超動く家にて 宮内悠介短編集 (創元日本SF叢書)

著者 :
  • 東京創元社
3.44
  • (6)
  • (22)
  • (19)
  • (6)
  • (2)
本棚登録 : 179
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488018269

作品紹介・あらすじ

「深刻に、ぼくはくだらない話を書く必要に迫られていた」――雑誌『トランジスタ技術』を“圧縮”する謎競技をめぐる「トランジスタ技術の圧縮」、〈ヴァン・ダインの二十則〉が支配する世界で殺人を企てる男の話「法則」など著者自ら選んだ16編を収録。吉川英治文学新人賞・三島由紀夫賞受賞、直木・芥川両賞候補など活躍めざましい俊英の正体を目撃せよ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  鉄ならば駅の窓口に広告ページのないJR時刻表が常備されていることを誰しも知っているだろうし、ドスマガのような広告だらけの厚い雑誌の広告ページを取り除いて薄く仕立て直す話はきいたことがある。技であればこそ競い合いも生じ極めるものもあらわれるのは道理でなんの不思議もない。超動く家のあっと驚く墜死トリックもどこかで見たことがある。そんな物語にほほうと膝を乗り出すか馬鹿馬鹿しいと斬り捨てるかは人それぞれというしかない。その前者であるぼくにはこの珠玉の短編集はたいそうおもしろく読めた。駄作がほとんどなく粒ぞろい(人によってはすべて駄作(笑))。自由自在、才能あるなこの人。

  • 発売と同時に買ったんだけれど、えらい時間がかかってしまった ...... というのも電子書籍に初挑戦してみたのだけれども、どうにも合わなくて、ついに観念して紙本で読んだ。

    さてボツにするには惜しい作品を集めたという短編集。
    素材はバラエティに富むものの、やはり IT系や宇宙モノ多く、そのあたりが科学に縁遠い身としては、緊張感あっていい。
    いささか柔らかいというか、途中でくじけて流れた?というか、検索したくなる欲が通常よりは低めモード。
    軽く楽しめました。

    なのに、電子書籍だと進まなかったのよね。。
    気が散っちゃって。
    慣れだろうけどね。

  • 表題作は、カート・ヴォネガット風

  • 短編集。
    シュールというか混乱するような喜劇とか恋愛物。
    最初の方は訳がわからないけれど段々読めるようになっていく、気がする?
    こういう風に書いてもいいんだというか、何となくは伝わるような気がするんだけどよくわからない。
    あと、いろんなパロディがちまちま紛れてて気を抜くと食らってしまう。
    アニマとエーファが好み。

  • シリアスでない宮内さんも面白い。

  • 「トランジスタ技術の圧縮」★★
    「文学部のこと」★★★
    「アニマとエーファ」★★★
    「今日泥棒」★★
    「エターナル・レガシー」★★★
    「超動く家にて」★★★
    「夜間飛行」★★★
    「弥生の鯨」★★★★
    「法則」★★★
    「ゲーマーズ・ゴースト」★
    「犬か猫か?」★★
    「スモーク・オン・ザ・ウォーター」★★★
    「エラリー・クイーン数」★★★
    「かぎ括弧のようなもの」★★
    「クローム再襲撃」★
    「星間野球」★★

  • 超動く家にて 宮内悠介短編集 (創元日本SF叢書)

  • 27:確かにSFなのに、狸や狐に化かされて葉っぱを読んでいた、みたいな不思議な心地。アンソロジー等で既読の作品もあったけど、初読とはまた少し違った手触りだったりして、これって読書の醍醐味だなあ。面白かった!

  • 長編や連作短編より、短編はさらに軽々しく、著者の本質がどこにあるかを示している。芥川賞は取れなそうだけど、この路線も続けてほしいな。エラリー・クィーン関数が好き。

  • あとがきが書きたくて仕方ないのに依頼が来ないから自分の本に書いた、とか、このままでは洒落や冗談の通じないやつだと思われてしまうからしょうもないネタの短編を書いた、とか、とにかくあとがきが面白いバカッぽいSF短編集。
    どれも面白いのだけどとある理由で苦労した表題作と、もとの短編を倍に伸ばしまた半分に削ったかぎ括弧が好きだ。

全26件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1979年生まれ。小説家。著書に『盤上の夜』『ヨハネルブルグの天使たち』など多数。

「2020年 『最初のテロリスト カラコーゾフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮内悠介の作品

超動く家にて 宮内悠介短編集 (創元日本SF叢書)を本棚に登録しているひと

ツイートする