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- 本 ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488012878
感想・レビュー・書評
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ミステリ。幻想。夢。
うわー、複雑。どれが現実でどれが夢なのか、読んでいて不安な気分になってくる作品。
二章の終盤、謎解きが始まってからはテンポアップし、なかなか良かった。
幻想ミステリでは小林泰三『アリス殺し』が好きだが、今作はより幻想よりで、異質な読後感を味わえた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ううむ。夢と現の区別がつかなくなっていくというか、作中作というか。
随所に現れる絵画的な描写は美しい。かつ、登場人物も絵画的な美男美女が多いので、いろいろなシーンを非常に頭の中でイメージしやすい作品であることは確か。
ただ、非常に「静か」な作品で、各キャラクターは私の頭の中でイメージできるものの、あまり「動かない」。まさに絵画を見ているよう。
美しいモノ、幻想的なロマンであることは確かだが、私は手放しでは楽しめなかった。自分の好みは、頭の中でドラマのようにキャラクターが動いてくれる作品であって、多分、こういう静かな耽美系の雰囲気苦手なんだ。。。
こういうのが好きな人はたまらないんだろうなぁ、というのは何となく判った。
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