王国は誰のもの (創元クライム・クラブ)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 64
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025496

作品紹介・あらすじ

偶然出会った少年と、富豪が築いた“王国”へ向かった女子高生・莉世は、不可解な殺人事件に巻き込まれる。容疑者は宴の見せ物としてやって来た怪物たち。アマン先生の超変ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 大金持ちが山の中に築いた中世ヨーロッパのような王国。
    ふとしたことからそこを訪れた女子高生が、不可解な殺人事件に巻き込まれる。容疑者は吸血鬼、狼男、ミイラにゾンビ…
    序盤は普通の女子高生の学校や家庭の悩みだったのに、いつのまにか中世ヨーロッパ風のファンタジーになっているという変な話。どこまでがファンタジーなのかはっきりしていないのでミステリとしてはどうかと思うが、それなりに面白かった。この著者は変な話が持ち味。

  • ミステリ。ファンタジー。
    裏表紙によると、”超変ミステリ”。
    吸血鬼、狼男、ゾンビ、ミイラが容疑者という奇妙な設定。しかし、謎解きは意外とまとも。
    結末にはもうひとつファンタジックな要素もあり。
    ぶっ飛んだ内容を期待していたものの、中途半端にファンタジックで消化不良。☆2.4。

  • 現実から非現実へと推移してそのまま流れて終わった。
    非現実と現実の間をふらふらとしていたコウモリ娘はコウモリの死の結果、非現実へと一歩を踏み出した。

    現実的な非現実というか、現実に非現実をぶっ込んだというか。
    うむ…
    面白かったのだが、丈氏の格好が全く想像できなくて。
    やなせたかしの描く帽子少年みたいな感じなのかな?ううむ。

  •  中世ヨーロッパ風に建てられた城(リッフェントローフ城)に住み王と名乗る人物・蕪坂。蕪坂は、重大な発表のため大勢のゲストを城へ招待する。父が城で働く莉世は、ゲストの一人の丈と知り合い、丈の助手として城に行くことに・・・。

  • 安萬純一、2015年発表の小説。ファンタジー仕立てのミステリー(あるいはミステリー仕立てのファンタジー?)。中高生向けエンタメという印象ですがわりと面白かったです。

    金持ちの実業家が自分の山に中世ヨーロッパ風の城を建て自らを王と称し王国ごっこをしています。父親が城の警備をしている主人公の女子高生はある日、行き倒れ風の奇妙な少年を助けたことから、城の招待客であるという少年の助手として城のパーティーに参加することになります。ところが城では王が殺され、招待客の吸血鬼、ゾンビ、狼男、ミイラ男が容疑者として捕らえられ・・・。

    金と権力にあかせたごっこ遊びの世界で、一人リアルな常識人の主人公の突っ込みが楽しい作品です。

  • 「超変ミステリー」と謳っていますが、中身は中世欧州風の城内で起こる殺人事件の犯人を当てるという、オーソドックスなフーダニットもの。作中に登場する吸血鬼、狼男、ミイラ男、ゾンビが犯人の絞り込みやどんでん返しに必要な要素になっていて面白いです。
    しかし、舞台をわざわざ現実世界にしている意味が解りません。世界観が中途半端になってしまっている印象で残念です。

  • 読みやすいし、探偵役が魅力的だし、グリム童話の要素も詰め込んだミステリーって新しくて面白かった。最後も爽やかに終わり、莉世の今後が気になりますが、続編作るのは難しいかなあ。

  • 2015/11/06読了

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