アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 5650
レビュー : 900
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017002

作品紹介・あらすじ

引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的は-たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!四散した断片が描き出す物語の全体像は?注目の気鋭による清冽なミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 後半の展開が見事。伏線が随所に散りばめられていて繋がっていく様は壮快だった。ミステリーってこれやねって思った。図書館本だが買って置いても良いかな…。

  • 広辞苑を盗むために本屋を襲う。裏口に立っていれば逃げられない…この伏線が最後まで…。何で椎名も初対面の河崎にノルんだ?と謎でしたが、これは面白い♪伊坂さんも冊数を重ねてきましたが、この点と点が繋がっていく快感は病みつきです。ドルジと河崎に振り回されました。琴美さんは好きなキャラだったのでかなり悲しかったですが…。ロッカーにたどり着き、ボブ・ディランが流れるシーンは何故か青春を感じ清々しい気分になりました。決して全体は明るい話ではないのに不思議♪まだまだ読めていない伊坂さん作品が多々。この先も楽しみです。

  • 伊坂さんの作品の中で一番好きな作品。小説なのに最後のあの疾走感は、やみつき。




  • 騙された


    伊坂幸太郎の作品の中でも好きな話
    ドルジが琴美と自分のことをアヒルと鴨に例えたのがうまいと思った
    アヒルと鴨はぱっと見全然違うけどね
    「アヒル」と「鴨」と「コインロッカー」の繋がりがおもしろい


    「一緒に本屋を襲わないか?」
    突拍子もない始まり方
    まずそれにぐんと惹き付けられた


    過去と現在
    2つの視点で話が進んでいくのも好き
    ブータンという国は知らなかったけれどこれを読んで行ってみたいと思った


    読むとほこほこするようなちくちくするような不思議な話
    悲しい結末が待っていて
    そうではないかと疑っていたものの文章にされるときつかった
    読み終わりたくない
    ずっと読んでいたいと思える小説
    でした

  • 最初はいつもの軽い小説、と思ったら終わりの方から意外な展開で。
    引き込まれた。
    人生予想外、と。

  • 主人公と謎のイケメンがどうからんでいくのかと
    気になって次々ページをめくったら思いもよらない展開に。
    からくりが面白い。イケメン河崎さんもがんばったドルジも素敵。
    何度も前のページに戻りながら読んだ。

  • 三人の物語に、一人がまぎれこんだ、という着想は
    やりたくなる気持ちはわかる。
    ただその三人の物語がイマイチで残念。
    先が読めすぎてしまうし。
    ただ、普通の小説とは微妙に違うところを見せている。
    この固さは初期の小説ならでは、というところ。

  • 過去の既読本

  • *

  • 読み終わった後の何とも言えない悲しみ感。今まで伊坂作品を読んできて、こんな気持ちになったのは初めてなような気がする。時系列に上手くついて行けなくて2回読んだ。写真の裏に書かれていた河崎の文に涙した。何が、こんなに読み終わった後に……引きずってるのか?自分でも分からない。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。
2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。
上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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