晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編> (ミステリ・フロンティア)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 675
レビュー : 159
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017309

作品紹介・あらすじ

以前成風堂にいて、今は故里に帰り、地元の老舗書店に勤める元同僚の美保から、杏子のもとに一通の手紙が届いた。勤務先の宇都木書店、通称「まるう堂」に幽霊が出るようになり、店が存亡の危機に立たされている、ついては名探偵のアルバイト店員を連れて助けに来い、というのだ。杏子は気が進まぬながら、多絵を伴って信州の高原へと赴く。そこで待ちかまえていたのは、四半世紀ほど前に弟子の手で殺されたという老大作家の死に纏わる謎であった…!「本の雑誌」二〇〇六年上半期ベストテンの堂々第二位に輝いた「配達あかずきん」で今もっとも注目を集める著者、初の長編推理小説。

感想・レビュー・書評

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  • 本屋探偵さんの長編。
    今回、杏子さんは本屋さんが本屋にかける想いを切々と表す役回りで、謎解きは多絵ちゃんの一人舞台。

    フリーターなんて言葉がなかった時代に、小説家を目指そうとする人物達が、見えるままの人ではなくて、複雑な内面を抱えてるんだろうなと言うのは想像できる。 でも想像できると分かるは違うから、解かれた謎より、その謎が解けてしまう多絵ちゃんに興味がわいた。 多絵ちゃん、個人的にグサッとくる事を言ってた。
    多絵ちゃんの抱えているものが、いつか物語りになるといいなあ。

  • 何かもう、めっちゃ面白い♪結構ハードな長編ミステリーでした。「配達赤ずきん」の短編ライトミステリー感覚で読んでいたのですけど、がっつりな謎解きに途中から読むのが止まりませんでした。多絵ちゃんの洞察力も、杏子さんの本屋愛もすごいなぁと思う。多絵ちゃんに転機をもたらした杏子さんのチョイスはなんだろう?すごく気になります。

  • 前回の本屋さんでの謎解きの方が心温まる感じでテンポもよかったな~。
    長編だとちょっと冗長で盛り上がりに欠けた印象です。
    多恵ちゃんキャラも本屋で働き出したエピソードも好きなのに、
    好奇心で突き進むところや思わせぶりな態度がちょっとイライラ。

    まるう堂はとっても雰囲気がある感じで、
    そういう本屋さんが世から消えつつある運命なのかと思うと寂しいですな。

  • 面白かった。

  • 出張編とわかっていても威風堂がメインででてこないのはやはり寂しい。
    長編ならではの様々な伏線をひっぱりすぎて最後バタバタに。個人的には物足りないような。
    次回はまたまた短編集とのこと。期待したい。

  • 「配達あかずきん」の書店ミステリ第二段。こちらは長編です。
    元同僚が働く老舗の本屋に幽霊が出る。その正体は過去に起きた殺人事件の犯人?

    勤務先の書店を飛び出して、書店ガールコンビが事件の謎を解決するべく奔走する。
    オーソドックスな感じの流れ。気負わずに読めるし、ほのぼの感もある作品でした。

  • 短編より好きだな

  • 題名にあるとおり、杏子と多絵の出張編。もちろん、面白かったけれども、何か物足りなかった。やっぱり、このシリーズは短編の方がいいなあ。

  • 駅ビル6階成風堂の書店員杏子のもとに元同僚有田美保から地元の老舗本屋「まるう堂」の幽霊騒ぎの謎をといてほしいと手紙がきて、バイトの多絵とともに信州へ。そこにでる幽霊は、27年前に作家嘉多山成治を殺害し2年後病死した書生の小松秋郎だというが―◆うーん…書店員さんが謎解きするのは殺人事件なんて重たいもんじゃないほうがよかっt…

  • 前作とは違って、長編で過去の殺人事件も絡んでいた話でした。
    前半は地方の本屋での幽霊騒ぎを調べるという内容のせいか、杏子さんのやる気のなさが半端ない。
    まぁ、いくら元同僚からの頼みとは言え、わざわざ呼びつけられて幽霊騒ぎを解決してくれと言われても、知っている人は元同僚だけで初対面の人相手に色々と聞いたりするのはやりづらいとは思いますが。
    過去の殺人事件については…何というか、最後まで引っ張った割には、あっけない気もします。

    途中から殺人事件についての内容にはなりますが、やはりこのシリーズは本屋さんの現状についてが多く書かれていて、今回は地方の本屋さんの苦しい状況などがわかりやすく書いてありました。

    でも、前作のような短編の方がいいかなぁ…。
    長編でなくてもいい内容だったと思います。

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著者プロフィール

大崎 梢(おおさき こずえ) 
東京都生まれ、神奈川県在住。10年以上の書店員経験がある。2006年、書店で起こる小さな謎を描いた連作短編集『配達あかずきん』でデビューし、以降「成風堂書店事件メモ」としてシリーズ化、代表作となる。ほか、「出版社営業・井辻智紀の業務日誌」、「天才探偵Sen」のシリーズがある。
原宿を舞台にエリート出版社員が原宿系ファッション誌担当となるコメディお仕事小説、『プリティが多すぎる』が2018年10月ドラマ化される。カンヌでワールドプレミア開催&アジア各国で同時期放送が決まり、新たな代表作となった。

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