平台がおまちかね (創元クライム・クラブ)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 1011
感想 : 237
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025281

感想・レビュー・書評

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  • ☆3.5

  • 面白かったです。
    いつも読んでいる本がどんなふうにして自分の手元に届いているのかが分かって楽しかった。
    井辻くんのイメージ、真柴君のイメージ、吉野さんのイメージ、を勝手に作ってしまったのでドラマ化とかしないでほしいです。

  • 真柴と井辻が仲良くなるとついついニヤニヤしてしまいます。
    営業というのも大変だと思いながら、さて続きが気になるぞ♪

  • 書店を廻る新人出版社営業・井辻智紀が主人公の奮闘ミステリ、「平台がおまちかね」「マドンナの憂鬱な棚」「贈呈式で会いましょう」「絵本の神さま」「ときめきのポップスター」5編の短編集。他社の先輩営業マンには散々いじられ、自社本をたくさん売ってくれた書店を訪ねたら何故か冷たくあしらわれ、自社が開催する文学賞の贈呈式には受賞者が現れず窮地に追い込まれる。書店員の経験が有る作者だけあって、出版・書店関係の内容が詳しく面白い。2013.9.26読了・図書館。本が好きな方なら是非読んでください。日常系ミステリー作品。

  • 個人的には成風堂シリーズより好み。これから書店に足を運ぶ際には平台をしっかり観察したいと思う。『絵本の神さま』と『ときめきのポップスター』が良かった。最後に成風堂の多絵ちゃんらしき人物が登場したのにニヤリ。2011/259

  • 久々の大崎梢さん♪(といいつつ、プリティが多すぎるは先に読んだのだけれど、大崎さんの日常系ミステリが好きなもので……)
    書店を舞台にした日常系ミステリ。
    とても面白かった!

    「配達赤ずきんちゃん」シリーズとは違い、こちらは出版社側の視点。新人営業マン、井辻くんが成長とともにちょっとした謎をといてゆく。
    切ないエピソードが多いものの、基本的に温かいお話なのは、井辻くんの人柄?
    井辻くんを「ひつじくん」と呼び(そのたびごとに「井辻ですけど」ときっちり訂正する井辻くんもなかなかのキャラだ)なんやかやで、手助けしてくれる他社営業マンの真柴さんがいい味出してる。
    いいコンビだ。

    私の住んでいる町には書店はないけれど、生まれ育った町の小さな書店を思い出した。
    この作品に出てくるような、本が大好きな書店ではなくこれといって特長もない小さな書店だったけれど、ティーンズ誌を毎号そこで買っていたっけ。
    今もし、家の近くに、歩いて通える書店があったなら、私、間違いなく常連さんだわ!!!

  • ミステリとしては小粒だけど、ふとした一文が本当に優しい。

  • 読んでいる途中で、本屋さんに行きたくなってしまった(^^)
    続編も楽しみ。

  • 本屋の周辺で起こる小さなミステリー。自分が本屋で働いていたことがあるせいか、とても楽しく読めた。
    この本のように答えは見つからなかったが、不思議なことって時々あったよな、と思い出してニヤニヤ。
    次作も楽しみです。

  • ななつのこ ジョンダニング幻の特装本

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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