無花果の実のなるころに

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 363
レビュー : 93
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488024710

感想・レビュー・書評

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  • さいきん祖父母×孫の組み合わせが、私の中で勢いを増している。
    そんなところに、この本。どんぴしゃでした……!

    主人公・望とおばあちゃんのお蔦さん、
    この二人のキャラクターがとても好き。
    更に二人のやりとりもとてもいい!

    「柚子の風味をきかせた蕪の浅漬け」食べたいなぁ

  • 神楽坂を舞台に、日常の中で起こる事件を中学生男子の望(のぞむ)と、その祖母お蔦さんが解決していくミステリー短編集。
    望とお蔦さんのキャラが素敵。
    そして登場する料理が美味しそうなこと!

    気楽に読めて、読んだ後ほのぼのした気持ちになる。
    シリーズで読んでみたい作品。

  • 舞台は神楽坂。
    元芸者さんのお蔦さんと、その孫の望くんを中心としたミステリー。

    この孫の望くんがね、本当に素直ないい子で、おまけに料理上手!
    お蔦さんは粋でキップがよくて、しゃんとした立ち姿が目に浮かびます。

    おばあちゃんというと孫には甘々というイメージがあるけれど、
    お蔦さんは違うんですよね。
    大人の考えを押し付けたりしないで、望くんに判断させるところがいい。
    この二人の絶対の信頼関係がとても素敵です。

    中学生に背負わせるにはあまりに重い問題もあったりしますが、
    読んだ後は温かい気持ちにさせてくれます。

  • 神楽坂でおばあちゃんと暮らす中2の少年。
    元芸妓のお蔦さんはなかなかの推理力。
    謎の解明も鮮やかだけど
    これは、解いていく内容的には中学生にはビターな感じ。
    特に「果てしのない嘘」なんて、14歳の少年か負うには相当な重さ。たけども、自分でどうするか、選ばせる当たり、お蔦さんエライ。こういうとき大人って、選んで欲しい方へなにげに誘導したりするんだよね。
    出てくる子がいい子達で良かった。

  • 短編集(連作?) 主人公が純粋で愛らしい。最後、これまでの伏線がスパッと回収されるので読んだあとすっきり。爽やかなミステリ。

  • 舞台は東京・神楽坂。そこで履き物やを営む粋な老婦人・お蔦さんと暮らす、孫の中学生男子・望が語り手。
    東京の古い町が舞台で、そこに行きかう人情が話の核に来る。
    詐欺や障害、絵画の損傷など、起こる事件は割と殺伐としてるんですけど、引き起こされた動機は心のすれ違いや、中学生特有の揺れ動く不安定な気持ち。
    それをお蔦さんが見抜き、解決する。
    最後に収録されていたシナガワ戦争では、お蔦さんはあまり出ず、望たちの活劇になっている。

    主人公の家は代々男が料理を作るという奇妙な(?)風習があり、話中で主人公の望が作る料理もみどころの一つ。
    特に一話目では神楽坂の様子が詳しく描写されていて、行ってみたくなりました。

  • ミステリーとしては、偶然もあり、上手く行き過ぎ。
    でも、お蔦さん、望を始め登場人物たちが素敵。
    他人の気持ちも事の道理も弁えた気っ風のいいお蔦さん憧れるなぁ!

  • カレーパン食べたい

  • 初めましての作家さん。
    ブグログでフォローしている方の本棚で知り手にとってみた。
    期待を裏切らない面白さとほっこり感。
    ついついページをめくってしまう。
    食べ物の描写がまた素敵な1冊でした。

  • お蔦さんの気風の良さが気持ちいい。
    ご近所さんとノゾミちゃんの掛け合いも面白い。

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著者プロフィール

1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。12年に『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞、15年には『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞した。他著に「善人長屋」シリーズ、『九十九藤』『無暁の鈴』『睦月童』などがある。

「2019年 『亥子ころころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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