緋色の楽譜 下

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488013387

作品紹介・あらすじ

暴漢に襲われたサラを助けたのは、かつてサラのストーカーとして捕まった男ヤーニンだった。彼によると、リストの楽譜を狙ったのはファルベンラウシャーという秘密結社で、大昔から"力の音"で人々を操ってきたという。彼らは聖堂騎士団、フリーメイソンなどを利用し、聖書の時代から"力の音"を守ってきたのだ。リストが何処かに隠した"緋色の楽譜"こそ彼らが探し求めるもの。サラはヤーニンと共にリストの詩を手掛かりに"緋色の楽譜"を追うが…。パリ、ワイマール、コペンハーゲン、アムステルダム…そしてローマ。ヨーロッパ全土を股にかけた、万華鏡のようにきらびやかなミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 分かりやすくした『ダ・ヴィンチ・コード』という感じでしょうか。テンポはいいですが、ミステリと言われると弱めでした。少し期待外れ。

  • 面白かった!!!
    ラルフ・イーザウさんの瞬間最大風速みたいな恋人描写が大好きで、そうなんだよ使命があるんだからそれどころじゃない、でもそれはそれとしてイチャイチャ描写は見たいという私のツボにハマった。ありがとうございます。
    中盤で少しだれてしまったが、最終局面の父親だと判明した辺りからは怒涛の展開で一気に引き込まれた。
    臨場感がとても感じられ、映画を見ているようだった。
    少し悲しいところもあるが、文句なしのハッピーエンドで安心した。

  • フランツリストの子孫であることを証明するために、ヨーロッパ各地をめぐりテロに巻き込まれる話だったと思う。
    下巻に入ってすこしおもしろくなったけど…。

  • ううーーん。

    音楽版、謎が複雑なダヴィンチコード、という感じ。
    ヒロインが傲慢すぎてあまり魅了を感じられなかった。

  • 音楽で人を操る理論を駆使しながら敵と対峙、スパイ映画のような展開になっていく。リストの作品をめぐる謎解も一層スリリングに。

  • おもしろかった!
    でももうちょっと最後に迫力がほしかったかも……

    そして謎を完全には理解できてない(汗

  • しかるべきときに、しかるべき場所で
    そのための楽器をつかって演奏したら
    みえるメッセージって、
    本当にありそうです。

    教会でミサ曲を聴いたときに
    体育館で歌うよりも
    反響の具合や雰囲気がすごくふさわしいと感じたことを思い出しました。

    とても面白かった。
    もっともっと話題になってもよさそうなのに、と思います。

  • 最後やっつけでは… もっと続いてほしかった。『暁の円卓』には負ける。

  • ★感想
    イーザウなのでファンタジーに入れましたが、サスペンス要素も強いよ。
    最後までドキハラでしたよー。

    「色聴」という能力は知っていましたけど(絶対音感のある人はコードを色で認識できるとかetc.)それをここまでネタとして膨らませられるとは、さすがイーザウなのだ。
    音楽好きで陰謀物好きな人は絶対面白いと思うな。

    イーザウの作品はシリーズが違っててもどっかしらリンクしてたりするんですが、これは代表作『暁の円卓』とつながってましたd(^-^)

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    暴漢に襲われたサラを助けたのは、かつてサラのストーカーとして捕まった男ヤーニンだった。彼によると、リストの楽譜を狙ったのはファルベンラウシャーという秘密結社で、大昔から“力の音”で人々を操ってきたという。彼らは聖堂騎士団、フリーメイソンなどを利用し、聖書の時代から“力の音”を守ってきたのだ。リストが何処かに隠した“緋色の楽譜”こそ彼らが探し求めるもの。サラはヤーニンと共にリストの詩を手掛かりに“緋色の楽譜”を追うが…。パリ、ワイマール、コペンハーゲン、アムステルダム…そしてローマ。ヨーロッパ全土を股にかけた、万華鏡のようにきらびやかなミステリ。

    緋色の楽譜が何を指し示すのかがわかってかなりの納得の作品となりました。
    ローマ法王の去就を絡めて描かれた下巻はかなり面白いものでした。
    ラルフ・イーザウのほかの作品も読んでみたくなりました。

    Die Dunklen by Ralf Isau

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