- Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488025403
作品紹介・あらすじ
その人の落とした『虚無への供物』が、英都大学推理小説研究会(EMC)入部のきっかけだった-。大学に入学した一九八八年四月、アリスは、江神二郎との偶然の出会いからEMCに入部する。江神、望月、織田とおなじみの面々が遭遇した奇妙な出来事の数々。望月の下宿でのノート盗難事件を描く「瑠璃荘事件」をはじめ、アリスと江神の大晦日の一夜を活写する「除夜を歩く」など、全九編収録。昭和から平成への転換期を背景に、アリスの入学からマリアの入部までの一年を瑞々しく描いた、ファン必携のシリーズ初短編集。
感想・レビュー・書評
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学生アリスシリーズの短編集。アリスが大学に入学し、江神二郎との偶然の出会いからミステリ研究会に入部。その後マリアが入部するまでの一年間を9話短編で描く。短編ながらお話がしっかりしていて、謎解きにも満足で面白い。火村准教授も良いのだけれど、江神部長がとても魅力的なので、やっぱ学生アリスシリーズは良いな。
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学生アリスシリーズを読んでいる人にオススメ。
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アリスが大学時代の設定。ミステリー談義が、全部は理解できなかったが、面白かった。
これもシリーズ物。すでに図書館で予約済み。
連読が楽しみ。 -
久々に読む学生アリスシリーズ。読もう読もうと思っていたのだが刊行されてから10年後の今、ようやく手に取ってみた。今回は短編集という事だが、アリスが英都大学に入学してからEMC(英都大学推理小説研究会)に入り、望月、織田、江神といった面々と様々な謎に直面してそれらを見事解決に導いていくというパターンのお話。日常の謎系が多いが殺人事件も出てくる(やけた線路の上の死体)。望月の書いた小説の犯人あてにアリスが挑む「除夜を歩く」が印象に残った。学生アリスシリーズも残すところあと長編1冊、短編1冊になった。いちおう学生アリスシリーズは全部読んでいるのだが作家アリスシリーズがほとんど未読なのでそれらをこれから片づけたい。詳細→
http://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou1007.html -
最高でした。短編はどうも苦手だけれど、これはもう味わって読める。大学生活でのEMCの仲睦まじい様子も知れて嬉しい。4作では、事件の謎解きががもちろん中心なので、この短編では江神さんやEMCみんなの会話が聞けて楽しめました。物語の筋が華麗で、短編の短さでも何度ハッとした事か。
日常ミステリーも最高ですね有栖川有栖先生。 -
学生アリスシリーズ。長編は昔読んだが、短編はまだだったので今更ながら読了。推理小説としてはいまいちパッとせず、江上という謎多き男についてもあまり言及されない
いまいち物足りない一冊だった。やはりこの作者には長編を出してほしい。学生アリスでも作家アリスでもどちらでもいいので。 -
学生アリスシリーズ初の短編集。
全9編です。
アリス1年生から2年生の最初あたりの物語。
ミステリーは好きなんですけど、
ミステリー論は難しかったです。
一番好きな作品は、
「四分間では短すぎる」でした。 -
少し難しくて、読み終わるのに時間がかかりました。短編集よりは長編の方が好きだなと思いました。
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○
江神さんやっぱ素敵だわー。