- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488024413
感想・レビュー・書評
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ホペイロ・・・サッカーチームにおける「用具係」のことらしい。
サッカーチームが舞台の割には出てくる人物が少ないが、大量に出てこられても話がややこしくなるだけなので、これでよいのだと思える。
JFLという舞台も面白い。
続きを読んでみたいと思える一冊だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
坂上栄作はホぺイロだけど、探偵屋さんと言ってもいいかも。ビッグカイト相模原の選手とそれを支える人たちが登場するからサッカー小説と思いきや、謎解きミステリーな物語だ。でも、ホぺイロ坂上(井上尚登自身かな)のサッカー愛は十分に伝わってきて、神川県民として、サッカー好きとしては細かいことはおいといてにやけながら読んでしまった。オイラがスタジアムで観戦するゲームはこういう人たちに支えられて成り立っていることを知るとますます応援にも熱が入るというものだ。ブッグカイト相模原はJ2に昇格できるのかな?続編があるか探してみよっと。暖かくなってきたしギオンスタジアムに行ってみようかな。ヤマケン、森、元気そしてホぺイロ坂上がいそうな気がする。
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J2昇格を目指すJFL所属サッカーチームのホペイロが日常の謎を解いていく6篇。
ホペイロって、雑用係じゃないんだ…って発見はあったけれど、ストーリー的には中学生の夏休みにちょうどいいかも。
初出が隔月刊誌『ミステリーズ!』に1篇ずつだったせいか、同じ説明が繰り返し出てくるのも…。
あとがき読むと、井上尚登さん、サッカーが大好きなんですね。
最後のベアのストーリー、ほっこり。 -
JFLリーグのチームのホペイロ?が主人公の軽いミステリー。ちょっとした不思議な事件の短編集。
あまりサッカーの話は出てこないけれど、ちょくちょく背景はリアルかな。
ホペイロらしき仕事、雑用には結構触れられている。
重苦しい事件などではなくさらりと読めるのもいい。 -
とあるサッカークラブで起こる身近な事件をホペイロたちが解決していく。
身近なありそうでない事件とテンポ良く描かれるストーリーがなかなかよかった。 -
『T.R.Y』が面白かったので、毛色が違う作品も読んでみようかなと思った。
そうしたらスポーツ小説!私の大好きなジャンルの話であった。
ホペイロというものの存在をはじめて知ったし、ましてやJFLなんて聞いたこともなかった。
そんな私でも知識面で頭を悩ますことなく読めた。
各話完結になっており、様々なテーマでコンパクトに話がまとまっている。
特に印象的だったのが、ポスターがはがされる話と、旗振り君の旗が盗まれる話。
金城一紀の小説が好きなら、おすすめ。 -
#読了。短編連作集。JFLのチームでホペイロ(用具係)を務める坂上が、チームのトラブルを解決する。ライトというか、軽い感じで読める作品。最後にチームはJ2に昇格。続きもあるとのことで、次作にも期待。
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登場人物があまり魅力的でないので続編を読もうとまでは思わなかった。
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ホペイロなる職業は初めて知った。サッカー後進国では聞き慣れない単語だ。翻訳しても用務員としか出てこないだろう。そんな馴染みのない職業の妄想癖のある青年が主人公。取り囲むチームの仲間もなかなか個性的で降りかかる問題も破られるポスター、盗まれるフラッグなどサッカーグラブと言う設定を存分に活かして魅力的。ただもう一つ落ちてこなかったのはなぜだろう。楽しんで読めたが続編はしばらく遠慮しておきたい、そんな感想。よくできていたんだけどね。