エンド・クレジットに最適な夏 (ミステリ・フロンティア 33)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 116
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017361

感想・レビュー・書評

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  • 同じ大学に通う女子学生をつけ回す不審者を捕まえるように頼まれた貧乏学生の『晴也』。早速彼女のマンションを見上げていた男を問いただすも、隣の部屋に住む女性の兄で、妹と連絡が取れなくなり心配しているというので、手掛かりを探す手伝いをすることに。さらには浮気をネタに脅されている社長の件にも首を突っ込む羽目に…。
    芋づる式に増えていく難題を解決しつつ、女子学生を守り切ることができるのか?

    ストーカーまがいを追っていたはずが、次から次とトラブルが舞い込み大きな事件へ。いくつもの線が錯綜するも、テンポよく進むのでサクサク読める。伏線の仕込み方も上手いし、まとまりもあった。
    ラストのラストはそこまで持っていくのか…と感心しながらも、ちょっと動機がチープで残念。
    表紙裏の紹介文、俊英(しゅんえい)を『としひで』って誰?とずっと思っていたことは秘密です。

  • ★2008年42冊目読了『エンドクレジットに最適な夏』福田栄一著 評価A

  • 大学生の晴也は、友人から依頼を受け、一人の同級生の女性の身を守ることに。そこから様々な人たちと出会い、同時にいくつもトラブルに巻き込まれることになるのだが、持ち前の度胸と正義感で、謎を解決していく。
    キスマイ玉森くん主演の連ドラの原作。(見てなかったけど)
    展開はスピード感あり退屈しないとこは⚪︎。最後まで引っ張るミスリードもなかなか良かった。だけど逆に、もう少し一つずつのエピソードを丁寧に描いてもいいかもな、と思った。

  • ちょっとした?相談事がどんどん大事に…こんなふうに繋がるのか〜と一気に読めました。ラストはちょっと切なかったけど。彼らの話しをまた読みたいなあ。

  • 同じレーベルの「八月の熱い雨」と逆に覚えていて、読んだことがあると勘違いしてた…。

    一つの事件が芋蔓式に増えていくのが面白くて一気に読めた。最後のまとまり方も上手いと思う。まさかアレが伏線だったとは…。ある意味自業自得。
    主人公が皆に信用されすぎな気もするけど、そういう人柄ってことで。

  • 玉森くん主演で実写化との事で読んでみました。
    すらすら読めて面白かったですが込み入って来てちょこちょこ登場人物が増えていくので、たまにあれ?誰だったけってなります。
    ラストは無事に事件も解決して大団円〜となるかとおもいきや、うん…ちょっともやっとしつつも。
    どう実写化されるのかたのしみですー!

  • ノンストップのエンターテイメント。
    かなりやばい裏世界に首を突っ込んで事件を解決する大学生の物語。腕におぼえが有るので、かなり度胸のある捜索をする。探偵顔負けの行動力と推理で息も吐かせずストーリーが展開していく。少し旨く行き過ぎるのが、気になるが、キャラクターがよく機能しているので、物語に乗りやすい。

  • 芋蔓式に増える厄介ごとを解決すべく走り回る貧乏大学生晴也の大忙しのひと夏の物語。

    こんなにコトが複雑になってどうするんだ?
    と思いつつもページを繰る手が止まらないジェットコースター小説。
    読了後の感想はひと言「おもしろかったー!」

    どんどんと絡まる糸のような謎の数々もキレイに回収されて読後すっきり。
    ラストはちょっとほろ苦いけれど、これも青春というものよ。
    がんばれっ!晴也!!

  • 面白かった。展開もよくて、一気に読めた。
    大学生の晴也が臨機応変に事態に対処していくのが小気味よいが、こんな強い学生っているかぁ?って感じはします

  • 内容は面白かったけど、主人公が俺は昔は悪かったんだぜ~、とか強いんだぜ~みたいなところが作中に多く見受けられたのが何だかがっかりしました。

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著者プロフィール

1977年、愛媛県生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)法学部卒業。2003年『AHAPPYLUCKYMAN』で光文社よりデビュー。ミステリー、青春小説、コメディなどさまざまなジャンルの作品を執筆。近刊に『夏色ジャンクション』(実業之日本社)、『春の駒 鷺澤家四季』(東京創元社)などがある。

「2016年 『雪桜 牧之瀬准教授の江戸ミステリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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