アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 5687
レビュー : 905
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017002

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった。途中のトリックに全く気づかず、素直に読んでいたのでビックリ。なるほどーと思ってしまった。
    話は重くて暗いけど重力ピエロよりは好き。

  • 2016年読み始め本で、初"伊坂幸太郎"さん作品。

    人気作家さんということで期待していたのだけど面白いと感じられなかったな。

    河崎の正体も「ふーん」という程度でさほど驚きがなかった。
    ただ、彼女の結末は少し驚いて悲しかったというのが印象に残った

  • 久しぶりの再読。
    こんなにも切なかったのかと突き刺さる。

    椎名が感情移入しない辺りがとても好き。
    彼も彼で主人公であり、それが自分に重なる感じがとても良いと思う。

  • 再読2015.7.13読了

  • かなり前に一度読んでいて、よく出来た話だと唸ったし、とても楽しんだのだけど、読後感がすっきりしなくて再読を避けていた。
    もう一度読んでみる気になったのは、本作は村上春樹の「パン屋再襲撃」を意識しているに違いないという感想がネットにちらほらあり、どうだったか気になったのだった。
    それについては、言われてみればそうかもと思うし、パン屋以外にも動物を盗む(いなくなる)エピソードは「象の消滅」、尻尾の曲がった猫は「ねじまき鳥と火曜日の女たち」から拝借しているようにも取れる。
    オマージュなのか読者の勘ぐりすぎなのか、私には結論は出せないが、もしオマージュなのだとしたら不要だなと思う。
    襲撃については、「パン屋再襲撃」は全くその行為が無意味だからこそ成立する話であって、そこを変えるのはどうかと私は思う。
    後の二つについては、遊び心というにはそこそこ意味ありげに使われていて、それは虎の威を借る何とやらでは、と感じてしまう。
    いや、結論は出せないのだけど。
    そしてやっぱり今回も、読んだ後にもやもやした…。
    私が単純なのもあるし結局好みの問題なのだけど、こういう、人物の心理より動きのある物語に重きをおく小説では、ある程度は勧善懲悪が好きだなぁ…。

  • 伊坂幸太郎さんは、小説を使ったトリックの天才だと思う。
    オーデュボンの祈りでも、やられた!と思ったけど、他の作家さんが使わない技法をうまく使って、ミステリーをより鮮やかに表現している気がする。
    読み解くうちに、最終的にはこうなるというオチはある程度想像できるけど、その前にある大前提でうまくトリックに嵌められる。
    他の小説も楽しみにしていよう。

  • 個人的には、こういう正義感に溢れたキャラクターって好きではない

    まっすくで、正直で、眩しい

    ジリジリ進みが悪くて、そのことが逆に物語にのめり込ませる

    河崎に会ってみたいね

  • 非現実的なまでに個性的な魅力あふれる登場人物達が煙幕となって見事にダマされる。キャラクターのせいと無意識に棚上げにしていた違和感が、終盤に理由あるものとして解決されていく快感。それとは対照的に大筋となる事件は現実的で暗い。

  • せ、せつない、、、
    爽やかでありながら、苦しくもなった。
    何とも言えない複雑な読了感。

    でも、やっぱり伊坂作品好きだ!

  • *「一緒に本屋を襲わないか」大学入学のため引越してきた途端、悪魔めいた長身の美青年から書店強盗を持ち掛けられた僕。標的は、たった一冊の広辞苑――第25回吉川英治文学新人賞受賞作*

    過去と現在が交差しつつ話が進む。過去ーブータン人ドルジとその恋人でペットショップ勤務の琴美、琴美の元カレでHIVに感染した河崎、犬殺しの3人組。現在ー河崎、僕(椎名)、襲撃される本屋。
    結論、琴美は3人組の脅しに屈しなかったけど、逃げる彼らの車に轢かれて死亡。河崎は自殺。河崎になりすましたドルジは3人組の生き残りの本屋息子を拉致し「鳥葬」する。そして「神様をロッカーに閉じ込める」。
    伊坂節炸裂でユーモアも伏線もふんだんに楽しめるけれど、読後はそこはかとない寂寥感。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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