犯罪

制作 : 酒寄 進一 
  • 東京創元社
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本棚登録 : 1670
レビュー : 352
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488013363

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。著者の来歴もすごい。事実は小説より奇なり、というから勿論そのまま文章にした訳ではないだろうけれども色々参考にした事件があったのかな、なんて思いました。そしてタナタ氏(というか雇った人)怖い。

    それにしてもドイツも貧富の差がずいぶん開いてそうですね。そして移民の問題もあるし国内落ち着いていないのかな、なんて印象を受けました。そっくり6人(5人?)アラブ兄弟ののらりくらりとしたやり取りは面白かった。欧米だったらアジア系もその手が使えそう。
    面白かったです。

    フェーナー氏 
    神に誓うとか約束とかドイツ人らしい義理堅さだな、と思いました。

    タナタ氏の茶盌
    取りあえずギャングに割られなくて良かった。

    チェロ 
    悲しい姉弟の話。音大行っておけばよかったねえ。

    ハリネズミ
    賢い末っ子が兄貴を救う。痛快。

    幸運 
    きちんとした仕事に就けると良いね。

    サマータイム
    まあ殺してはいないけど褒められた行為ではない。うん。

    正当防衛 
    こういう人が日常に居るのかと思うと怖い。襲ったギャングも留置された人も。

    緑 
    可哀想な羊。

    棘 
    彫刻の足に刺さったとげ

    愛情 
    これは親が悪い気がするけど。未然に防げただろう犯罪を…

    エチオピアの男 
    最後、お金を出し合ってエチオピアへの旅費を出してあげよう、というのが良かったな。罪と罰って難しい。気持ちの良いお話。

  • ドイツで起こった犯罪事件を元に(?)した短編小説。
    小説というよりは、どちらかというと犯罪のバイオグラフィー的な雰囲気が強いものの、面白かった。
    かなりエグイ描写も多々あるものの、サクサク読めました。
    翻訳ものを読んだのは久々だけど、これはアタリでした!

  • どの短編も、息つく瞬間もなく圧倒された。

  • いずれも犯罪者を語る11作からなる短編集。犯罪とは一口に言え罪も犯した経緯も人も千差万別。柔らかな語り口からは犯罪とは無縁でいられなかった者への憐憫が滲み出るかのよう。サイコっぽい表紙と表題だけど優しく軽いです

  • 943

  • 2012年本屋大賞の翻訳小説部門の大賞受賞作。本屋大賞を受賞する前から気になっていて予約していたけど漸く手元に。弁護士である作者が実際に出会った人たちの経験をもとに執筆された小説家デビュー作となる短編集。『犯罪』のタイトルゆえ様々な犯罪者が登場する。中には常軌を逸した人物も。淡々とした印象。取り敢えず『罪悪』も読んでみることにする。2012/496

  • 犯罪に至る、いろいろな形を見て取りました。淡々と語られていて、どれにも様々ないきさつがあります。短編で、読みやすかったです。しかし、殺人が出てくるところはどれも猟奇的。日本の作品ではなかなか見ない描写です。

  • 本の内容はタイトルが表している。
    恐ろしい事件を記した連作短編集であるが、愛しく、哀しく、時にはユーモラスでもある。
    すべての事件は1人の弁護士を通じて淡々と語られ、異様な物語を際立たせる簡潔な文体はカフカやチェーホフを連想した。
    これらが実際に弁護士であった著者の実体験や見聞きした実話をもとにしたものであるというのだから、事実は小説よりも奇なり、を実感する。
    ドライな文章は硬質とも取れるが、読みにくさはなく、1篇読めば、このドキュメンタリー的フィクションの世界に魅せられることだろう。

  • 様々な短編集。バイオレンスあり、純愛あり、深く考えさせられる話があり。このミステリーの2位だったようだけど万人受けするのかなあ。私は好きです。

  • ドイツの高名な刑事弁護士をも務めるシーラッハ氏の処女作。あくまで冷静かつ客観的に淡々と話が展開されていく分、その心情がとてもリアルに感じられる。

    人はなぜ罪を犯すのか、こういうことに興味がある方は、ぜひ。

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