グリム姉妹の事件簿 事件のかげに巨人あり (1)

  • 東京創元社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488019686

感想・レビュー・書評

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  • 【慎重な姉と好奇心旺盛な妹が童話の人物達と繰り広げるドタバタ劇】
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    好奇心旺盛で意外と強かな妹のダフネと彼女に振り回される姉サブリナのやり取りが 微笑ましくかったです。
    小学生くらいの子達が勇ましく事件を解決する話はよく見かけますが、今回のように失敗して空回りながら成長していくお話も、等身大の子どもの話という感じが出ていて良いなと思いました。

    エヴァーアフターとグリム一族の話は、グリム一族もエヴァーアフターのことを思って行動した結果、彼らに外の世界へ出られないという苦痛を与えてしまい恨まれているというのが、なんともせつない話だなと思いました。

  • あのグリム兄弟の子孫であるサブリナとダフネ姉妹が、現代のアメリカを舞台に、おとぎ話の登場人物(エバーアフター)たちの奇妙でおかしな事件に巻きこまれていく…。

    「おとぎ話」は全て本当の話で、エバーアフターたちは今も魔法が使えるものもいたりするけれど、グリム兄弟の活躍により一つの町から出ることが出来ない。など発想が面白く、楽しく読めた。

    しかし、「おとぎ話」ということで、伝承の登場人物も創作の登場人物もひとくくりにされているのに若干違和感。(この物語の中での「おとぎ話」の位置付けが疑問)
    そんな下らないことを気にしなければ、白雪姫やハートの女王、魔女グリンダ…などなど、どこかで出会ったことのあるキャラクターが出てきて楽しい。

    チャーミング王子が全部同一人物扱いなのがなんとなく笑える。

    妖精パックが良い感じです。

  • 読んで良かった。次女がとても可愛い。楽しかった。

  • (2012-01-27)

  • おもしろかった。
    魔法のじゅうたんでとびまわるとこが楽しい。
    びゅんびゅん。
    じゅうたんんもよれよれになるほど。
    ふう、おつかれさん。

    鏡の中のお宝ルームがいい。
    なんかこれからもいろいろでてきそう。わくわくするなあ。
    映画にしたらハリーポッターとオズをあわせた感じかな。
    ファミリーで観るにはいい感じじゃないかな。
    ああ、でもよく考えると結構シビアでもあるなあ。
    おとぎ話の主人公たちから死んでほしいと思われる一族なんてねー。
    チャーミング王子が最初やなやつ一辺倒だったけど
    確かにやなやつなんだがなかなか味わい深いやなやつになってきて
    おもしろい。

    そーいやアンデルセン、とかグリム、とかあっちの童話は特定の名前が
    でてくるけど、日本はあんまそーゆーのないよなあ。
    ただ、昔々、ってゆーだけで。
    誰もが知ってるけど誰が書いたかは誰も知らない。
    うーん、それはそれでなんかおもしろいお話のもとになりそうだなあ。

  • 両親の謎の失踪をきっかけに施設に入れられ、いろいろな家庭に養子に出されるもそのたび問題を起こして脱走し、施設に戻る生活を繰り返してきた姉妹がある日おばあちゃんを名乗るものに引き取られ、自分たちがグリム兄弟の末裔だと知らされる。
    今まで親類は一人もいないと知らされてきた姉妹は、はじめは謎のおばあちゃんに警戒するも、田舎の村で起こる摩訶不思議な出来事に、次第に自分たちがグリムの一族であることを確信して行く。
    そしてグリムの末裔であることが、姉妹を不思議な事件に巻き込んでいき、両親失踪の真相も明らかに…?

    グリム童話の主人公やお話が上手に盛り込まれています。
    まだ全巻読んでいないので真相が明らかになったのかは分からないですが、面白かったです。
    グリム童話がベースになったお話なので、本家に詳しいともっと楽しめますね。
    これを機にグリム童話をもっと詳しく知りたい!と思うようになるのかも。

  • 現実とお伽話の中間地点に位置するファンタジー。

    ちょっと気になるのは、王子様の名前がチャーミング王子っていうのは一般的なのかということ。
    日本だと普通に「王子」としか書いてないですよねえ。
    以前見たディズニー映画「魔法にかけられて」でもチャーミング王子だった気はする。


    なんでおばあさんは息子の写真をとっとと見せてあげなかったのかと。
    見せればサブリナがあそこまで頑なにはならなかったと思うのですが。
    まあ話の流れに文句つけてもナンセンスではありますけどね。
    ああ、これが長子よりも末っ子のが優れ者的お伽話オマージュなのですかね。

  • おとぎ話の世界の住人が今も生きている街で暮らすことになったグリム姉妹(グリム兄弟の子孫)の話。
    面白かった。
    次巻が楽しみ。
    白雪姫とプリンス・チャーミングの再会が見たいなぁ。

  • 装丁の可愛らしさと「グリム」に魅かれました!
    おとぎばなしの登場人物がいっぱい出て来て楽しいです!

  • ファンタジーとミステリーが合体。…そうきたか、という思いで一気に読みました。パロディ心満載!おもしろかったです。

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