しく読めました。
    それぞれの話には謎解きがあります。こじつけっぽく感じるのもありましたが、嫌味がないのはやっぱり絶妙なバランスじゃないかと思います。(タイプが似ているので、どうしてもこの本の前に読んだ小路さんの「花咲小路四丁目の聖人」と比較してしまいます)

    (内容)
    カウンター七席、テーブル五つ。下町の片隅にある小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マルのシェフは、十年以上もフランスの田舎のオーベルジュやレストランを転々として修行してきたという変わり者。無精髭をはやし、長い髪を後ろで束ねた無口なシェフの料理は、気取らない、本当にフランス料理が好きな客の心と舌をつかむものばかり。そんなシェフが、客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎をあざやかに解く。定連の西田さんはなぜ体調をくずしたのか?甲子園をめざしていた高校野球部の不祥事の真相は?フランス人の恋人はなぜ最低のカスレをつくったのか…。

    (目次)
    タルト・タタンの夢/ロニョン・ド・ヴォーの決意/ガレット・デ・ロワの秘密/オッソ・イラティをめぐる不和/理不尽な酔っぱらい/ぬけがらのカスレ/割り切れないチョコレート

  • さくさく読めるので軽めのものを読みたい気分の時に。
    気取らないビストロの料理とワインがおいしそう。

  • ずっと気になっていた本でしたが、ようやく読みました。
    まずはフランス料理を食べたい。

    こじんまりした場所は人間関係が密になるけど、ここは程よい距離感があっていい感じ。

    「ぬけがらのカスレ」「割り切れないチョコレート」が好きかな。

    • tuki1304さん
      フォロー&コメントありがとうございます
      この作品、シリーズですよ
      フォロー&コメントありがとうございます
      この作品、シリーズですよ
      2018/05/25
    • shaadiさん
      こちらこそ、ありがとうございますー
      2作目までは読んだのですが、3作目も楽しみにしてます!
      こちらこそ、ありがとうございますー
      2作目までは読んだのですが、3作目も楽しみにしてます!
      2018/05/26
  • カウンター七席、テーブル五つ。下町の片隅にある小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マルのシェフは、十年以上もフランスの田舎のオーベルジュやレストランを転々として修行してきたという変わり者。無精髭をはやし、長い髪を後ろで束ねた無口なシェフの料理は、気取らない、本当にフランス料理が好きな客の心と舌をつかむものばかり。そんなシェフが、客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎をあざやかに解く。定連の西田さんはなぜ体調をくずしたのか?甲子園をめざしていた高校野球部の不祥事の真相は?フランス人の恋人はなぜ最低のカスレをつくったのか…。
    「BOOKデータベース」より

    読んだ後、気持ちが暖かくなる作品.
    一番印象に残ったのは、ぬけがらのカスレ.人の行動にはいろいろな深い意味が隠されている場合がある.どこを分岐点にするのかは、人それぞれ.

  • フランス料理がいっぱい出てくる小説。
    お店で働いている4人の登場人物全員が好きです。日常生活に起こる小さなミステリーをお料理しながら解いていくシェフが大好き。最後はホット・ワインで心温まる小説でした。

  • すごく読みやすくて、あっという間に読み終わった。小さなビストロのなかで終始する、日常の些細な謎解き。特に過去に起こった未解決の事件のわだかまりをシェフがするするほどく様子がおもしろかった。
    凝り固まったお客さんに隠しメニューの温かいヴァン・ショーが出されて、飲んだ人たちがほっとすると、謎は解かれたのだなとこちらもほっとする。

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著者プロフィール

近藤 史恵(こんどう ふみえ)
1969年大阪生まれの推理作家、小説家。
大阪芸術大学文芸学科卒業後、1993年『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。
2008年、『サクリファイス』で第10回大藪春彦賞受賞、2008年度本屋大賞部門惜しくも2位、第61回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作になる。これがシリーズ化もされた代表作となった。ほかの代表作に、ドラマ化された『天使はモップを持って』シリーズ。
2006年から、母校の大阪芸術大学文芸学科客員准教授に就任している。

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