踊るジョーカー―名探偵 音野順の事件簿

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 470
レビュー : 98
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488024406

感想・レビュー・書評

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  • 2016.8.4 読了

    短編集。

    推理作家の白瀬が
    気弱でひきこもりの友人の音野をほっとけず、
    その素晴らしい 推理力を見込んで
    (小説のネタにもできるから)
    自分の仕事場に 探偵事務所を作る。

    そこに 持ち込まれる事件。

    音野は 推理力は すごいけど、
    コミュニケーション能力は てんでダメで
    白瀬と共に 事件現場に向かい
    被害者や 依頼人の話を聞いたりする。

    短編集なので、その話を聞いた時点で
    音野には 犯人の目星が たってたりする。

    そこからは タタターと解決。
    謎解き。
    展開 早い!
    さすが 短編!

    なので、すごーい読みやすかった!

    初の作家さんでしたが、面白かった!
    続編があるなら、読もうっと!

  • 名探偵 音野順の事件簿#1

  • 前々から気になってたシリーズ。
    バ…バカミス…??この作者の作品を初めて読んだので他の作品がどうなのかはわからないけど、あえてバカミスっぽさやミステリあるあるをネタとして書いてるような感じがして面白かったです。探偵と助手と警察のやりとりも楽しくて、半分キャラ小説として読みました。特に助手の白瀬、相当頭おかしいな。好きです。

  • 推理作家の白瀬は、とっても気弱な友人・音野順が秘める謎解きの才能を見込んで、
    仕事場の一角に探偵事務所を開いた。今日も白瀬は泣き言を言う音野をなだめつつ、
    お弁当のおにぎりをもった名探偵を事件現場へつれてゆく。
    殺人現場に撒かれた大量のトランプと、凶器が貫くジョーカーが構成する驚愕の密室トリック(「踊るジョーカー」)、
    令嬢の婿取り雪だるまコンテストで起きた、雪の豪邸の不可能殺人(「ゆきだるまが殺しにやってくる」)、
    「時間泥棒」、「見えないダイイング・メッセージ」、「毒入りバレンタイン・チョコ」の五つの話。

  • このシリーズの第2弾のタイトルが気になって手にとったところ、「小市民シリーズの絵…か?」と思って1弾めから読み始め。この作家さんはたぶん初。

    気弱でナイーブ過ぎる名探偵と楽天家で前向きな推理作家が事件を解決していくお話。
    短編で読みやすい。表題作の最後のほう、「それくらいの代償がないと、名探偵なんて~」で音野が好きになりました。

  • 表紙イラストを見て米澤穂信の某小説を思い出し期待して読んだらあんまりおもしろくなかった思い出。でも全然覚えてない。

    2015/06/04 読み返し
    まあまあ面白かった。しかも読んでも何一つ思い出せなかったから本当にこの本読んだのか不安になってきた。
    全体的に読者に真摯に向き合っているというかフェアな情報開示をしてくれるから解きやすい(解けたわけではない)。
    探偵のキャラ付けが新しいし1作品あたりの量もちょっとした空き時間にちょうどいい。
    ・踊るジョーカー
    へえ~って感じのトリック。ふつう。
    ・時間泥棒
    なるほど~。犯人のキャラ変わりすぎて面白い。
    ・見えないダイイング・メッセージ
    兄すごい。
    ・毒入りバレンタイン・チョコ
    たまには違うもの作りたくなるよなあ。メンヘラの思考こわい。
    ・ゆきだるまが殺しにやってくる
    これが伏線だったら嫌だなあと思っていた気になる描写をラストで真っ向から否定してくれただけでも好感がもてる。お金持ちの考えることはわからない。

  • 気弱で引っ込み思案な名探偵・音野とミステリー小説家の助手・白瀬のコンビが活躍するかるーく読めるミステリー短編集。なかなか凝ったトリックだし、視覚的に楽しいので30分くらいで深夜にドラマ化したら面白そうな作品ではあると思う。北山さん『私たちが星座を盗んだ理由』で知ったのでこんな軽いタッチの作品も書かれる方なんだと思った。続編も読もう。2012/073

  • やる気の無い名探偵音野と作家の白瀬が解決していく生暖かいミステリー。というと、つまらなそうに見えるが、本格的で面白い。
    作者のギミックの巧みさはアリス・ミラー城の時に知っていたから、さもありなんという感じ。
    それに加えて、とぼけたキャラの音野や、なんにでも首を突っ込もうとする白瀬の凸凹コンビが味を出している。

    私もそのうち職業名探偵って名詞でも作ってみようかしらん。

  • “「またおれの出てくる小説書く?」
    「書くよ。名探偵の大活躍だからな……ん?嫌か?」
    「嫌じゃないけど……次の事件で、おれに大怪我負わせてよ。ピストルで撃たれるんでも、崖から突き落とされるんでもいいから」
    「どうして?」
    「……それくらいの代償がないと、名探偵なんてやっちゃいけないんじゃないかな……」
    「考え過ぎだ」
    なんてナイーブな名探偵だろう。”[P.64]

    びくびくおどおどの名探偵音野順と推理小説作家の白瀬白夜のやりとりが楽しい。
    白瀬白夜って本名?

    “「はい、すみませんでした」私は建物を出ようとして、ふと思い止まった。「あ、許可証もらってくる間、うちの名探偵を探しておいてもらえますか?」
    私は急いで事務窓口まで走り、手続きを済ませて入館許可証を手に入れてきた。戻ってくると、音野が寂しそうに建物の前で佇んでいた。さっきのスーツの女性はもういない。首尾よく彼を捕まえてきてくれたのだろうか。
    「音野」
    「あ、白瀬!無事だったんだ!よかった!もう逮捕されちゃったかと……」
    「いや、無事も何も」私を置いて逃げるとは。「まあいい、話を進めよう。さっき岩飛警部がエレベーターで上がっていったんだ。おそらく現場を見に行ったんだと思う。我々もついでに覗いてこよう」
    「お、お、お、怒られるよっ」
    「大丈夫だって。むしろ現場を見るいいチャンスだ」
    「無理」
    「無理って云わない」”[P.190]

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著者プロフィール

2002年、『『クロック城』殺人事件』(講談社ノベルス)で第24回メフィスト賞を受賞しデビューする。代表作として、デビュー作に端を発する『『瑠璃城』殺人事件』(講談社ノベルス)などの一連の<城シリーズ>などがある。

「2020年 『ステイホームの密室殺人 1 コロナ時代のミステリー小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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