アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 5687
レビュー : 905
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017002

感想・レビュー・書評

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  • 映画を観てからの原作。
    映像ってのもつらいけど、やっぱり文字の方がいろいろ考えてしまって重い。

    途中で何回も涙が止まらなくなったりして、ラストは読めなくなるほどだった。
    映画とは違うとこが多くて、でもよかった。

    ほんとうまいよなって、伊坂作品のよさを改めて知った!!

    ほんとに痛い作品だった。

  • 伊坂小説で理屈抜きに好きな作品。

    伏線、ストーリーの展開。
    キャラクターの魅せ方。

    過去と現在という二つの世界。
    どのように交わってくるのか?
    読み進むうちにグッと引き込まれていきます。

    個人的にこれが伊坂ワールドだと思っています。
    とにかく読んで欲しい。

    小説を先にみてから映画を見るとガッカリします。

    ■祥子■田村蕎麦■レッサーパンダ■広辞苑を盗む■空き地のシンナー

  • 2年前にペット殺しと立ち向かった男女、ブータン人、ペット店店長。

    現在、おかしな隣人に翻弄される大学生が途中参加した物語。2年前の結末。隣人の正体。

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    物語が進むに連れて、何人かがすでに亡くなっていて、ラストにこれから亡くなることもわかってしまい、すごくさみしかった。
    ペット殺しの若者に目をつけられた時点で、警察を呼んでいれば誰も死なないで済んだのではないかとやきもきした。

    河崎かっこいいとか、ドルジすごいとかよりも、ペット殺しの若者が気になった。
    ペット殺しは悪だ。だけど、自分がそういう行為でしか欲望を満たせなくなったときに、それを我慢できるのか?と考えると、それはわからない。
    もちろん、動物が苦しむ姿に興奮するなんて変態だし、頭がイカれてる。じゃあ、頭がイカれた変態はどうやって生きればいいのだろう。
    動物を守るために変態が死ねばいいのか。

    変態がかわいそうだな、と思ってしまう。
    他者に害を及ぼしてる時点でまちがいなく悪なんだけど、悪いやつは生きてちゃいけないのか。
    悪いやつが死ねば世界は平和になるのだろうか。

    頭がぐちゃぐちゃになる。わからないことは多い。

    朝青龍もドルジって呼ばれてたけど、何か関係あるのかな。ないのかな。わからないことは多い。

  • ☆以前に読了

    「やられた」
    この一言に尽きるだろう。
    本だからこそ楽しめる。
    その快感を味あわせてくれた作品だ。

  • 切なかった。ブータン人の考え方がすごく好きだ。

    二年前の出来事と現在の出来事が別々の人物の視点から同時進行で進む。しかし、二年前の彼らに暗い何かが起こってしまったという事実が、現在パートから徐々に浮かび上がってきて、読者の不安を掻き立てる。
    きっと、現在に取り残された彼を支えたものは、ペット殺したちへの怒りはさることながら、死んでもまた生まれ変わる、という二年前の友人たちと語り合った、あの考え方だったのではないだろうか。

  • まんまと「思い込み」にやられた。。。ブータン人の死生観、好きだなぁ☆

  • 最後まで読んで、ようやくすっきりしました。小説ならではの面白さですよね。

  • 映像化されたものを先に観ており、終盤で見事に騙されたのを憶えています。結末はわかっていたので、文章ではどのように描かれているのだろうと興味を持って読むことができました。
    本書を開くたびに、ボブ・ディランの「風に吹かれて」が脳内再生されていく、そんな作品でした。

  • 初伊坂幸太郎でした!
    ちょっとグロかったけど、素敵な話でした。
    きっと今でもアヒルと鴨のコインロッカーでボブ・ディランが流れ続けていると思います。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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