夜の国のクーパー

著者 :
  • 東京創元社
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レビュー : 776
  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488024949

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にて20130217
    猫が主人公。
    オチが読めたけれど、好きな世界観だった。伊坂さんらしい、ちょっとした会話表現は、ツボにはまります。

  • 寓話みたい。寓話なのかな。
    猫とネズミと人間とガリバーなお話。本当の目的を見せないための仮想敵。守っているのか閉じ込めているのかわからない高い城壁。いい人の仮面をつけた悪い人。悪い人の仮面をつけたいい人。
    自然の理とたたかう猫。幸せってどんなものなの?

  • ジェリーはいつ出てくるのかと

  • 2度め。

    天才健在でした。

  • 面白かった。猫の語りと聞き役の人間。終盤の怒涛のネタばらしが気持ちいい。視点が変わるとこうも本質が違って見えるものなのか。透明なクーパーの兵士。彼らの戦う相手。言い伝えに隠された現実。ガリバーはなんとなく読めたけど。気弱ですぐ貧血起こしちゃう人間が、その存在だけで小さな国を救ってしまう。すっかり感情移入しちゃってる後なので、ご都合主義でも小気味いい。

  • 伊坂氏のもうひとつの側面のファンタジー要素の
    強い書き下ろし作品。自分にとっては「いい」伊坂も
    「わるい」伊坂もなく、全ての作品が伊坂幸太郎であり
    大好きだったりします。

    今作は人と会話の出来るネコ、どこかの国同士の
    戦争による支配、そのクニにおけるクーパーなる
    神話...様々な要素がネコのトム君の語りによって
    紡がれるストーリーは終盤にみるみるうちに
    カチリ...と音を立てて一つの形にハマって行く様は
    読書の醍醐味の一つ。

    全編を通じて何か、懐かしいような郷愁感を
    感じていたのですがその正体も後半で明らかにされ
    唸るくらいに納得させられます。

    支配。そして「疑う」という事。さらに
    自分の頭で考え行動する事。ファンタジックな世界感の
    中にも、今、現実的にこの国に感じる違和感の
    正体にようなものをネコから教えられる...という
    やはり一筋縄ではいかない作品。

  • ファンタジーだけど、伊坂さんが伝えたいことがいっぱいつまってて深い。
    帰る場所があるって、当たり前のようでステキなこと。

  • おもしろかった。最初は、話に入り込みにくいなぁと思ったけれど、猫とねずみが話すとこもおもしろいし、猫が話せるなんて、、(笑
    会話も楽しいし、痛快な感じでよかった。

  • オーデュボンの祈りにとてもよく似た作品だった。
    原点回帰!
    私はこういうの、好きです。

    名前が独特ですてきでした。

  • ある地方のある国のお話し。長い間、隣国と戦争状態にあったが、ついに敗れ、王が住む街にも敵国の兵士が街へやってくる。高い壁に囲まれた街に住む人々は、初めて見る敵国の兵士に驚き、戸惑う。敵国の兵士はいきなり彼らの王を射殺し、街の人々にとっては恐怖の統治時代が始まる。それを街に住む猫の目線から語られる。人々にとっての恐怖も猫にとってはどうでもよく、単なる興味対象でしかない。だが、あることをきっかけに変わっていく。

    物事には2面性があり、片面だけしか見えてないんだという伊坂さんの訴え?が伝わってくるお話。自分の頭で考え、自分で判断することが大切だ。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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