未明の悪夢

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488023539

感想・レビュー・書評

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  • 本書は、阪神淡路大震災及び殺人事件に至るまでを描いた「それまで」、大地震が襲いかかる「そのとき」、震災後の混乱を描いた「それから」の三部で構成されています。
    「それまで」はかなり冗長ですし、サブキャラが入れ替わり立ち替わり登場するので、読むペースがなかなか上がらず。
    ただ、「そのとき」以降は、体験者ならではの描写が生々しく、迫力もあり、一気に惹き込まれました。
    ミステリーとしての出来映えはイマイチかなと思いました。消える死体、犯人消失、磔死体と謎が魅力的で、震災という奇想天外な現象を巧く利用した大胆なトリックでしたが、ストレート過ぎて予定調和でした。

  • 1995年初頭、神戸を襲った突然の大パニック。その阿鼻地獄の中、次々と起こる不可解な事件。第8回鮎川哲也賞受賞作。島田荘司・綾辻行人・有栖川有栖ら現代本格派の雄も驚嘆した、社会派と本格物の融合を目指した力作。(「MARC」データベースより)

    阪神淡路大震災のドキュメンタリーを読んでいると錯覚するような作品でした。
    その時、その場に起きた、ありえないような偶然。
    勧善懲悪、黒白はっきりしないと気持ち悪い私、このままなかったことになってしまうのではとかなり心配しつつ読み進めました。
    日本の警察、自衛隊、さすがです。

    事件の背景、震災、心の傷、考えさせられることがたくさんありました。
    私の中ではミステリという位置づけの作品ではないかも。

  • 神戸などを舞台とした作品です。

  • 阪神・淡路大震災の最中に起こった殺人事件とは・・・。
    谺氏のデビュー作。

  • 鮎川哲也賞(1997/8回)

  • 不謹慎だって意見もありそうだけど個人的にはありじゃないかと思う。震災の描写といいその後の悲劇といい読んでる間何か感じるものがあった。まあ他人事じゃなくなりそうな気配もあるしね。ミステリ的興味としてはかなりなものがあると思う。バラバラ死体が消えたり磔刑と絞首刑を同時に受けたような死体といい密室から消える犯人といい。ただトリック的には簡単な印象は受けた。まあ作者が重視していたのは震災の描写のほうだったんだなといった感じ。

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